ホワイト・ジャズ
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初版刊行(参考)
種別
長編
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評判
ホワイト・ジャズの評価:
3.33/10点 レビュー 3件。 D ランク
ホワイト・ジャズの総合評価:
8.48/10点 レビュー 21件。
感想一覧
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
Amazonレビュー
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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580ページ厚さ36ミリの重たい本だが、拡げやすく持ちやすい製本で手に取る喜び有り、
巻頭に主要登場人物一覧、
最後に訳者によるコメント文付き、
幾人かの登場人物を重複させ書き連ねられたLA四部作の最終作で、これを読んでなぜ四部作なのかをようやく納得できた、
文体は独特過ぎるものであり、読者によっては拒否反応を示すレベルで極めて独特とも言え、誰にでも推薦はできない、
ビッグ・ノーウェアが長い稜線を歯を食いしばって登り切り頂上を目指す作品とすれば、本作は頂上登頂後に崖のような坂道を一気に駆け降りてゆくようなスピード感がある、
特に冒頭から三分の一ほどの疾走感は、種々諸々が頭の中でまとまらないにも関わらずページをめくるのが止められなくレベルで面白みがある、
中盤は長い物語で説明必須の部分を担当するのでいわゆるハードボイルドになるが、後半に入れば再度スピード感を増加させ、こんどは崖を転げ落ちるように終末に向かうのだった、
序盤から繰り返し話題に登場するチャベス・ラヴィーン、
同地域を再開発することで現在のドジャース・スタジアムが建設され現在に至る経緯は読者なら検索必須、
本作は同地区地上げ時期の裏面を巧妙に物語に盛り込んでいる、
ライ・クーダーのアルバム”チャベス・ラヴィーン”は本作のような邪悪な面を排除したチャベス・ラヴィーン地区の追憶を歌ったコンセプトアルバムで、本作とは真逆な明るい記憶と回顧を明朗な音楽とともに歌っており、音楽を聴く趣味のある方には推薦したい、
ホワイト・ジャズは1950年代末の同じ時代、LAPD内部がFBIまで巻き込んで繰り広げられる警察官にあるまじき邪悪な確執と争闘の物語、
夢のカリフォルニアと歌われるほんの一昔前の物語である、
世の中には勇敢な映画監督がいるようで、現在本書を脚色中らしい、
さて如何様な仕上がりになるが、実に楽しみだ、
速射砲のようにセリフが飛び交う会話劇になるか、
それともLAコンフィデンシャルのように上手くクライマックスでオチをつけるか、
フィルム・ノワール調が商売にならないことはすでに業界標準だろうから、大人向けのサスペンスとして語り継がれるレベルになるよう期待したい、
私が脚色するなら、地獄の黙示録の構造を引用して、語り手が過去を追憶する巡礼譚にすると思う、