クリスマス・ソングが流れ、宝石のように煌めくマンハッタンの街、この激戦区で老舗コーヒーハウスを切り盛りするクレアは、今年はクリスマス特製クッキーの甘い香りで道行く人々を誘惑する作戦を立てた。

「ユンヨン」「アントチーノ」「ボンボン」―そんな誰も聞いたことのないコーヒーを注文しては、バリスタたちを困らせる客がビレッジブレンドに現われた。

容姿も家事も完璧。ガーデニングまで得意な未亡人メアリーが引っ越してきて、小さな村の住人たちは美しい新参者に夢中になった。

うまくいくはずなんかなかったのに、予想を裏切って？お手柄の連続。

ミセス・ポリファックスはちょっとした行きちがいからCIAに採用されてしまったボランティア・スパイ。

サンゴ礁と魚たちが織りなす美しい水中庭園―セオドシアが水族館の巨大水槽をうっとりと眺めていると、目の前の水中で必死にもがく男性の姿が、あれは元恋人パーカー!?懸命の救助も間に合わず、彼はその場で絶命した。

NYの億万長者ビッドウェルが誘拐され、犯人が五千万ドルの身代金を要求してきた。

ロンドンで半年間の仕事を終え、カースリーの村にようやく戻ってきたアガサのもとに、初の探偵仕事が舞いこんだ。

村にやってきた新しい獣医はハンサムな独身男。アガサはさっそく健康そのものの飼い猫ホッジをダシにしていそいそと診療所へ。

ミセス・ポリファックスは、ひょんなことでCIAに採用されてしまったおばちゃまスパイ。

遙か遠い地中海の島キプロスに、一人降り立ったアガサ。

念願叶って、ついにアガサはハンサムな隣人ジェームズとの結婚にこぎつけた。ところが式の最中に「中止しろ!」と叫ぶ声が。

風にたなびくリボン、あふれる薔薇。閑静な森は美しく輝き、まるで魔法をかけられたかのよう。

CIAにとってなんともいまいましくも頼もしい存在が、ボランティア・スパイのミセス・ポリファックス。

ミセス・ポリファックスは、日頃はボランティアに精を出す、気のいいアメリカのおばちゃま。

「新しい人生のスタートよ!」PR業界を引退し、英国一美しいコッツウォルズの村で、憧れの隠居生活をはじめたアガサ・レーズン。

貸切バスでメキシコ旅行へ出発した、アンジェラとキャレドニアをはじめとする〈海の上のカムデン〉有志。

高級リゾート、アスペン。でもゴルディは優雅な生活とは縁がない。

ミセス・ポリファックスは、ひょんなことからCIAのスパイになった気のいいおばちゃま。

夜の八時少し過ぎ、スザンヌがいつものようにベッドに入って眠りかけた頃。

ミセス・ポリファックスは、自分の住む市のガーデン・クラブの役員で、病院でボランティアをする、要するにどこにでもいるアメリカのおばちゃまだ。

ダイエット効果抜群と評判の美容スパで、従業員が殺された。

「こんなにしてまで有名大学に」息子アーチを名門私立学校に通わせだしたゴルディは、校長邸で行なわれた進学指導夕食会のケータリング中驚かされる。

一人目は自販機業者、二人目は庭師…。お年寄りが優雅な老後を過ごす高級老人ホーム“海の上のカムデン”で連続殺人が発生。

クリスマス・シーズンを迎え、ケータリング業を営むゴルディは大忙し!そんなとき、前地区検事が死体となって発見される。

誰彼なしに顎でつかい、お高くとまった言動は数知れず。

新学期が始まり時間のできたルーシーは、新聞社で働くことに。そこへ入ったのが娘がかよう小学校に爆弾がしかけられたとの通信。

砂浜におりる階段の下にころがった死体がアンジェラのものなら、誰もが他殺と決めてかかり、少しも驚かなかったろう。

母親業に週刊新聞の臨時記者、加えて図書館の理事まで引き受けてしまったルーシー。

超ワガママ女ビリーの結婚パーティをケータリングすることになったゴルディ。

“デブ・ファイブ”として友情と思い出をはぐくんできた5人。

古いお屋敷の改装を手伝うこととなったジェーンとシェリイ。

毎年楽しみにしているクリスマスクッキー交換会。今年はルーシーが自宅を会場提供したのはいいが、苦労は並大抵ではなかった。

親友スーの娘が大富豪と結婚することになった。

1942年、イギリスの特別作戦執行部の工作員であるわたし、マギー・ホープは、戦局の行方を左右する重大な情報を持っているはずの工作員を救うため、ドイツ占領下のパリに潜入した。

クリスマスに催したクッキー交換パーティに感心したという新婦の願いで、結婚式のプランニングをすることになったジェーン。

英国で大人気のロングセラーシリーズ第10弾！ アガサが苦しまぎれに描いた探偵小説が現実のものになり、大ピンチに!? アガサは愛しい人への未練を断ち切るため、やけくそで地図の上にピンを刺し、適当に引っ越し先を決めた。

もうすぐクリスマス!ジェーンはあわてふためいていた。

お嬢さまの服をコーディネートし、髪を結い、ときには話し相手にもなるレディーズ・メイドのジェイン。

町の一大イヴェントであるバレエの発表会をひかえ、元バレエダンサーの老女が失踪。

お菓子探偵ハンナ・シリーズ、驚愕の第16弾! むしむしした暑さが続く6月。

ケータリング業を営むゴルディの助手で友人のヨランダの家が放火され全焼した。

20世紀初頭のロンドン。気はいいが少しおつむのゆるい金持ち青年バーティには、厄介事が盛りだくさん。

作家や関係者が集まるミステリ大会に参加したジェーンとシェリイ。

ティンカーズコーヴにカジノ建設!?　賛否両論が飛び交うなか、ついに殺人が。

真冬の猛吹雪の日。スザンヌの営むカフェの裏手の森で、悲劇は起こった。

ジョージーはイタリアへ渡り、そこで王妃さまから与えられた任務をさっさと果たして、出産間際の親友のもとへ駆けつける……はずだった。

ついに一人前のスパイになったマギー・ホープ、ドイツへ空から潜入! 『チャーチル閣下の秘書』『エリザベス王女の家庭教師』に続くシリーズ、大展開に次ぐ大転換の第3弾。

英国王室を代表し、ルーマニア王家の結婚式に参列することになった公爵令嬢のジョージー。

「ドイツの王女のお世話をせよ」と、英国王妃からまたもや無理難題を言い渡された公爵令嬢ジョージー。

猛暑のロンドンを訪れる貴族は少なく、ジョージーのメイド仕事は減激。

ケータンリング業を営むゴルディの友人ホリーがパーティ直後に亡くなった。

アスペンは六月。ポプラの緑が映え、ゴルディロックス・ケータリングは商売繁盛…、とは世の中そんなに甘くない。

紅茶を注ぐネズミ!?セオドシアは目の前の光景に驚きを隠せなかった。たしかに招待状には「ネズミのお茶会」と書かれてあった。