疑惑のマハーラージャ



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初公開日(参考)2010年02月
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長編小説

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疑惑のマハーラージャ (シャーロック・ホームズの愛弟子) (集英社文庫)

2010年02月19日 疑惑のマハーラージャ (シャーロック・ホームズの愛弟子) (集英社文庫)

行方不明の元スパイは、何らかの事件に巻き込まれたのか、あるいは祖国を裏切っているのか?この男の捜索を依頼されて、メアリと夫ホームズは1924年正月早々、大英帝国インド総督監視下でマハーラージャが治めるインドまで船旅に出て、船上で左翼の米国青年とその母、妹と出会う。そして奇術師に扮して、インドの村々で謎のマハーラージャの身辺を探りつつ高地の宮殿に近づいていく…。 (「BOOK」データベースより)




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No.2:
(4pt)

テンポの速さと醸し出す雰囲気は抜群!

シリーズ第7作目となった本書。
前作からいつのまにか4年も経っていた。
しかし、ゆるゆる出しているわりには、本シリーズのファンは多いのでは
ないだろうか。
最近は年に2,3冊出さないと読者がついてきてくれないような、忙しい
時代なのに、このゆるさは何なのだろう。
現代物ではない、ホームズ物という特性だろうか。

さて、今回の舞台はインド北西部。
場所は明示されないが、時代は第一次世界大戦後、そして、ロシア革命直後。
パキスタンとの国境に近く、現在でも紛争の絶えない辺りに近いのだろうか、
と推測すると緊張感が漂ってくる。
インドをねらうソ連と大英帝国との水面下のせめぎあいが、ホームズとメアリ
の活躍の舞台となっている。
帝国主義の落日と民族主義の台頭も見え隠れする、なかなか奥深い一冊だ。

ただ、トマス・グッドハートのキャラクターに、(不可欠な存在なのだが)
不自然さを感じる…。
疑惑のマハーラージャ (シャーロック・ホームズの愛弟子) (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:疑惑のマハーラージャ (シャーロック・ホームズの愛弟子) (集英社文庫)より
4087605981
No.1:
(4pt)

インドで冒険

ラッセルとホームズのシリーズ、7冊目です。

 前巻は英国のカントリーハウスを舞台の、ミステリー色が強い感じの話でした。が、今回は舞台も趣向もガラリと変えて、インドが舞台の冒険モノです。
 マイクロフトの依頼で、行方不明のスパイを探す二人の旅を綴る物語ですが、前半はゆったりとした「19世紀インド再現」といった感じ。
 インドへ向かう船旅のエピソードはまるで二人の遅いハネムーンのようで楽しい。
 
 後半は、架空の藩国カンプールを舞台に、マハーラージャを相手にとった大冒険となります。

 ラッセルの七変化といった感じの冒険も楽しいし、ホームズも相変わらず格好良い。(この方の書くホームズはカッコよくて良いです。)
 
 個人的には、著者の描くインド像が新鮮に感じられました。日本人なら19世紀インドをこういう風に描くことはないだろうと思います。植民地化されていて、白人に虐げられていたというイメージのあるこの時代。でもこの作品で描き出されるインド像には、ヨーロッパ人のインドへの強い憧れを感じました。(著者はアメリカ人ですけれど…)
 差別も蔑視ももちろんあったのでしょうが、それだけではない複雑な感情がヨーロッパ文明側にもあるのかも。そんなことまで考えてしまいました。

 

疑惑のマハーラージャ (シャーロック・ホームズの愛弟子) (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:疑惑のマハーラージャ (シャーロック・ホームズの愛弟子) (集英社文庫)より
4087605981



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