ケンブリッジ大学の貧乏学寮セント・アガサ・カレッジの卒業生で、国際的大企業の経営者が事故死したという報が、学寮付き保健師イモージェン・クワイのもとに入ってきた。

故郷の雪山に帰ってきたエリーは、姉と看板猫とともにミステリ好きの集う書店、ブック・シャレーを切り盛りしていた。

先の事件で心に傷を負ったフォーチュン。それでもシンフルは平常どおり――なのに、またもや事件が。

「おまえの助けが要る。たった今、きわめて重大と思われるあることがわかった。

出産を目前に控えたジョージーは、ようやく腕のいい料理人を雇うことができて、ほっとしていた。

ミステリ好き、クリスティ好きなアリシアとリネットの姉妹が出した読書会メンバー募集の告知に応えてきたのは、古着ショップのオーナー、医師、主婦、図書館司書に博物館勤務員といった面々。

18世紀ロンドン郊外。40歳の誕生日をむかえたティファニーは独身で、異母兄の世話をして暮らしていた。

クリスティの『白昼の悪魔』を映画化した『地中海殺人事件』の野外上演会、もちろん〈マーダー・ミステリ・ブッククラブ〉はそろって参加した。

ミステリ作家の卵であるアニーは、大叔母の住む村に招かれた。

実は英国政府のエージェントであるレドヴァースの依頼で、夫婦のふりをして豪華客船オリンピック号に乗り込んだジェーン。

大伯母の最期の言葉は「ヴェネツィア」だった。遺品のスケッチブックと3本の鍵の謎を解くため、キャロラインは水の都へ向かう。

クリスティ愛好家の読書会、捜査に乗り出す 蒸気船での豪華クルーズに参加したブッククラブの一行。

1992年の静かな2月なかばの朝。

新居に越してきた新婚夫妻が地下室の床下から掘り出したのは、若い女性の腐乱死体だった。

町外れで父と孤立して暮らす“変わり者”サリーは6歳までの記憶がない。

不敗の弁護士エイレングラフは言う、 「私の報酬は法外ですが、有罪になったら一銭も支払わなくて結構。

弟の訃報が届いたのは朝食後すぐのことだった。彼は車で何度も轢き殺されたという。

戦後ロンドン。

ぼくたちカニンガム家は曰くつきの一族だ。35年前に父が警官を殺したあの日以来、世間からは白い目で見られている。

ケンブリッジ大学の貧乏学寮セント・アガサ・カレッジ。

多くの悪徳警官を監獄送りにした元警部が命を絶った。

インドの“アガサ・クリスティー”が放つ謎解きミステリ！ムンバイ、テンプル・ヒル。

1967年末。

テムズ川沿いの高級住宅地リヴァービュー・クロースで、金融業界のやり手がクロスボウの矢を喉に突き立てられて殺された。

押し花を受け取った著名人が連続で殺される事件が起きた。

ここはロンドンの集合住宅の一室。女性がひとり。

レジェンドへのリスペクトを胸に 人気作家7名が全力執筆! 真正面から挑戦する超絶技巧の本格ミステリから、 女子高に潜入する火村とアリスや 不可解なダイイング・メッセージに挑む 江神たちEMCの面々まで。

生きるため、他人になりすましてきた“わたし”。

羊を殺して頓死した男の事件を皮切りに頻発する凶事。

20世紀初頭。華やかな時代の片隅で生きる売れないオペラ歌手と貧しいお針子―― ある事件が女たちの運命を狂わせる。

わたしはイングランドのバースにある、初版本協会のキュレーター。

ロボットたちと人類が平和裏にたもとを分かってから幾歳月。

クリスマス間近のある夜、湖畔の町で若い司書のジェニファーが殺された。容疑者は交際相手のトラヴィスで、犯行を認めていた。

人々に妖精の谷と怖れられる地で育った少女がいた。母は少女の名を隠し、二人は洞穴でひっそりと暮らしていた。

チャイナタウンのギャング団のボスが病没する。彼は所有する古い建物を堅気の姪に遺していた。

ピレネー山中で男性の惨殺体が見つかった。 死体の傍には謎の記号が描かれた石が残されていた。

18年前に起きたカルト教団《アルパートンの天使》集団自殺事件の謎……犯罪ノンフィクション作家がつかんだ、衝撃の真相とは!?

舞台は戦後ロンドン。戦時中にスパイ活動のスキルを得たアイリスと、人の内面を見抜く優れた目を持つ上流階級出身のグウェン。

神経の不調に悩む女にあてがわれた古い子供部屋。そこには、異様な模様の壁紙が貼られていた…。

喩えようもなく美しい聖歌『ミゼレーレ』と、パリの教会で起きた聖歌隊指揮者の不可解な殺害事件とはいかなる関わりがあるのか？　凶器はいったい何なのか？　遺体の両耳の鼓膜は破られ、付近には子供の足跡が残っていた。

ジェーンは英国の領主屋敷に滞在していた。

何の接点もない二人の女性が まったく別の場所で、同じ銃で狙われた！ 新天地でケイトが捜査にあたる驚くべき事件。

アマルフィの豪邸で黒い噂のある実業家が殺害され、一枚の絵画が盗まれた。

隔絶された山奥の高級ロッジを妻と旅行で訪れた捜査官ウィル。

エジプトでの優雅な休暇旅行のはずが、 ホテルの部屋で死体を発見 おまけに容疑者にされてしまい・・・・・・ アガサ賞最優秀デビュー長編賞受賞 若くして寡婦となったジェーンは、叔母の付き添いでエジプトのカイロに建つメナハウス・ホテルに滞在していた。

1930年。スイスで教師をするアタランテのもとに疎遠だった祖父の訃報 が届く。

砂浜にそびえる岩の上で探偵作家ハリエット・ヴェインが見つけた男は、無惨に喉を掻き切られていた。手元にはひと振りの剃刀。

家族思いなエイダンは実は連続殺人犯で、次の獲物、レイチェルを監禁している。

丘陵地帯に居を構える繊維王の一家。

「黒死館殺人事件」でおなじみの刑事弁護士・法水麟太郎が活躍! 北多摩の尼寺・寂光庵。

ある小国の元首相の手記を南アフリカからロンドンの出版社に届けてほしいと旧友から頼まれたケイド。

ショートショートの先駆者であり、怪奇探偵小説の分野で多くの掌編小説を残した城昌幸。

人が消え、部屋も消え、路地まで消えた……。

老舗・桜山ホテルで、憧れのアフタヌーンティーチームで働く涼音。

クリスマスを前にやることが山積みのパールは、中傷メッセージ入りのクリスマスカードを受けとったと友人のネイサンに相談される。

1881年イギリス、エセックスのターングラス館で起こった毒殺事件。