絹靴下殺人事件

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種別
長編
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あらすじ

2004年02月01日 絹靴下殺人事件 (晶文社ミステリ)

ロンドンに出たまま消息を絶った娘の行方を探す父親の手紙に動かされ、ロジャー・シェリンガムが調べてみると、劇場でコーラスガールとして働いていた彼女は、数週間前に絹のストッキングで首を吊って死んでいたことが判明する。しかし、同様の事件が続発していることを知り、疑惑を抱いたシェリンガムは独自に調査を開始、やがて若い女性ばかりを狙う絞殺魔の存在が浮上する。無差別殺人に取り組んだバークリーの才筆は、ここでもテーマに強烈な一ひねりを加えている。(「BOOK」データベースより)

評判

絹靴下殺人事件の評価:

0.00/10点 レビュー 0件。 C ランク

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絹靴下殺人事件の総合評価:

7.60/10点 レビュー 5件。

感想一覧

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Amazonレビュー

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.5
(4pt)

サイコスリラーではない

ロジャー・シェリンガム・シリーズの第4作。戦前に抄訳が出ているが、完訳は初めて。
 若い女性が絹のストッキングで首をつるという事件が続発し、ひょんなことからシェリンガムも巻き込まれていく。最初は模倣自殺だと思われたのだが、モーズリー首席警部も乗り出してきたことから…という物語。
 サイコスリラーもののはしりとも読めるが、むしろバークリーの狙いは、連続殺人の新しい扱い方にあったと思われる。5件の事件の配置・構成にはさまざまな工夫が見られ、バークリー・ファンとして満足させてもらった。
絹靴下殺人事件 (晶文社ミステリ) Amazon書評・レビュー: 絹靴下殺人事件 (晶文社ミステリ)より
4794927401
No.4
(4pt)

バークリー第4作

何ら関連性の見出せない若い女性たちが
絹のストッキングで首を吊って怪死する事件を
扱った、バークリーには珍しい
サイコスリラーともいえる作品
前作では推理小説を読みすぎるため現実の事件を解決できないと
シニカルに書かれた、シェリンガム氏が
今回は推理小説を読まなさすぎるために事件を解決できない
イギリス警察を皮肉るという
バークリー流皮肉が利いている作品
絹靴下殺人事件 (晶文社ミステリ) Amazon書評・レビュー: 絹靴下殺人事件 (晶文社ミステリ)より
4794927401
No.3
(4pt)

シェリンガムさん奮戦記

なにしろ1928年の作品なので、時代背景などを知らないと先例があるのかどうかが全く分からず、ミステリ史的には評価できませんが、そのあたりは解説にしっかりフォローされているので、そちらを読んで下さい(もちろん本編読了後に)。
というわけで、そういう歴史事情を無視して、読んだ感想としては、連続殺人ものです。連続殺人なのにミッシング・リンクでもクローズド・サークルでもないのが今読むと逆に新鮮な気がします。
かといってハードボイルドではなく、素人探偵のシェリンガムが警部と微妙な協力関係を持ちながら捜査・推理をして行きます。
ラストの“罠”は、いくらなんでもあり得ないというか、酷すぎますが…。アンにそこまでやる必然性、説得力がないのだ。
シェリンガムの言動が面白いので、推理“小説”としては面白かったです。
絹靴下殺人事件 (晶文社ミステリ) Amazon書評・レビュー: 絹靴下殺人事件 (晶文社ミステリ)より
4794927401
No.2
(3pt)

つまらない訳ではないですが・・・という本格推理小説

シェリンこムの元に牧師ら娘が消えたので探してほしいという手紙が届き・・・というお話。
オーソドックスな本格推理小説で、殺人が起こり刑事と素人探偵が捜査し解決するというよくあるタイプの類型的推理小説でした。つまらない訳ではなく読んでいて凄く楽しめましたが、多少首を傾げたくなる感じの小説に思えました。あまり書けませんが、連続殺人を重ねる犯人の犯行動機等はイマイチ腑に落ちないし、カタルシスに欠けるような気がします。各登場人物の描写に精彩があり、小説として読むととても面白いですが、推理小説としての尺度でみると若干・・・という感じでした。こういうタイプの小説が好みの人には奨められるかもしれませんが、あまり興味ない人には奨める気にはなりませんでした。好きな作家なだけにあまり褒められず残念です。言ってみれば次作の傑作「毒入りチョコレート事件」の前に書かれた過渡期的作品なのかもしれません。
黄金時代の本格推理小説の水準作。お暇ならどうぞ。
絹靴下殺人事件 (晶文社ミステリ) Amazon書評・レビュー: 絹靴下殺人事件 (晶文社ミステリ)より
4794927401
No.1
(4pt)

《ロジャー・シェリンガム》シリーズの第四作

大都会を舞台に、若い女性ばかりを狙うシリアルキラーの連続殺人を扱った本作。シリアスな題材であるため、本シリーズの特長である軽妙さやユーモア、そして、本格ミステリに対する批評性などは後景に退いた感があります。また、本作では、前作で苦杯を嘗めたシェリンガムが警察に対し、汚名返上を行うことも大きなテーマとなっています。シェリンガムとモーズビー警部は、犯行現場に残されていた被害者の遺書と思しきメモの折り目から、それぞれ、全く異なる推論を引き出しますが、果たしてどちらが真相に到達できるのか? シリーズ読者には、見逃せないポイントだと思います。ただ、本作をトータルで見た場合、本格ミステリとしての構築性が低く、さらには、ラストで犯人に仕掛ける罠が悪趣味かつ必然性もないというのが残念なところ。××の先駆と言える“シリアルキラーによる連続殺人事件”という設定自体に仕掛けられたギミックや最後のマニア泣かせの一言など読み所は多いものの、傑作、快作揃いのバークリー作品の中では水準作と言わざるをえないでしょう。
絹靴下殺人事件 (晶文社ミステリ) Amazon書評・レビュー: 絹靴下殺人事件 (晶文社ミステリ)より
4794927401

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