殺意の迷宮
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初版刊行(参考)
種別
長編
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あらすじ
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評判
殺意の迷宮の評価:
0.00/10点 レビュー 0件。 C ランク
殺意の迷宮の総合評価:
7.60/10点 レビュー 5件。
感想一覧
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
Amazonレビュー
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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もう一人の主人公ライダルは、本書と同じ著者による『太陽がいっぱい』の主人公トム・リプリーを彷彿とさせる。ライダルもトムも大学はでたが定職につかず、祖母や伯母の遺産でブラブラして暮らしていたが、25歳にして何かを求めてヨーロッパへやって来たアメリカ人。
逃亡中のチェスターと妻コレットがアテネに到着した。アテネにいたライダルは二人に関心を寄せる。チェスターがライダルの父親にそっくりで、コレットは彼の初恋の女性にそっくりだったから(この設定はわざとらしくて減点対象か?)。ただし、ライダルは、チェスターの父親似で紳士風の外見の奥に、詐欺師の本性を見抜いていた。ということは、ライダルにも詐欺師になれる「才能」が備わっていたということだ。なぜなら、詐欺師たるもの、決して他人を信用してはいけないから。
宿泊先のホテルに尋問にやってきたギリシャの警官をチェスターが殺害し、その現場にいあわせたライダルが二人の逃亡を手助けすることになり、詐欺師チェスターと詐欺師の卵ライダルの虚虚実実の駆け引きが始まった。
チェスターがつぶやく。
たしかにライダルは紳士だ。・・・あの男は・・・いわゆる“マナーのよさ”を身につけている。控えめで温和で・・・上流階級の匂いがするのだ。
別の場面ではこうもつぶやく。
あの男はとんだ食わせ者だ。用心深く徐々に強請に変わり、この先ずっとつきまとうに違いない。
チェスターもまた、ライダルが紳士にして山師であることを見抜いていた。
どうやら、信用が第一の詐欺師の仕事は、紳士でなければ務まらないようだ。