あと一年で失明する女。就職活動を開始した男子大学生。

女子大生のサチコは、なぜか隣人のおばさんに命を狙われていた。

大学生のソウスケは天才的な球体間接人形作家。こだわりぬいた作品は妖しい魅力に満ちていた。

拾った携帯電話のデータフォルダには、友人の死体映像が残されていた(『クラスメイト』)。

陸の孤島・藤ヶ谷台村にピクニック気分で訪れた高校生・智樹たちは驚愕の事件に巻き込まれてゆく。

「死ぬ前に、いろんな人の自殺を見てみたら」。

平凡な女子大生はストーカーから悪質な嫌がらせを受ける。

美しいからこそ、壊してしまいたくなる衝動、自分の記憶が信用できなくなる恐怖、見方ひとつで、すべてが死骸に見える錯覚、そして、呪詛の思いが自らを追い込んでいく戦慄。

「私がリエを殺しました」。連行された僕を含めて、7人の男女全員が同じ供述をした。

女子高生のマユリと親友の幸せな日常は、ある日突然終わりを告げた。ストーカーが家へ侵入してきたのだ。

郊外を走る蛍川鉄道の藤乃沢駅。若き鉄道員・夏目壮太の日常は、重大な忘れ物や幽霊の噂などで目まぐるしい。

郵便配達人として、今日も明日も元気に手紙を届ける花木瞳子。彼女は小さな好奇心から、配達すべき封書の中身を盗み見てしまう。

猿倉佳奈美は「幽霊が見たいのに霊感ゼロ」の女子高生。

郵便配達中に、花木瞳子は不思議な封書に気付く。宛先も差出人も不明。

ある平和な孤島で、100人近くが虐殺された。 脱獄した大量殺人鬼5名に。

新しい高校に転校し、クラスメイトから温かく迎えられたサツキ。

超人気オンラインゲーム「サンド・ランド」。

「流されるままに生きればいい」。小さな診療所を始めた医者・桐子は患者に余命を受け入れる道もあると言い切る。

年の瀬、約33億枚の年賀ハガキの配達に追われる中、郵便局員の花木瞳子は行方不明となった先輩を捜索していた。

中2の太刀川照音は、いじめられる苦しみを「絶望ノート」と名づけた日記帳に書き連ねた。

「生年月日と人生の相関性を対象とする数千年規模の数理解析―それが四柱推命。つまり、統計科学です」。

理想の女性を求めて撲殺を繰り返すホスト。ランナーズハイ殺人鬼OL。

『このミステリーがすごい!』大賞隠し玉作品、『残留思念捜査』シリーズ、待望の第二弾! 現場に残された“声"を聞くことができる女子高生と、教師のツンデレ・コンビが再び事件に挑む。

あなたの余命は半年です――ある病院で、医者・桐子は患者にそう告げた。

標本や剥製、化石が所狭しと並ぶ、今はもう廃校になった小学校。

藍の卒業を祝し、オカ研の面々は温泉に出かけることに。

雪まだ深い春休み。大学生の森司は、来たるホワイトデイのことで気もそぞろ。

ホラー作家・鹿角南のもとに、旧友からメールが届く。ある廃墟で「肝試し」をしてから、奇妙な事が続いているというのだ。

あの部屋にいる人は、みんなみんな死んじゃうんだよ…人形のように美しい少女が予告する、謎の連続飛び降り自殺。

青山墓地で発生した幼女惨殺事件。その被告人は、独房で奇妙な独白を始めた。

北島早苗は、ホスピスで終末期医療に携わる精神科医。

社会のレールの上で鬱積する男は、「正常」ではなく「狂気」に救いを求め、喜びなき道に足を踏み入れた。

郵便ポストの連続放火事件が発生! 郵便探偵の配達員・瞳子は事件解決に乗り出すが、新人・周防からの好意に戸惑い、普段の調子が出ない。

新築・格安、都心に位置するという抜群の条件の瀟洒なマンションに移り住んだ哲平一家。問題は何一つないはずだった。

玩具修理者は何でも直してくれる。独楽でも、凧でも、ラジコンカーでも…死んだ猫だって。

「あなたたちはアセンションされました。

蛍川鉄道の藤乃沢駅で働く若手駅員・夏目壮太は〝駅の名探偵〟。

息子を六年前に亡くした捜査一課の浦杉は、その現実から逃れるように刑事の仕事にのめり込む。そんな折、連続殺人事件が勃発。

大学での講義のかたわら、付属女子高の非常勤講師を任された渋谷一樹は、以前、暴漢から助けた生徒・二ノ宮莉音と思わぬ場所―誘拐事件の関連現場で再会する。

若槻慎二は、生命保険会社の京都支社で保険金の支払い査定に忙殺されていた。

妻子を愛する42歳の平凡な会社員、本間は、出来心で始めた「出会い系」で「リカ」と名乗る女性と知り合う。

敗戦に志を折られた物理波矢多は、九州で炭坑夫となる道を選ぶ。

高校二年生になった正太郎。

クラスの女王に媚を売り、カースト底辺はイジり倒す。それが殺された人気教師の素顔だった。

作家の横田卓郎は妻を亡くし、娘の千秋と一緒に暮らしていた。妻の死後、千秋は奇妙な絵を描くようになる。

人口わずか千三百、三方を尾根に囲まれ、未だ古い因習と同衾する外場村。猛暑に襲われた夏、悲劇は唐突に幕を開けた。

「神楽坂を舞台に怪談を書きませんか」突然の依頼に、作家の〈私〉は驚愕する。

何でも売っている不思議な市場「夜市」。幼いころ夜市に迷い込んだ祐司は、弟と引き換えに「野球選手の才能」を手に入れた。

“あれ”が来たら、絶対に答えたり、入れたりしてはいかん―。幸せな新婚生活を送る田原秀樹の会社に、とある来訪者があった。

「さて、同窓会を下記のとおり開催することとなりました。

「弟を殺そう」―身長195cm、体重105kgという異形な巨体を持つ小学生の雷太。

幼き日に、警察に運命を狂わされた誠也とレイ。大人になった二人は、彼らへの復讐を始める。

末期癌を宣告された医師・岬雄貴は、酒浸りの日々を送っていた。

<全ての恋する人に、幸あれ。

「生まれ変わりたい」。仕事に疲れたサトルは、拾ったランプの魔神の力で別の時代の人間を生きることに。

おかしいのはこの家か、わたしか―夫の転勤に伴う東京生活に馴染めずにいた果歩は、幼馴染の平岩と再会する。