助産院に勤める紗英は、不妊と夫の浮気に悩んでいた。彼女の唯一の拠り所は、子供の頃から最も近しい存在の奈津子だった。

大学で犯罪心理学を教える高倉は、妻と二人、一戸建てに暮らす。

続発する詐欺的な訪問販売に、それとの関連が疑われる押し込み強盗殺人の真相。生活保護も受けずに餓死したまだ若い母娘の謎。

別居している妻の潜伏先を察知した男が、応対に出た姉のほうを撲殺―一一〇番通報の時点では単純な事件と思われた。

エリート銀行員の仁藤俊実が、意外な理由で妻子を殺害、逮捕・拘留された安治川事件。

―君のこと忘れたこと、なかったよ、これから先も、百歳になっても。十六年前に起きた『西池袋事件』。

結婚おめでとう。大学時代、新婦とは一番の親友だった。

どうしよう、お父さん、わたし、死んでしまう―。安藤の娘、加奈が学校で転落死した。

自らが犯した不祥事で職を追われた元警官の佐伯修一は、今は埼玉の探偵事務所に籍を置いている。

タワーマンションの最上階に暮らす売れっ子作家・珠美は人生の絶頂。一方、売れない作家桜子は安マンションで珠美を妬む日々。

「私の息子は、犯罪者になるに違いない」 1962年、西新宿・十ニ社の花街にある洋館「鸚鵡楼」で殺人事件が発生する。

北関東のある町で、中学二年生の名倉祐一が転落死した。

多摩川の河川敷で臓器を抜き取られた猟奇死体が発見された。

東京吉祥寺に住む若夫婦が営みの最中に手斧で惨殺された。

第12回『このミステリーがすごい!』大賞・大賞受賞作。元副総理の孫が誘拐された。

8人の高校生は、死んだ仲間・葛西を甦らせようと死者復活の儀式・キタイを行う。

他人の見た光景が、あるきっかけで頭に浮かぶ能力をもつ神野亮司。

「わたしは人殺しだ。五歳のときに母を、十一歳のときに姉を殺した」。

借金で首が回らなくなった勝は、強面を見込まれ、取り立て会社に身請けされる。

ドミトリータイプ、キッチン、バス、トイレ共同、敷金礼金なし、保証人不要、性別および年齢制限なし。

保健センターに勤める保健婦の工藤公恵は、渡井敦子という若い母親からの異常な電話を受けた。

プールで謎の死を遂げた世界的流行作家“ジョー・コモリ”。

戦後犯罪史に残る凶悪犯に降された死刑判決。

ある一家で見つかった「ユリゴコロ」と題された4冊のノート。それは殺人に取り憑かれた人間の生々しい告白文だった。