第12回大藪春彦賞 第27回日本冒険小説協会大賞 エンタテインメント文学賞をダブル受賞。

標高3193メートルの南アルプス北岳山頂――高山病に罹ったらしい小学5年生の息子・涼が訴えた頭痛で、早めの下山を決意した滝川。

厳冬の北海道、消息を絶ったカメラマン捜索のため、若き森林保護官はスキーを履き山中へ向かう。

犬たちとともに山を駆けめぐり、イノシシを狩るロッタこと六田賢司。

佐伯鷹志は、かつて警視庁警備部警備課に在籍し、SPとして、政治家の警護をしていたエリート警察官だった。

南アルプス山岳救助隊の新人隊員・星野夏実は、相棒の救助犬、ボーダーコリー=メイとともに、北岳にある現地警備派出所に着任した。

東京・杉並区で起こった連続愛犬殺害事件。殺された犬はすべてシェパード。

“幻の名峰”として人気の新羅山。その日も登山客で賑わうなか突如、群発地震が襲う。

南アルプス北岳に至る三つの林道で崩落事故が発生、一帯は陸の孤島になった。

日本第2位の高峰、北岳を舞台に山岳救助隊と山岳救助犬が駆ける！ 北岳にある白根御池小屋。

家族を失い、絶望していた元刑事の村越は、雪の山中で中国人の梨花と出会う。

日本の野にオオカミを放て! 一大プロジェクトが始まる! 絶滅したオオカミを外国から移入し健全な生態系を取り戻す試験放獣プロジェクトが始まった。

甲府市内の宝石店が強盗グループに襲撃された。

恋人の命を奪ったK2。男は過去に立ち向かうため、この山へ還ってきた。

警視庁捜査一課から青梅警察署水根駐在所所長へ。取り調べ中に容疑者が服毒自殺したことで左遷された警部補、江波淳史。

風間健介は急逝した父の遺志を継ぎ、広告カメラマンから山岳写真家へと転身した。

エベレスト山頂近くにアメリカの人工衛星が墜落!雪崩に襲われた登山家の真木郷司は九死に一生を得るが、親友のフランス人が行方不明に。

十年前の死体遺棄事件を追っていた鷺沼が暴漢に刺された。

“光の山”が人生を奇跡に変えた!決死の生還を果たした男を待っていた思いもかけぬ殺人容疑―NZ随一の名峰アスパイアリングに鎮魂と再生への祈りが谺する。

一九七九年の山口県岩国市―警察を辞めた椎名高志のもとに、刀根奈津子の自殺の報が届いた。

元刑事で、今はしがない私立探偵である茜沢圭は、末期癌に冒された老人から、35年前に生き別れになった息子を捜し出すよう依頼される。

南アルプス・北岳を舞台に、山岳救助隊員と相棒の救助犬の活躍を描く2篇を収録。

2010年冬、喜び組の崔純子は国家最高機密とともに脱北、中国に入った。

江東区で立て籠もり事件が発生した。

落としのプロと呼ばれた刑事・樫村は、マネロン室に異動になる。そこは、捜査手段もキャリアも異なる寄せ集め刑事の巣窟だった。

きっかけは集団自殺だった。ネット心中を計画した5人の男女が、山中で実行間際、ヤクザに追われる少女を助けてしまう。

君を助けるため、僕はここに来た――。 南アルプス・北岳で発見された記憶喪失の男性。

急行する捜査車両、轟く銃声。過去の事件が次々と連鎖し、驚愕のクライマックスへ!比類なき疾走感で描く緊迫の40時間。

地方紙の支局長として20年ぶりに地元に戻って来た福良孝嗣は、前市長の息子が銃殺された事件を着任早々、取材することになる。

ロシア・ウラジオストクで外交官の夫が突然、姿を消した。

標高8000メートル峰が屹立するヒマラヤで、“魔の山”と畏怖されるナンガ・パルバット。

世界のクライマーから「ホワイト・タワー」と呼ばれ、恐れられた山がある。

神奈川県警が劇場型捜査を展開した「バッドマン事件」から半年。 巻島史彦警視は、誘拐事件の捜査を任された。

八ヶ岳南麓の高原で暮らす都会からの移住者たち。ある朝、蛇口から流れる水が薄茶色に変じていた。

大分・湯布院温泉で見つかった他殺体。被害者は九州ヤクザの大物・相良陽一だった。

リベンジポルノの相談が大学院生の綾子から村野ら支援課に持ち込まれた。

八ヶ岳で山岳救助に従事する隊員・深町の友人が、登山界で権威ある賞を受賞した。

バブル経済絶頂期、大学生の大江波流と鷹西仁は、政治家と小説家になる夢を語り合う親友同士。

クズリの英名はウルヴァリン、「小さな悪魔」の異名を持つ獰猛なイタチ科の動物である。

六本木のコンプレックスビルで開催される国際映画祭。

なぜ父は幼い自分を捨てて失踪し、死んでしまったのか―。

入江、北本、本郷の警視庁人事一課監察係の3人は、仕手集団が絡んだ株のインサイダー取引疑惑を調べていた。

南アルプスの山中に現金20億円を積んだヘリコプターが墜落。その金は台湾マフィアが裏金を国外へ運び出す為のものだった。

特殊班に配属されたばかりの同期の女刑事が、立てこもり事件で人質の身代わりとなって拉致された。

刑事に王道なし。

なにがあった? なにをした? どうして追われている? 警察から追われ、刺客に命を狙われながら、白馬岳を越えて日本海を目指す。

ハイブリッドカーは、本当にエコカーなのか?日本の家電メーカーは、なぜ凋落したのか?メモ魔の窓際刑事、再臨場!警察小説史上、最も最酷で哀しい殺人動機。

どこか抜けていてにくめない極道たちに囲まれて、今日も探偵稼業は綱渡り。

中高年登山者や山ガールの増殖に加えて、今年二〇一六年から八月十一日が祝日の“山の日”となり、さらに加熱が予想される登山ブーム。

切れたザイルは何を語る？ 超難関ルートで起きた滑落事故。

昭和63年、広島。所轄署の捜査二課に配属された新人の日岡は、ヤクザとの癒着を噂される刑事・大上とコンビを組むことに。

「被害者女児死亡」――世紀の大誤報を打ち、飛ばされた3人の記者。その七年後、児童連続誘拐事件が発生。

杉並中央署生活安全課「何でも相談室」、通称0係に小学生から相談事が持ち込まれた。

丸の内のオフィス街で爆破事件が発生。現場の物流企業で事情聴取を行った一之瀬は、企業脅迫事件と直感する。

あのルートを、たった一人で、しかも名もない日本人が登れるわけがない―アラスカからヒマラヤへ、数々の難壁に初登攀の足跡を残してきた新進気鋭のアルパインクライマー奈良原和志が、そんな周囲の雑音をよそに、初めて目指した8000メートル峰が世界第四位のローツェ、し

高さ四百五十メートルを誇る超高層タワーが銀座にオープンした。数万人が集まる営業初日、漏電による小火が発生。