悲哀にみちた人間ドラマ。温かな余韻が残るラスト。

その行為に「救い」が？　心を揺さぶる六篇の極上ドラマ。

著者を短編ミステリーの名手として知らしめた大ヒット作『傍聞き』。

ドラッグストアでアルバイトをする新井智久は、斜向かいの喫茶店で働く七波杏子と交際中。

女性レスキュー隊員の志賀野が休暇中に火事を発見(「反省室」)。他、短篇の名手が贈る、和佐見消防署消防官たちの9つの物語。

一人娘・真由が誘拐されて一か月、役場の仕事に復帰した白石千賀は、入札業者の不審な電話に衝撃を受ける(「談合」)。

補助教員の谷村梢小学校四年生の中尾文吾が自宅で襲われた。

窃盗の常習犯・保原尚道は、殺人容疑で逮捕されて片平成之の取り調べを受けている。

娘の不可解な行動に悩む女性刑事が、我が子の意図に心動かされる「傍聞き」。元受刑者の揺れる気持ちが切ない「迷い箱」。

T県警が誇る「風間教場」は、キャリアの浅い刑事が突然送り込まれる育成システム。

2003年に作家デビュー後、発表した短編小説は120編超。 その中から、著者厳選の5編を収録。

交番相談員が見抜く、警察官たちの闇と罪。

物忘れのひどくなってきた老人が、嫁から預かった金を紛失。だがこのことで、老人は同居している彼女の気持ちに触れる―表題作。

資産家の娘・早百合に意中の相手がいるのか。

必要な人材を育てる前に、不要な人材をはじきだすための篩。それが、警察学校だ。

孤高の検事の気概と執念を描いた、心ふるわすリーガル・ミステリー! 検事・佐方貞人は、亡くなった実業家の書斎から高級腕時計を盗んだ罪で起訴された男の裁判を担当していた。

都内で働く広太は、合コンで知り合った桃美とスノボ旅行へ。

父母を殺した死刑囚、あなたならその命、救えますか? 刑務所のすぐ隣という、特殊な環境に立地する総合病院に勤務する腕の良い脳外科医の尾木敦也。

困難の今こそ、「救い」の物語を。

小さな喫茶店を営む女性が殺された。 加賀と松宮が捜査しても被害者に関する手がかりは善人というだけ。

希望に燃え、警察学校初任科第九十八期短期過程に入校した生徒たち。

作家デビュー30年×実業之日本社創業125周年 貫井徳郎文庫作品 連続刊行プロジェクト 第３弾　 貫井徳郎史上 最も切なく 悲しい誘拐事件 スリルと感動のどんでん返しミステリ！ 警視庁を震撼させた 世紀の誘拐事件の真実とは？ 元警察官の辰司が、隅田

45万部超のヒット作となった『傍聞き』の表題作で、主人公を務めたシングルマザー刑事の啓子と、一人娘の菜月。

刑事たちの執念の捜査×容疑者の壮絶な孤独――。犯罪小説の最高峰、ここに誕生! 東京オリンピックを翌年に控えた昭和38年。

一級建築士の青瀬は、信濃追分へ車を走らせていた。望まれて設計した新築の家。

横浜の洋菓子メーカー〔ミナト堂〕の父子を誘拐した〔大日本誘拐団〕の実行犯逮捕から間もなく、神奈川県警特別捜査官の巻島史彦は、主犯格と見られる淡野を追っていた。

中原道正・小夜子夫妻は一人娘を殺害した犯人に死刑判決が出た後、離婚した。

獣医の手島伯朗のもとにかかってきた、弟の妻・矢神楓からの電話。

映画製作の現場において撮影シーンの様子や内容、物語の繫ぎなどを管理する役目、スクリプター。

二日酔いで目覚めた朝、寝室の床に見覚えのない女の死体があった。玄関には鍵がかかっている。

親子の救済、老人の覚醒、過去の自分との出会い、仲良しロボットとの別れ……淡く美しい希望が灯る。

最後の退校希望者は、誰だ? 必要な人材を育てる前に、不要な人材をはじき出すための篩。それが、警察学校だ。

「教場」映画プロジェクト原作！最新刊！ 第一話 会意のトンネル 郷村秀初は、体格に優れた14歳年上の同期、岩国禾刀に何かと助けられていた。

刑事であった夫が殉職後、強行犯係の刑事として、また一人娘の母親として日々を過ごす羽角啓子。

殺人の容疑をかけられた大学生の竜実。彼のアリバイを証明できるのはスキー場で出会った美人スノーボーダーただ一人。

伝説の刑事指導官・風間公親の右目が光を失った。かつて逮捕した男に逆恨みされ、千枚通しで襲撃されたのだ。

大手製薬会社社員の藤井賢一は、不祥事の責任を取らされ、山形の系列会社に飛ばされる。

静岡のゴミ屋敷の焼け跡から、3年前に東京で失踪した若い女性の遺体が見つかった。

警察官を定年退職し、妻と共に四国遍路の旅に出た神場。

最恐教官・風間公親の初陣!新章始動! 第一話　鋼のモデリング 風間公親は、警察学校第九十四期初任科短期課程の教官となった。

陸上200m走でオリンピックを狙う沙良を悲劇が襲った。

友人に部屋を貸した翌朝、見知らぬ女がベッドで寝ていた。その上、彼女はとある理由で「俺」の部屋に居座り始め…。

親友が屋上から落ちて、死んだ。自殺と思えない「俺」は当時の様子を探り始めるが…。

哀しき人、公園の池に沈めたのは…。娘を失った男、母に捨てられた少女。

豪華執筆陣による警察小説アンソロジー。

累計250万部突破 「マスカレード」シリーズ最新作 若い女性が殺害された不可解な事件。警視庁に届いた一通の密告状。

埼玉県天木山山中で発見された白骨死体。

捜査のためなら、俺は外道にでもなる。

「娘の小学校受験が終わったら離婚する」。そう約束していた播磨和昌と薫子に突然の悲報が届く。

君の罪は許されない。 だがぼくはまた会いに来る。

ドラマや映画の撮影中、舞台の演技中に起こるさまざまな事件やトラブルを鮮やかに解決するベテラン俳優の南雲。

わたしがまだ時折、自殺願望に取り付かれていた頃、サラちゃんは殺された── 新人脚本家の甲斐千尋は、新進気鋭の映画監督長谷部香から、新作の相談を受けた。

零細工場の息子・山崎瑛(あきら)と大手海運会社東海郵船の御曹司・階堂彬(かいどうあきら)。

小説の、最後の最後でおどろきたい方、ぜひどうぞ。 「どんでん返し」をテーマに描いたミステリー5編。

楽しさを追求したら、こういう小説になりました。