「ねえ、みなさん。謎解きをお願いしたいの」 ポンペイの遺跡、猫めいた老婦人、白い紙の舟…。

古書店『無窮堂』の若き当主、真

魔犬の呪いで妹を失った三きょうだいは、ママと一緒にパパが残してくれた別荘に移り住む。

21世紀の少年が図書室で見つけた革装の古書には、亀甲文字で23世紀の奇妙な物語が綴られていた。

彼女は病院にいる。館を離れ、あの家政婦から逃れ。

超絶難事件は解決されうるのか!?名探偵たちはいったいどんな推理を繰り広げるのか?通常では考えられない執筆陣容を誇る贅を尽くした華麗なる競演…驚愕必至の捜査と、予測不能の結末!13の難事件に挑む13人の名探偵。

近所の小母さんが遺した、謎めいた「暗号」。

悪魔祓いの補佐としてドイツに赴いたロベルトだったが、駅で連日同時刻に死者が出る連続不審死をはじめ、異常事件が頻発。

古いフランス製の家計簿に書きこまれた膨大な文書を翻訳してほしい、と文化人類学者河島からの依頼。

痴漢の冤罪で実刑判決を受けた堂野。

世界大戦をきっかけに、人工授精が飛躍的に発達した、もう一つの日本(パラレルワールド)。

離婚した杉村三郎は私立探偵事務所を設立。

画壇の若き俊才にして気鋭の美術評論家・片桐は、妻を亡くした春、満開の桜の下で精霊と見紛う少年と出会った―。

『元気ですか?浮上したら漁火がきれいだったので送ります』彼からの2ヶ月ぶりのメールはそれだけだった。

チベット、ナクチュ。外界から隔離された特別居住区。

「これでおまえも一人前だな」入社三年目の夏、常に最下位だった営業成績を大きく上げた修哉。

事件は突然訪れる――。 「深山木薬店」の店主・秋が何者かによってさらわれた。

日本推理作家協会賞(短編部門)受賞後第一作! 2001年、長らく手付かずだった戦前の名家・旧紫峰邸の敷地内から発見された二つの白骨死体。

平賀とロベルトのもとにエチオピアから奇跡調査の依頼が入る。

自らの葬儀の手配をした当日、資産家の婦人が絞殺される。

この世は、すべて幻なのです。 現実なんてものはない。

「怪異が潜むのは、『日常』と『日常』の隙間にある『非日常』だよ」―怪異収集家の准教授・高槻と、嘘を聞き分ける耳を持つ大学生・尚哉の下に、小学校で噂のコックリさんの調査依頼が。

聖地。チベット・ナクチュ特区にある神殿の地下、長い眠りについていた試料の収められた遺跡は、まさに人類の聖地だった。

仕事も恋愛も上手くいかない冴えないサラリーマンの貴生。

怪事件を収集する准教授×嘘を聞き分ける大学生の民俗学ミステリ! 「怪異は、現象と解釈によって成り立つんだよ、深町くん」 人の嘘がわかる耳を持ち、それゆえに孤独になってしまった大学生・深町尚哉。

11歳になったぼくは、きょうは絶対、日記帳を買うんだ、と決意し、境界を越えてとなり町に足を踏みいれた。

いま旬の女性ミステリー作家による、「イヤミス」短編を集めたアンソロジー。

有能だが冷たく、人を寄せつけないFBIの行動分析官・ケネディ。

江戸川乱歩編『世界推理短編傑作集』刊行から五十余年。創元推理文庫が21世紀の世に問う、新たなる一大アンソロジー。

「あなたの人生の物語」を映画化した「メッセージ」で、世界的にブレイクしたテッド・チャン。待望の最新作品集がついに刊行。

“地獄代行業”の皓と助手・青児のもとへ、宿敵である荊から果たし状が届く。

車爆発事件が勃発。警視庁刑事部と合同で捜査する公安部が強引に拘束した男には、アリバイがあった。

奇跡調査官の平賀とロベルトは、FBI捜査官ビルから結婚式の司祭を頼まれる。

新垣澪は、丸の内の巨大企業、吉原不動産の若手社員、でした。今ではギリギリ丸の内にある子会社にて勤務中。

わたしが人殺しになったのは、この街のせい――。

売られた喧嘩は買わずにいられない静香。

五歳のとき双子の妹・毬絵は死んだ。生き残ったのは姉の雪絵―。

女は男を利用する。女は自らの肉体で男を虜にする。

冬の朝の学生寮で、少女が死体で発見された。白い雪に覆われた地面には足跡がなく、警察は自殺として処理する。

嵐の直撃を受けたマーキス島には農作物や建物、人的な被害の爪痕が深く残った。

富士山麓のイチゴ農家を舞台に描く、<日本の家族>の明るい未来図!感動長編

小さな会計事務所で働く鶴峯裕は同い年の妻・志保と共働き、四歳の長女・莉枝未ともうすぐ二歳になる長男・琉大を保育園に預け、バタバタの日々を過ごしている。

16歳のぼくを置いて母は逝った。

亡き友の家を守る物書き、綿貫征四郎。

夏休みも終わった9月。清貴は、最後の修業先である「小松勝也探偵事務所」で働き始めた。

ウォーカロン。「単独歩行者」と呼ばれる人工細胞で作られた生命体。

100年先を見据えて作業をしている、神去村の林業の現場。

ここは「酒場」という名の酒場。腕っ節の強い店長が仕切るこの店では、常連たちが頭を悩ませていた。

男はなぜ、罪を重ねるのか? 涙腺崩壊必至! 心奪われる入魂のミステリ。 片桐達夫、五十九歳。

「あの事件の日」から、すべては始まった―。

惚れたって言えよ―。美貌の殺し屋は言った。

都内で働く広太は、合コンで知り合った桃美とスノボ旅行へ。

記憶を吸い取る“ポラロイドカメラ”を手にした謎の男が現れる『スナップショット』、森林火災が迫る町で起きた不可解な銃撃事件を追う『こめられた銃弾』、スカイダイビング中に不思議な雲に迷い込んだ男の追憶『雲島』、奇妙な雨が降り、あらゆるものが命を奪われていく『棘

医療費の高騰で病院に行けなくなる人が急増した日本。

金も仕事も住処も失った元エリート・溝端了 衛は20年ぶりに故郷に帰る。

孤独な中年女性の日常への美しくも不気味な侵入者をえがいて、江戸川乱歩が奇妙な味の傑作と絶賛した「銀の仮面」、大嫌いな男に親友気取りでつきまとわれた男―奇妙な関係がむかえる奇妙な顛末「敵」、大都会の暗闇にひそみ、異国からきた青年を脅かす獣の恐怖を克明に綴って