パリの骨
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初版刊行(参考)
種別
長編
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あらすじ
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評判
パリの骨の評価:
0.00/10点 レビュー 0件。 - ランク
パリの骨の総合評価:
8.67/10点 レビュー 3件。
感想一覧
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
Amazonレビュー
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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文章の流れで“驚愕”という言葉を使ったが、実際は予想通りという感。勿論作者も読者の裏をかこうと狙ったというよりは、初期の段階からいかなる犯罪が行われたか匂わせている。
そのため意外性はなかったが、スタイヴサントが犯人を追い詰めその犯行を解明する際、犯行理論の説明が大雑把で、細かい検証がなされなかったのが非常に残念。彼が無理なら犯人が滔々と自分の犯行について語って欲しかったが、それもなし。ここら辺は作者の怠慢というと言葉がきついが、手抜きだ。
しかし全体的に面白く読んだ。
本書の魅力の一つは、1929年のパリという、時代設定及び舞台。
第一次と第二次大戦の間で、1920年代“レ・ザネ・フォル(狂乱の時代)”末期。大恐慌の直前である。
その時代の空気感が行間から漂い、芸術の都パリの内側の喧騒、狂乱ぶりが浮かび上がる。
またマン・レイやモンパルナスのキキ等、実在の人物も登場。前者に対しては作者があまり良い印象を持っていないのではと推察。
もう一つは主人公スタイヴサントそのものの魅力。彼は先の大戦で心に大きな傷を負い、以降、喪失感を抱え自堕落な生活を送っている。とはいえ、元は優秀な捜査官。探偵としての腕は確か。そしておそらく格好良くて、女性に非常にモテる。
彼は捜査の過程で未だ彼の心を占めている元婚約者のセアラと再会。彼女自身も大戦で心身共に大きな打撃を受けた。現在別の男と婚約しているが、スタイヴサントが彼女を想い続けているように、彼女も彼を忘れられない。
事件は彼女の雇い主、婚約者、兄をも絡んでいく。
最終的に二人が出した答えは?
本書の特色を一言で言うならばロマンチック・ハードボイルド。読後感は悪くなかった。
出版社には本シリーズの前作の翻訳及び書籍化を、著者には次作の執筆を望む。