江戸川乱歩賞史上に残る問題作。七年の構想を経て、いま復活。

連続爆弾犯のアジトで見つかった、心を持たない男・鈴木一郎。逮捕後、新たな爆弾の在処を警察に告げた、この男は共犯者なのか。

「見えているのに見えないもの、それを捜すのよ」 オシャレすぎる女性警視が新米刑事に突きつけた言葉の意味は? 美大に通う女子学生が背中をめった刺しにされて殺された。

晴男は中年女性・優子にレイプ現場を目撃され、彼女の家に連れて行かれる。

二〇一七年、東京竹芝で善良な弁護士、白石健介の遺体が発見された。

大正十三(1924)年七月、鳥取県鳥取市──。

誰も知らなかった湯川(ガリレオ)の秘密 南房総沖に、男の銃殺死体が浮かんだ。

二十五年前に家族を捨てて出ていった父親が突然戻ってきた。妻と娘夫婦が経営する八ヶ岳の麓の園芸店へ。

黒人少年射殺事件を発端に、人種間の緊張が高まるLA近郊。韓国系アメリカ人のグレイスは両親が営む薬局で働いている。

三千冊の本を載せて走る移動図書館「本バスめぐりん」との出会いは、屈託を抱えた利用者たちの心を解きほぐしていく。

所轄の盗犯刑事から県警本部に引き上げられた若き警部・八神。

高機能自閉症で言葉を発した事のない11才の少年ウッディ。

社会派エンターテインメントの雄が贈る衝撃作 「わたしたちの過去も現在も未来も写しとられている。

東京・奥多摩の山中で他殺体が発見された。警視庁捜査一課の樋口班は現場に急行。

「君は満洲という白紙の地図に、夢を書きこむ」日本からの密偵に帯同し、通訳として満洲に渡った細川。

殺された技能実習生、徘徊する老人、消えた女子高生、疑惑の新人巡査。女性巡査部長が見た、小さな町の歪(いびつ)な絆。

死刑が廃止されてから28年後。

警察組織からの落伍者たちを飼い殺しにしていると噂される動坂署。

夏休み、お金がなくて暇を持て余している大学生達に風変わりなアルバイトが持ちかけられた。

かつて連続殺人を犯した16歳の少年・児玉永久は、天才的プロファイラー・中島保の保護の下、晩期死体現象と法医昆虫学の研究を続けていた。

埼玉県警の何森(いずもり)は、昔気質の一匹狼の刑事である。仕事一筋ながら協調性はなく、県内の警察署を転々としていた。

「エリック・ベリマンの命を奪うつもりだ。

警察小説界注目の実力派作家・麻見和史氏が文春文庫初登場です!主人公の藤木は50代の男性刑事。

顔なき女は燃やす。人を家を男を。

新たな警察小説のシリーズが誕生した!刮目せよ、刑事たちの執念の捜査を! 15年前、ひとりの少女が突如失踪した。

大手デベロッパーのIR部に勤務する松永光弘は、自社の高層ビル建設現場の地下へ調査に向かっていた。

あかね町には人殺しがたくさんいて、至るところでしょっちゅう人が殺されている――。

激化する独ソ戦のさなか、赤軍の女性狙撃兵セラフィマが目にした真の敵とは──デビュー作で本屋大賞受賞のベストセラーを文庫化

殺し屋シリーズ最新作。世界で最も不運な殺し屋、ふたたび!! あの世界で一番不運な殺し屋が、また騒動に巻き込まれる――。

性犯罪者たちの弁護をし、度々示談を成立させてきた悪名高き弁護士の小諸成太郎。ある日、彼の九歳のひとり息子が誘拐される。

殺人の記憶を持つ娘に惑わされる作家。消えた三つの他殺体を追う刑事。

家庭内で、幼い命が奪われた。逮捕されたのは、母・夏海の交際相手。

「私たちが絆を断った日、島は赤く染まった。

バブルに沸く昭和後期。一見、平凡な家庭の北山家では、元情報員の妻宮子が姑セツと熾烈な争いを繰り広げていた。

『十六夜月』がヒットしたことで作家としてのステージが上がった李奈。

法曹の道を目指してロースクールに通う、久我清義(くがきよよし)と織本美鈴(おりもとみれい)。

札幌市近郊の町、荏原市で発生した女子大生殺人事件。

六年付き合った彼氏に手酷く裏切られたＯＬ・麻友が出会ったのは「合法復讐屋」エリス。

閑静な別荘地で起きた連続殺人事件。 愛する家族が奪われたのは偶然か、必然か。

4月。桜祭りで開放された米軍横須賀基地。

売春宿で殺されたサミット関係者の男。テロを警戒する政府はポーに捜査を命じる。

昭和のはじめ、日本最初の専門精神科病院で起きた凄惨な事件。新米医師が謎解きに挑む。

『ジェノサイド』の著者、11年ぶりの新作! マスコミには決して書けないことがある―― 都会の片隅にある踏切で撮影された、一枚の心霊写真。

東京に住む保阪宗佑は、娘を暴漢に殺された。妊娠中だった娘を含む四人を惨殺し、死刑判決に「サンキュー」と高笑いした犯人。

「あたし、まえはサーカスにいたの」 大正14年。

高齢ドライバーによる死亡事故、それは本当に〈老いの宿命〉だったのか? 高齢男性の運転する軽トラックがコンビニに突っ込み、店員を轢き殺す大事故が発生。

努力と競争を過剰にもてはやす「ネオ実力主義」が台頭し、働かないヤツは人間の屑、と糾弾される社会で、思いがけず病気になってしまった男。

あの日、雷が落ちなければ、罪を犯すことはなかったー。埼玉で小料理屋を営む藤原幸人を襲った脅迫電話。

元特捜検事・宗光彬。 高度な法律関連事案の解決を請け負う彼は、裏社会の人々から「非弁護人」と呼ばれる。

恩人の命令は、思いがけないものだった。 不当な理由で職場を解雇され、腹いせに罪を犯して逮捕された玲斗。

40歳独身の尚之は、お見合いパーティーで“サトウミサキ”と出会う。

「われわれの契約は、これで終わりだ」探偵ホーソーンに、彼が主人公のミステリを書くのに耐えかねて、わたし、作家のホロヴィッツはこう告げた。

喫茶店経営者が、客を人質にして籠城した。猟銃を所持する犯人は交渉人を銃撃、そしてテレビでの生中継を要求する。

不思議な共同生活を送る彼女たちの目的とは。

小学校最後の夏休みが終わった。小学校卒業まであと半年。

麻薬密売組織に潜入していた麻薬捜査官(マトリ)の加納良と連絡がつかなくなった。