唯一無二の主人公、再び。

誰にでも青春があった。被害者にも犯人にも、そして刑事にもー。

「島崎、わたしはこの夏を西武に捧げようと思う」中２の夏休み、幼馴染の成瀬がまた変なことを言い出したー。

救急医・武田のもとに搬送されてきた、一体の溺死体。その身元不明の遺体「キュウキュウ十二」は、なんと武田と瓜二つであった。

月島美佐はネイルサロン『月と星』を営むネイリストだ。

わたしは、この「ちいさな集まり」の一員になったときの母が、もともとの母であるような気がした。

小学生のとき、担任の先生と町の外からやって来た男が駆け落ちしたのを忘れられない主婦。

カメラマンの新夏は啓久と交際5年。

「とにかくヘンな小説をお願いします」 そんな型破りな依頼に応えるべく、炒めて煮込んで未知の旨味を引き出した傑作集。

老舗・桜山ホテルで、憧れのアフタヌーンティーチームで働く涼音。

恋愛小説の名手が満を持して描く故郷・金沢の女たち 金沢の花街に生きる２人の芸妓。

とある家電メーカー総務部勤務の尚成は、同僚と二個体で新宿の量販店に来ています。

「見守り屋、やってみない?」 五年付き合った彼氏から突然の婚約破棄を告げられ、恋人と住処をなくした派遣社員の水沢恵麻。

横浜で探偵業を営む遠刈田蘭平のもとに、一風変わった依頼が舞い込んだ。

世界遺産・藤湖のまわりを囲むようにそびえ立つ、静謐な佇まいの十燈荘。

おしゃべりと食べることと仕事が大好きな33歳のひまりは、ある夏の日交通事故に遭ってしまう。 目が覚めると体が動かない。

探偵の音更風゛(おとふけぶう)は、カルト的人気監督・鳳灾子(おおとりさいこ)から新作映画の監修を依頼された。

大学三年生の吉乃は夏休みのある日、伯父が営む古書店を訪れた。

東京・新宿にある都立高校の定時制。 そこにはさまざまな事情を抱えた生徒たちが通っていた。

それは、ただのレースではない。２年連続で本選出場を逃した崖っぷちチーム、古豪・明誠学院。

５２ヘルツのクジラとは、他のクジラが聞き取れない高い周波数で鳴く世界で一頭だけのクジラ。何も届かない、何も届けられない。

フリージャーナリストとしての活躍の道が拓けずくすぶっていた寿美佳(すみか)は、摂氏六十度を軽く超える砂漠の地で、鉱石を運ぶトラックに乗っていた。

日本仏教の最大宗派・燈念寺派。

ミステリ界の旗手が仕掛ける本格頭脳バトル小説! 射守矢真兎(いもりや・まと)。女子高生。

一緒に生きよう。あなたがいると、きっとおいしい。

ああもう、本当に、世界が滅びるなんて最高だ。

天羽カインは憤怒の炎に燃えていた。本を出せばベストセラー、映像化作品多数、本屋大賞にも輝いた。

野党第一党の高月馨は窮地に追い込まれた。

数百年続く、凄惨なる呪いの戦い――。至高の恐怖と異形の謎に挑め。

婚約者・坂庭真実が忽然と姿を消した。 その居場所を探すため、西澤架は、彼女の「過去」と向き合うことになる。

物語のラストでこれまでの景色が一変する「どんでん返し」。そんな短編を5つ、収録しました。

大学を中退し、夜の街で客引きのバイトをしている優斗。

――恋愛感情がない。性欲がない。

些細なことで、私たちの運命は変わってしまう。

「日本のバンクシー」と耳目を集めるグラフィティライター界の新鋭・ブラックロータス。

幕末日本。幼いころから綺麗な石にしか興味のない町娘・伊佐のもとへ、父・繁蔵の訃報が伝えられた。

真実を見抜き、罪を償わせる。 たった、それだけ。

日向由衣は裁判官に任官して三年目。念願がかなって志波地方裁判所の刑事部に配属された。

誰も知らなかった湯川(ガリレオ)の秘密 南房総沖に、男の銃殺死体が浮かんだ。

少年の命を救うのは、どちらの正義か。 大学病院で、手術支援ロボット「ミカエル」を推進する心臓外科医・西條。

5階建ての新築分譲マンション、アドヴァンス・ヒル。

群馬県警本部捜査一課の刑事、白澤蕗の前に、数年ぶり現れた兄・然。

麻雀や将棋、競輪や競馬、そして株。

数百年先に帰ってくるかもしれない。懐かしい、この浜辺に―ー。

「神」とまで呼ばれた天才少女はなぜ、自身の手がける舞台の上演中に死んだのか？ 女子生徒だけの演劇学校に入学した結城さやかは、劇作家を目指している。

小川哲の精緻な設計は、眼と舌、移動と思考を等価であるかのように見せかける。 凄い。

高層ビル建設現場で大型クレーンが倒壊し、作業員が死亡、周囲に多大な損害をもたらした。

激化する独ソ戦のさなか、赤軍の女性狙撃兵セラフィマが目にした真の敵とは──デビュー作で本屋大賞受賞のベストセラーを文庫化

神社に詩集を置かせてくれと頼んできた女子高生の佑紀奈には、玲斗だけが知る重大な秘密があった。

東京地方裁判所、104号法廷。

ーー決して解かれえぬ謎と共に炎に包まれ、この世から消え去った「大樹館」。

「お嬢様の素晴らしすぎるお考えは、 残念ながら『休むに似たり』でございます」 1笠原邸の殺人　 自宅にて、絞殺死体で発見された資産家の老人。

その死体は信長――密室殺人事件に巻き込まれた私は、うっかり本能寺の変の謎に挑んでしまう……。

「変な怪談を聞きに行きませんか？」会社の部下に誘われた大学のオカルト研究会のイベントで、とある怪談を聞いた日を境に高山カレンの日常は怪現象に蝕まれることとなる。

新人賞を獲ったばかりの作家の卵が殺された。若手刑事の高千穂は、作家兼業の名物刑事・毒島と捜査を開始する。

人気上昇中のピン芸人・ミワ子が、コミカルなエッセイ&ショートショート集を発売した。