ミステリの女王セイヤーズが創造したピーター・ウィムジイ卿は、従僕を連れた優雅な貴族探偵として世に出たのち、作家ハリエット・ヴェインとの大恋愛を経て人間として大きく成長し、古今の名探偵の中でも屈指の魅力的な人物となった。

殺人の疑いのある死に際会した場合、検視審問を要求するべきか否か。

実直な建築家が住むフラットの浴室に、ある朝見知らぬ男の死体が出現した。

裁判官による説示。被告人ハリエット・ヴェインは恋人の態度に激昂、袂を分かった。

ピーター・ウィムジイ卿の兄ジェラルドが殺人容疑で逮捕された。しかも、被害者は妹メアリの婚約者だという。

年の瀬、ピーター卿は沼沢地方の雪深い小村に迷い込んだ。

劇的な出会いを果たしたハリエットとピーター卿はようやく結婚にこぎつけた。

砂浜にそびえる岩の上で探偵作家ハリエット・ヴェインが見つけた男は、無惨に喉を掻き切られていた。手元にはひと振りの剃刀。

探偵作家ハリエットは醜聞の年月を経て、母校オクスフォードの学寮祭に出席した。

女流作家ドロシー・L・セイヤーズの傑作短編を日本独自の編纂で集成! 〈モンタギュー・エッグ〉シリーズ四作とノン・シリーズ物八作を収めた、英国セイヤーズ協会推薦の一冊! 「収録作品は、いずれもセイヤーズの生前に刊行された三冊の短編集の短篇集の

釣師と画家の楽園たるスコットランドの長閑な田舎町で、嫌われ者の画家の死体が発見された。

英国黄金時代を担ったミステリの女王セイヤーズ。

騒々しかった休戦記念日の晩、ピーター卿はベローナ・クラブを訪れた。

ビーフ巡査部長の名推理。 パズラーの精髄がここに。

屋敷に満ちる憎悪と悪意。ファラデー一族を次々と血祭りにあげる姿なき殺人鬼の正体とは……。

相次ぐ盗作訴訟問題の解決を依頼され、出版界の悪意に挑むネロ・ウルフ。

『世界推理短編傑作集』は江戸川乱歩が愛読する珠玉の名作を厳選して全5巻に収録し、19世紀半ばから1950年代までの短編推理小説の歴史的展望を読者に提供してきた。

暗号のような言葉を残しロンドンの夜に消えた女。

売春宿で殺されたサミット関係者の男。テロを警戒する政府はポーに捜査を命じる。

ミステリー専門書店の店主マルコムのもとに、FBI捜査官が訪れる。

開拓時代のウエスト・ヴァージニアを舞台に、無法と悪に挑戦するアブナー伯父の活躍を描く名作から、作者生前の短編集には未収録の作品を全編収めた待望の一巻！　天の使い、悪魔の道具、私刑、地の掟、不可抗力、ナボテの葡萄園、海賊の宝物、養女、藁人形、偶然の恩恵、悪魔

ミステリ好き、クリスティ好きなアリシアとリネットの姉妹が出した読書会メンバー募集の告知に応えてきたのは、古着ショップのオーナー、医師、主婦、図書館司書に博物館勤務員といった面々。

伝説の「さまよえるユダヤ人」を名乗るアハスヴェルが主宰する教団「光の子ら」を糾弾すべく準備を進めていたカルト宗教の研究者ウルフ・ハリガンは、ひょんなことから知り合った作家志望の青年マット・ダンカンの協力を得、二人は「光の寺院」で開かれる教団の集会に参加する

広告主が訪れる火曜日のピム広報社は賑わしい。特に厄介なのが金曜掲載の定期広告。

思わぬ陥穽に翻弄されるプリーストリー博士。

鬼才・殊能将之氏が「これがめちゃめちゃおもしろい。

ストリッパーとしてオハイオ州コロンバスのゲイエティ劇場に出演していたジプシー・ローズ・リーは、旧知の興行主Ｈ・Ｉ・モスに誘われ、親友のジージー・グレアムとともに、彼がオーナーを務めるニューヨークのオールド・オペラ劇場に移籍する。

