小間物問屋「遠野屋」の若おかみ・おりんの溺死体が見つかった。

江戸の町で女が次々と殺された。

おいちは十六歳。江戸深川の菖蒲長屋で、医者である父の仕事を手伝っている。

サッポロ・シティ・ジャズで賑わい始めた札幌。

公訴時効の廃止を受けて再捜査となった15年前の老女殺人事件。

六本木のコンプレックスビルで開催される国際映画祭。

橋の下で見つかった男の屍体の中から瑠璃が見つかった。

北町奉行所定町廻り同心、木暮信次郎の同僚で本勤並になったばかりの赤田哉次郎が女郎と心中した。

北町奉行所定町廻り同心、木暮信次郎が腹を刺された。

にぎやかなキャラクター達の織りなす楽しさ、軽妙さに加え、恐ろしい妖の要素で背筋がぞくっともさせられる、「明治・妖モダン」シリーズ絶好調の第2弾! 明治21年の東京・銀座。

「きやぁぁっ」老舗の油問屋で悲鳴が上がる。大店で知られる東海屋の主が変死した。

ホテルで行きずりの女を殺してしまった吉行は、車で逃げる雨の山中で不思議な少年と幼女に出会う。

悪夢を見た夜に必ず近所で起きる通り魔事件。

小間物問屋・遠野屋の元番頭が亡くなった。

飲み屋で男二人が喧嘩をした。一人は大怪我、殴った男は遁走の果てに首を吊った。

離婚した杉村三郎は私立探偵事務所を設立。

ニヒルな同心木暮信次郎。元刺客の商人遠野屋清之介。

三島屋伊兵衛の姪・おちか一人が聞いては聞き捨てる変わり百物語が始まって一年。

小間物問屋『遠野屋』の主清之介は、生国嵯波の紅花産業に莫大な金を注ぎ込んできた。その紅餅を積んだ船が突然消えた。

一度にひとりずつ、百物語の聞き集めを始めた三島屋伊兵衛の姪・おちか。

地に埋められた私を救ってくれたのは、白兎と名乗る見知らぬ少年だった…… 心中間際に心変わりした恋人によって、土の中に埋められてしまった優枝。

湯治旅の帰途、若夫婦が雨で足止めになった老女との相部屋を引き受けた。

もう会えないなんて言うなよ。あなたは思い出す。

「宮部みゆき流ハードボイルド」杉村三郎シリーズ第5弾。

第15回『このミステリーがすごい! 』大賞・優秀賞受賞作は江戸の口入屋を舞台にした時代ミステリーです! 江戸・天明年間の京都。

「我慢しなくていいんですよ」　 天才的揉み師のお梅が、 あなたの身体と心の闇まで ほぐします。

おちかに代わり三島屋次男坊・富次郎が新たな聞き手に。心揺さぶる極上の江戸怪談、新章突入─。

郊外の町で、幼稚園児の遺体が発見された。被害者は死後に性的暴行を加えられていた。

恩人の命令は、思いがけないものだった。 不当な理由で職場を解雇され、腹いせに罪を犯して逮捕された玲斗。

人間の愚かさ、残酷さ、哀しみ、業――これぞ江戸怪談の最高峰! 塩断ちを機に次々と家族を襲った身も凍るほどの怪異、妖を呼び寄せる声をもった女中の奉公話、世にも奇妙な写本の話……人間の愚かさ、残酷さ、哀しみ、業――清濁すべての感情を併せ呑む、

急行する捜査車両、轟く銃声。過去の事件が次々と連鎖し、驚愕のクライマックスへ!比類なき疾走感で描く緊迫の40時間。

江戸深川の菖蒲長屋で、医者である父・松庵の仕事を手伝うおいちは十七歳。

親子の救済、老人の覚醒、過去の自分との出会い、仲良しロボットとの別れ……淡く美しい希望が灯る。

江戸は神田の袋物屋・三島屋は風変わりな百物語で知られている。語り手一人に聞き手も一人。

藩の政が大きく変わる様を見届けるため、江戸から故郷に戻ってきた天羽藩上士の子・伊吹藤士郎と異母兄の柘植左京。

小舞藩が大火に見舞われた。執政たちの対応が遅く、苛立ちを募らせた樫井透馬は、側近の新里正近らと人々の救済に奔走する。

父のような医者になりたいと願う娘にぴったりの医塾が開かれることになり、おいちは希望に胸を膨らませる。

仕事も恋愛も上手くいかない冴えないサラリーマンの貴生。

不思議な能力を持つ娘おいちは、父・松庵のような医師になるべく、努力を重ねていた。

この世に思いを残した人の姿が見えるおいちの前に、血の臭いをまとった男が現われる。

嵯浪藩・西野家の一人娘・紀江は小太刀の名手。

竹は女の樹だ。細く、風に容易くしなってしまう。

第６弾、奮闘篇。おいちの祝言の日に、ある商家で毒物混入事件が…。

元服を目前に控えた伊吹藤士郎は、天羽販上士の嫡男として何不自由ない生活を送っていた。

還暦を前に大店下り酒屋の主・里右衛門が病に倒れた。

浅草の油屋・利根屋の娘お玉に、本所随一の大店の主人との縁談が持ち上がった。

「薮入りには帰っておいで。待ってるからね」母の言葉を胸に刻み、料理茶屋「橘屋」へ奉公に出たおふく。

深川の縫箔（刺繍）屋丸仙の娘・おちえは「弟子入りしたい」と丸仙を訪れた若侍・吉澤一居に心を奪われる。

殺人者は、いつの時代にも存在する。

天羽藩上士の子・伊吹藤士郎は藩政を揺るがす証文を発見するーそれは豪商と癒着した咎で切腹した父親が隠し持っていたものだった。

江戸の町、竹林に囲まれたしもた屋で、産んではいけない子どもを孕んだ女たちを受け入れ、子堕ろしを行ってきた「闇医者」のおゑん。

手伝ってくれ、燦ー田鶴藩立て直しのため、燦に頭を下げる圭寿。

物乞い稼業の少年・信太が、実入りの少なかった日、仲間のおみきに連れられて“えにし屋”を訪ねてきた。

日本各地で地震が頻発するなか、突如姿を消した黄金。

「誰の心にも淀みはある。

江戸から遠く離れた田鶴藩。その藩主が襲われた。