オカルトに憧れる「僕」は、ある日の下校中、自分の指へ絡む黒い糸に導かれ、死体を見つける。

クラスメートの代わりにミステリーツアーに参加することになった『おれ』。

五歳で両親を亡くした『僕』は、幽霊に会えると噂の高校へ進学した。

人に不用意に近づきすぎないことを信条にしていた大学一年の春、僕は秋好寿乃に出会った。

自分で殺した女の子に恋をするなんて、どうかしている。 「私、死んじゃいました。

ある秘密を抱えた月ヶ瀬和希は、知り合いのいない環境を求め離島の采岐島高校に進学した。

二周目の人生は、十歳のクリスマスから始まった。

突然の事故で記憶と左眼を失ってしまった女子高生の「私」。

人にはポイントがある。ルックス、学力、コミュ力。

この一冊で世界が変わる、かもしれない。 実業之日本社創業120周年記念! 小社文庫限定の書き下ろしあとがき収録。

選考に関わる全ての人の心を震わせた、第23回電撃小説大賞≪大賞≫受賞作　 大切な人の死から、どこかなげやりに生きてる僕。

友達の死から始まった苦い夏休み。僕らは、幽霊に導かれて旅に出た。

架空の青春の記憶を植えつけられた青年は、その夏、実在しないはずの幼馴染と出会う。これは、始まる前に終わっていた恋の物語。

九歳の夏休み、少女は殺された。あまりに無邪気な殺人者によって、あっけなく―。

二人の結末を見届けた時、きっともう一度読み返したくなる――。

つらい記憶を消してくれる都市伝説の怪人「記憶屋」。それに頼ることを選んだ彼らはどんな想いを胸に抱えていたのか―。

命をひとつ犠牲にして、願いは複雑に絡み合う――。 「今年は最悪の夏休みだ。

二〇六〇年、三度目のオリンピック開催が迫る東京で、人型ロボットを使った国家的極秘プロジェクトが進んでいた。

恋人の過去と繋がる一冊の交換日記。本当に好きだった。

雪降るある日、いつも通りに登校したはずの学校に閉じ込められた8人の高校生。

“夜見師”―祀られている祟り神を始末する者。その存在を知る者は限られている。

鬱屈した日々を送る大学生、筧井雅也(かけいまさや)に届いた一通の手紙。

視力をなくし、独り静かに暮らすミチル。職場の人間関係に悩むアキヒロ。

森野夜が拾った一冊の手帳。そこには女性がさらわれ、山奥で切り刻まれていく過程が克明に記されていた。

目覚めると、私は闇の中にいた。交通事故により全身不随のうえ音も視覚も、五感の全てを奪われていたのだ。

何なんだこれは!天才・乙一のジャンル分け不能の傑作短編集が「1」、「2」に分かれて、ついに文庫化。

とある町で行き倒れそうになっていた謎の青年・夜木。

「わたしは腕に犬を飼っている―」ちょっとした気まぐれから、謎の中国人彫師に彫ってもらった犬の刺青。

広島から神奈川の病院に実習に来た研修医の碓氷は、脳腫瘍を患う女性ユカリと出会う。

生きづらさを抱え、退屈な高校生活を送る僕に、ある日届いた１通のメール。

飼育係になりたいがために嘘をついてしまったマサオは、大好きだった羽田先生から嫌われてしまう。

男子高生の刺死体が、青山の路上で発見された。被害者は近隣の名門校に通う17歳、原田聡吾。

[先輩が私を模したアンドロイドを作った][先輩がありとあらゆる内臓を売られてしまった。

どうして私を誘拐したんですか――? 色鮮やかな青春ミステリ。

幼子の母亜矢子の最近の苛立ちの原因は、ママ友仲間の中心人物麻由による理不尽な嫌がらせ。

「賭けをしませんか?」と受話器の向こうの女は言った。 「十二歳の夏、あなたは初鹿野さんに恋をしました。

京都の陰陽師、出張します! 恋と不思議の大人気シリーズ第9弾! 関東本部から呼ばれた澪人と一緒に、夏の間だけ実家に戻ることにした小春。

ドミトリータイプ、キッチン、バス、トイレ共同、敷金礼金なし、保証人不要、性別および年齢制限なし。

冬はどこまでも白い雪が降り積もり、重い灰白色の雲に覆われる町に暮らす高校生の小柚子と弥子。

中学三年生の緒方櫂は復讐心をたぎらせていた。従弟が上級生たちから凄絶ないじめに遭った末に意識不明の重体に。

家庭も仕事も行きづまっていた梅宮正樹は、妻子と要介護の母を連れ、田舎町・睦間に移り住む。

雪弥と気持ちを通わせた香乃は、これから築いていく関係に戸惑ってばかり。

その女を、入れてはいけない。入れれば最後、家はたちまち食い尽くされる。

209号室の葵は、あなたのすぐ側に。人気作家が描くホラーミステリ! 高級マンションで次々と起こる怪異。

いつかきみに、七月の雪を見せてあげる。あの日、彼女は青く光る海を見ながら、僕にそう約束してくれた―。

母は死に、父は人を殺した――。

『質問が三つあります。彼女はいますか?煙草は吸いますか?最後にあなたは―』突然見知らぬ女にそう問いかけられた雪の日。

バラバラ死体をビニール袋に詰めて川に捨てていた女が、都内で現行犯逮捕された。

たった一度の人生、失敗したくない。そう願ってきたのに「成功」できていない落合美緒。

1955年7月、パイ屋敷の家政婦の葬儀がしめやかにおこなわれた。

『出版禁止』でミステリー界を瞠目させた長江俊和氏。

神様のような清廉潔白な教師、坪井誠造が逝去した。その通夜は悲しみに包まれ、誰もが涙した。

遠野の老舗旅館「迷家荘」の番頭として平穏な日々を過ごしていた司貴の元に、突然担当編集者が会いに来た。

決して調べてはいけない。見てはいけない。

ライターの原田璃々子は、二十三区のルポを書くため、いわくつきの場所を巡っていた。

大学二年生の五月。二十歳の誕生日の記念に、清貴と葵は“九州・超豪華寝台列車の旅”に行くことになった。