戦後ロンドンで結婚相談所を経営するアイリスとグウェン。ある日、初めてアフリカ出身の入会希望者が現れた。

上海郊外の湖畔に建つ陸家の館で殺人事件が起こる。

捜査陣を惑わすアリバイの迷路 砧が解き明かした驚くべき真相とは? 名探偵、砧順之介自身の事件 孤高の本格推理作家が遺した 幻の力作長編、、ついに刊行!

猟奇連続殺人や入り組んだ構成、特殊設定ばかりがミステリーじゃないっ! 1960年代のニューヨーク。

《名作ミステリ新訳プロジェクト》空襲が迫る1940年の英国。若き歴史学者は、スコットランドの妖気漂う古城ヘ旅立った。

広大な敷地を所有するデスパード家の当主が急死。その夜、当主の寝室で目撃されたのは古風な衣装をまとった婦人の姿だった。

父親は大金持ち、本人は大学の講師と交際している札つきの問題児――そんな学生バーバラの誘拐計画が進行中だという怪しげな話が、大学当局に飛びこんでくる。

壮絶な過去をもつ元スパイに託された仕事は、 腐敗した街をさらに腐敗させること――。

エラリー・クイーン研究の第一人者によるクイーン入門ガイド! あなたは本格ミステリを読んでいて、エラリー・クイーンという名前を目にしたことはありませんか? 世界最高の本格ミステリ作家と呼んでも過言ではないでしょうーーこのクイーンから絶大な影響を受け続け、日

〈木曜殺人クラブ〉のエリザベスは、元夫で英国のスパイのダグラスと再会する。

日本探偵小説草創期に活躍、江戸川乱歩や甲賀三郎と並び称された巨匠・大下宇陀児。

舞台は寒風吹きすさぶスコットランドの人里はなれたエルカニー城。

かつて老執事が奇怪な死を遂げた“幽霊屋敷”ことロングウッド・ハウス。

エラリイに匿名の手紙が届く。

赤い博物館こと犯罪資料館に勤める緋色冴子が、過去の事件の遺留品や資料を元に、未解決事件に挑むシリーズ第二弾。

大規模な詐欺事件を調査していたキャスターが、不可解な事故で死んだ。

28歳のポールの特徴は“平凡すぎる”顔だ。病院を慰問し、彼を自分の身内と思いこんだ老人たちを癒す日々を送っている。

英国人が建築し、代々の主が非業の死を遂げたグレイブルック荘。

1992年の静かな2月なかばの朝。

製靴業で成功したポッツ家の当主コーネリアには子供が６人いる。

法廷弁護士にして裁判官の資格を持つ美貌の修道女フィデルマが、アイルランドの各地を巡り難事件を解決する。

1930年、ロンドン。名探偵レイチェル・サヴァナクには、黒い噂がつきまとっていた。

呪われた帆船で連続する怪事件は 悪魔の仕業か? 海洋冒険+怪奇小説+不可能犯罪。

「ストレートで高純度の本格ミステリ。 よくぞ掘り出してくれました。

1936年、ロンドン。高名な心理学者リーズ博士が、自宅の書斎で何者かに殺されているのが発見された。

狡猾な犯罪者が企みを傾けた殺人の顚末 自らの罪を蔽うべく男は計画を練る―― 探偵小説界の巨匠、文庫傑作選決定版 日本探偵小説草創期に江戸川乱歩や甲賀三郎と並び称された巨匠・大下宇陀児の短篇の精髄を全二巻に集成した文庫傑作選。

新発明『第四のガソリン』を巡る争奪戦。

その男は一人また一人、巧妙に尊い命の灯を吹き消してゆく。

ヨーク公階段で何者かと衝突した銀行家が、数分後に別の場所で死亡した。