邪光



※タグの編集はログイン後行えます

※以下のグループに登録されています。


【この小説が収録されている参考書籍】
邪光
邪光 (幻冬舎文庫)
(違う表紙に投票したい場合もこちらから)

オスダメ平均点

0.00pt (10max) / 0件

4.00pt (10max) / 3件

Amazon平均点

3.50pt ( 5max) / 6件

楽天平均点

0.00pt ( 5max) / 0件

みんなの オススメpt
  自由に投票してください!!
1pt
サイト内ランク []D
ミステリ成分 []
  この作品はミステリ?
  自由に投票してください!!

10.00pt

40.00pt

20.00pt

80.00pt

←非ミステリ

ミステリ→

↑現実的

↓幻想的

初公開日(参考)2002年12月
分類

長編小説

閲覧回数3,416回
お気に入りにされた回数1
読書済みに登録された回数3

■このページのURL

■報告関係
※気になる点がありましたらお知らせください。

邪光 (幻冬舎文庫)

2004年09月30日 邪光 (幻冬舎文庫)

猟奇的な大量殺人事件で世間を震撼させた赤光宝霊会。教祖の久江は邪光を放つ者は粛正されなければならないという教義に基づき殺人を繰り返し逮捕された。32歳の主婦・真琴の隣室に引っ越してきたのは教祖の一人娘だった…。 --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。 (「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点0.00pt

邪光の総合評価:7.00/10点レビュー 6件。Dランク


■スポンサードリンク


サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!

現在レビューがありません


※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.6:
(4pt)

胸を締め付けるような結末でした

多少好みがわかれる作品かと思います。

猟奇事件を起こした新興宗教団体の教祖の娘が引っ越してきたマンションで起こる様々な事件、主人公とその少女の交流…。ストーリーの設定には、特段の新鮮さもないですし、オカルト的な要素も凡庸で控えめです。そういう点を重視する人には、物足りないかもしれません。

ですが、主人公の女性や、教祖の娘の、その繊細な心理描写がとても丁寧に描かれていて、心にじわりとしみてきました。主人公の心の弱さ、夫を失うくらいなら死んでしまおうというくらいのもろさが、切なかったです。また結末部分での少女の行動、胸が締め付けられるような気持ちになりました。やはり誰もが、愛されたいと願うものなのだなぁと、しみじみ思いました。
邪光Amazon書評・レビュー:邪光より
434400289X
No.5:
(5pt)

この1冊でファンになります!

 プロローグから引きこまれました。 もし他人の邪悪な心が目に見えたならどうなるか?邪悪な心を持たない人間がこの世に存在するのか?邪悪な心を持つと言うだけでその存在を否定できるのか?殺人事件が日常茶飯事となってしまった現代において、この小説に仕組まれた仕掛けは鋭く心に訴えかけてきます。登場人物の描き方がリアルなだけに、他人の邪な心=邪光が見えると言う設定にすら息苦しいリアリティを感じるのです。 細部にわたって考え抜かれた緻密なプロット、じわりじわりと物語に引きこんでいく見事な語り口、アッと思わせる一行のインパクト、などなど。この作者が書いた作品を残らず読んでみたい、久々にそんな気にさせてくれる一冊でした。
邪光Amazon書評・レビュー:邪光より
434400289X
No.4:
(2pt)

やさしさは、無力?

 大阪に暮らす主婦、真琴は、同じマンションに殺人犯の娘が越して来ることを知る。隣の住人となった彼女は、外之原黎子・12歳。彼女は、大量バラバラ殺人事件を起こした宗教団体「赤光霊宝会」教祖の娘であった。まるで覚りの化け物のごとく、察しが良すぎる黎子にとまどう真琴。そして、黎子の周りでは殺人事件が多発し始め…。 人から人へ移っていく「邪光」の概念は魅力的なのに、期待したほどはこの設定が目立たなかった。ホラーというより可哀想な女たちの物語。ある仕掛けもあって凝っているとは思うが、甘えん坊のヒロインの心理について行きがたかった。見えすぎるゆえ、孤独な少女があまりに悲しい。
邪光Amazon書評・レビュー:邪光より
434400289X
No.3:
(3pt)

現実生活の覗き見感

打たれ強い人間にとっては、何でこんなことで?と思うようなことに主人公は簡単に躓く。が、所詮誰しも場所が違えど非常に狭い世界で生きていることに変わりはない。そのあたりの生活描写の積み重ねは丹念で、ありがちな光景だけに説得力があると言える。もっとも本の装丁から期待したような物語ではなかったけれど・・・。物語の終盤上手い具合に読者を騙しながら、依存を断ち切る大技を見せるのだが、どうしても、たかがこんなことがキッカケで・・・としか思えないのだ。たとえこのような人物造形は少女と主婦の現実的な側面を対比させる為と思ってはみても、やはり受け付けない。単なる好みですが・・・。読み終えた後何かに似た感じだなと思い返せば、高橋たか子の『光の子』だった。!意外で不思議だった。
邪光Amazon書評・レビュー:邪光より
434400289X
No.2:
(5pt)

ハッピーエンドでないと面白くないのか?

ハッピーエンドでないと面白くないのか?大量殺人をやらかした宗教団体の教祖の娘と、その娘の隣に住む主婦。表紙や帯のイメージで、もっとおどろおどろしいものを期待して読んだが、期待はいい意味で裏切られた。教祖の娘ではなく、主婦の方が主役の話で、怖いというより、せつない話だ。現実を直視しないで、見て見ぬ生きた方が幸せか、きちんと現実を見据える勇気を持って生きるべきか。見たくないものに目をつぶっていては、結局もっと見たくないものを見ることになる。などなど、いろいろ考えさせられるラストだった。あと、関西弁が案外ホラーに合うというのも、新鮮な発見だった。
邪光Amazon書評・レビュー:邪光より
434400289X



その他、Amazon書評・レビューが 6件あります。
Amazon書評・レビューを見る     


スポンサードリンク