最悪彼氏
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二宮敦人という作家は幾つ扉を持っているのか。 いつものミステリーやホラーと違い、今作はラブコメです。 主人公である真面目女子を取り巻くキャラクターは、いずれも今時の身近にいそうな人ばかり。 彼らの恋愛事情は呆れるほどピュアでハチャメチャ。 特に主人公の彼氏の最悪ぶりは、目から星が出るレベル。 この彼氏、ルックスよし、仕事はできる、礼儀正しく、主人公にゾッコンと、一見非の打ち所がありません。 お見合いの釣書を書いたらかなりの優良物件。 ところが、、、。 というパターンですが、クリミナルマインド的な展開は全くなし。 ニコニコ笑って、そこ?っと何度もツッコミながら読みました。 最後の蟹のシーンなんか、結婚に大事なものって何だろうみたいな、ちょっとジーンとしたりして。 ところが、、、 読み進めて行くうちに湧き上がってくるこの違和感は何?なに? あれ、私、もしかして作者に丸め込まれてる? そう、これは恋愛という名の洗脳のお話です。 怖いよーコワイよー。 人間はこうやってだまされていくんですね。 主人公は最初は彼氏のこと絶対変だと思っていました。 それがいつのまにか彼氏の思うように事が進んでいきます。 主人公は相手の術中にあることに全く自覚がないどころか、自分の大きな愛で相手を受け入れ、種々の問題を乗り越えた気でさえいます。 こんな怖いことってある? しかも騙してる方の彼氏も悪気なしです。ピュアです。 コワイ。 イマドキの若者が育った時代は、失われた二十年とか言うらしいです。 未来に希望?気力?そういわれてもねー。 そんな時代には、不安や怒りや退廃といった闇の部分にもイマドキ特有のものがあるのかもしれない。 そんな闇をコメディでさらっと表に出して、エンターテイメントにしてしまう。 二宮敦人という作家は、次はどんな手で仕掛けてくるのでしょう。 ファンにはたまらない一冊でした。 | ||||
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こりゃいいですね!! 正直表紙だけで購入したのですが、読むとまぁ面白い!! 価値観の違いについてのところが印象的でした。 修羅場もありつつ感動的で、泣けました!! 買ってよかった~(/・ω・)/ | ||||
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いつもはホラーやミステリーを書かれてる二宮敦人さんのラブコメ。読む前からドキドキ…俺様Sな彼氏の話かと思ってましたが、めちゃくちゃ面白くて笑いすぎて泣きました≧∇≦ 価値観の違いを乗り越えて受け入れようとする2人の一途な純愛にホロリと最後はとても暖かい気持ちになりました。恋愛って良いなぁって幸せな気持ちを味わえました!それにしても彼氏ーっ≧∇≦飛びすぎてて主人公の葛藤がよくわかりテンポある展開もとても面白かったです。久々に心から笑えて幸せ気分に浸れた本でした!友達にも超すすめてます☆ | ||||
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「カニ」 この二文字に尽きる。 カニで泣いた。 止まらなくなって、またもや一晩で読了してしまった。 深夜に笑い過ぎて苦情がくるレベルだった。 二宮さんには珍しく笑えるだけのラブコメかと思ったら、やはり泣かされた。 特にセックスクラブの話が胸にきた。 大人になっていく過程で、私は私を、殺さなければいけない。 社会に適応する為に「いい人」「立派な大人」の薄皮をかぶった。 私のなかで、愛情を求めて蹲っている、小さな私の泣き声には耳を塞いで。 「ありのままでいいよ」と優しく頭を撫でられた心地がした。 二宮さんのメッセージ性は、決して押し付けがましくない。 肯定する訳でもなく、否定する訳でもない。 ただ丸裸の人間を描いている。それにどんなに救われることだろう。 | ||||
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