団地のベランダから落ちそうになった西沢芳恵の一人息子を救った佐原。 いかにも善良そうで魅力的な男だった。

駆け出しの舞台役者・三枝彩乃は公演の稽古に励む毎日だったが、ある晩、母が急病で倒れてしまう。

女子大生の塚川亜由美は、親友の聡子と温泉へ!そこで出会ったのは、聡子の親戚の朱美と、訳アリ恋人の河本だった。

青山のアパレルショップ店長、真知子。

家族の絆を裂き、人生を狂わせる、卑劣な<オレオレ詐欺>。片山は捜査の過程で三輪山和美という女生徒と出会う。

結婚1周年を祝って間もない加奈子に、突然の訃報が届いた。

直井みすずは幼い娘を連れて義母の家に向かう途中、立ち寄った雑貨店で強盗事件に遭遇。

将来有望な夫と可愛い娘のいる沢柳智春が犯した、たった一度の過ち。

「あの英秀治郎ですか?」 旅行社の風谷は信じられなかった。 誰もが知っている有名作家が、二十年ぶりに英国から帰国する。

突如、大地震に襲われた“町”。道路が遮断され、15軒の家が完全に孤立した。

見栄でついた噓のせいで、 殺人事件に巻き込まれる! 「彼女が不治の病であと半年の命なんだ」 高校一年の酒井健一が見栄を張ってついた噓は、 クラスメイトから同情され、 ついにはカンパ金まで渡されることに。

ハープの夕べに、愛がめばえ、シンバルの夜は、恐怖に凍る。行間からメロディが聞こえてくる愛とホラーの連作集。

警察から逃げている犯罪者、借金取りに追われている保険外交員、少女を襲いかけた男、会社の金を横領したサラリーマン。

十津川班の新米刑事・津村の両親が殺された。

ミステリーの"今"を堪能する! 豪華15作家による最強アンソロジー。

文具メーカー・ABカルチャーに勤める奈々子は、責任感はあるが惚れっぽい性格が玉に瑕。

出世して福岡からやってきたサラリーマン・市野庄介は空港で、通称「踊り屋」と呼ばれる用心深い性格の殺し屋と間違われてしまう。

巨大な複合施設〈Kヒルズ〉の夜警である栄田雄一郎は、深夜の巡回中にまるで幽霊のような少女と出会う。

大富豪の宮島勉とその秘書・田ノ倉良介。

早川一家は母が泥棒、兄が殺し屋、妹が詐欺師で弟が警察官、そして唯一みなの秘密を知る圭介が弁護士、という奇想天外な家族だ。

大宅令子は警視庁捜査一課のベテラン警部を父に持つ大学生探偵。

新聞記者の浜中悠一は、婚約して七年。 ついに同僚の室田亜紀と結婚式を挙げる。

水城澄音と韻子姉妹は、母に厳しいレッスンを強いられつつも、ピアノとヴァイオリンの天才少女と呼ばれていた。

こんなはずじゃなかったのに――。平和な日常が反転する傑作短編集。

深夜、自宅の電話が鳴った。「今、踏み切りのそばなの。

団地に暮らす専業主婦・浩枝は、現実と見まがうような「人が死ぬ悪夢」にうなされていた。

登場人物が読者と一緒に年をとる「爽香」シリーズ第36弾！　杉原爽香は、恩師の河村布子から、布子の古い知人・小川久子の娘が起こした殺人事件について相談を受ける。

高校生の有貴は三年前の殺人事件を機に記憶を失った母と二人暮らし。父は別居し、若い恋人に夢中だ。

結婚を控えた女性警官が政治家をかばって凶弾に撃たれた! 悲劇の背後にはふかい闇があるようで――。

陰惨な事件に巻き込まれ両親を失った11歳の美沙は心に深い傷を負う。

お前は今日から川中歩美だ―少年院を出たその日から、私は財閥令嬢の身代わりとなった。

「我々は知りすぎているんです。お互いのこと、自分のことを知りすぎている。

押しに弱く、彼氏の坂西と別れられず困っていた歩美。

家族旅行先で、入水自殺を図ろうとした“AYA”を助けた爽香と明男。

月波家の自宅裏口に若い男の死体があった。その日を境に、平凡だった家庭の生活の歯車が狂い出す。

ドイツでの仕事ついでに、ロマンチック街道を観光中のクロロック一行。

殺し屋を看取った日から、少女の周りで何かが動き出す。傑作長編ミステリ。

金森咲代は、とある女子校の創立者で現在も校長、理事長を兼任している。一方、夫の進二は、常に妻の付属品扱い。

ある日、爽香の元に高校の同級生・井田の娘から一本の電話が。なんと、妻殺しの容疑で井田が逮捕されたという。

東京の大学へ入って一人暮しがしたい―。

森はすべてを見ていた。

二年前に“男と心中する"と手紙を残して失踪した母。

小さな雑貨卸売会社に勤める28歳の会社員。毎日、目の回るような忙しさだが、その奇妙な電話は、仕事中にかかってきた。

この物語のヒロイン、塚川亜由美。私立大の文学部に通う二年生、少々あわてんぼうの19歳の娘である。

テニス同好会の合宿中、妻子ある雇問と火遊びの後、何者かに殺された“彼女”が、後輩たちの前に現れて「私を殺した犯人を捜して」と(幽霊はテニスがお好き)。

「娘に渡して」と、偶然出会った女から 写真を託された梓悠季。

生まれ故郷に帰ってきた女性。

二十五歳の女性ピアニストが巻き込まれたトラブルの解決に、片山刑事らが奔走する“三毛猫ホームズ”シリーズの「三毛猫ホームズの殺人協奏曲」、“天使と悪魔”シリーズの「天使の寄り道」、“三姉妹探偵団”シリーズの「晴れ姿三姉妹」、“幽霊”シリーズの「幽霊親睦会」、

文具メーカー勤務の竹中秀治は、職場結婚することになった純江と新居を探していた。

昼近くに目が覚めた高校三年生の小西智子は、ぐっすり眠ってしまったことが自分でも信じられなかった。

天才ピアノ少女〈黒鍵〉との出会いが事件の始まりだった！ 夏休み最後の日の夜。

〈この恨みは、死んでも必ず残る。きっと、化けて出てやる。

“私の事を、父は「ガラスの人形」だと呼んでいた。脆い、脆い、透き通ったガラスの人形だと。

上水流涼子は弁護士資格を剥奪された後、頭脳明晰な貴山を助手に探偵エージェンシーを運営。

誰かの死の謎を解き明かすより、生きている誰かのために捜査をしたい―。

ホテルマンの爽太は、薬剤師の毒島(ぶすじま)さんに思いを寄せている。