マプチェの女



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初公開日(参考)2016年02月
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長編小説

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マプチェの女 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

2016年02月24日 マプチェの女 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

過酷な過去をもつマプチェ族―その血を受け継ぐジャナは美大に入り、一族の悲劇を刻み込むように鬼気迫る姿で彫刻をする。学費を稼ぐため、己の性を男たちに売りながら。その日、ジャナの親友パウラが、友人が謎の失踪を遂げたと悲痛な声をあげた。やがて、その友人は凄惨な死体となって発見される。警察はマイノリティの事件に力をいれない。パウラにも魔手がのびる中、ジャナは部族の熱い血を燃やし、悪に立ち向かう。(「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点6.50pt

マプチェの女の総合評価:7.67/10点レビュー 3件。Cランク


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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(5pt)

合うものと合わないものがあります

前半は面白く読んでいたのですが、とにかく長くて長くて途中ダレてしまいました!
これだけ長いと主人公は俳優でいうと〇〇さん?女性は△△さん?みたいに想像が高まって勝手に設定しちゃうのですが
どうしても浮かんでこない!
感情移入の難しいミステリーでした。


ももか
3UKDKR1P
No.1:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

アルゼンチンの暗黒の現代史が爆発する

フランスの人気ミステリー作家による、アルゼンチン現代史の暗部をテーマにした強烈な怒りと復讐の物語。全編に渡って作者の激しい憤りが伝わってくる、熱気ある作品である。
主人公は、かつて軍事独裁政権下で父と妹を逮捕・拷問・殺害され、自身も逮捕・拷問された経験を持ち、現在では軍事政権下で行方不明になった人々の捜索をしている私立探偵のルペンと、スペイン人に迫害されたマプチェ族の血を引くインディオの彫刻家ジャナの二人。ある日、ジャナは親友である女装家のパウラから「友人のルスと連絡が取れなくなった」と相談され、探しているうちにルスが惨殺されているのを発見した。オカマやインディオの事件には冷淡な警察に業を煮やしたジャナは、ルペンに調査を依頼する。自分の専門外であるとして気乗りのしなかったルペンだが、自ら調査中の事件との関連が見つかり、またジャナの心の奥に存在する深い怒りと悲しみに共感したことから、二人は協力して二つの事件の真相を究明しようとする。
これまで軍事独裁政権下で暴虐の限りを尽くした軍人、政治家、経済人、キリスト教関係者が今なお隠然たる勢力を誇っているアルゼンチンでは、過去の罪を暴こうとする者には容赦ない暴力が加えられ、命の危険にさらされる。それでもなお、ルペンとジャナは怒りをパワーに変え、巨大な敵に立ち向かって行った・・・。
ストーリーのあちらこちらから、アルゼンチンを始めとする南米の軍事独裁政権に対する作者の怒りがほとばしり、また全編を覆う暴力の凄まじさに顔色を失い、さらに650ページというボリュウムにも圧倒され、読み通すには体力・気力が要求される。それでも、読む価値がある傑作であることは間違いない。
アクション系、社会派系、サスペンス系ミステリーファンには、自信を持ってオススメだ。

iisan
927253Y1
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.1:
(5pt)

見落とされた快作

2016年度のミステリ大賞類の上位に『ザ・カルテル』などの入るのは理解できるが、本作がはいらなかった事が、残念だった。出版が2月であったことや、600頁を越える大作であったため、投票者が読んでいなかったのではないかと疑う。著者は映画『ケープタウン』の原作者で、その際はキャレル・フェリーであったが、カリル・フェレの方がよい印象。映画の影響か、ハッピーエンドで終わらないかと思っていたが、最後にきて、原住民の土地に根付く「闘い」が戯画的に描かれ、題名の意味がわかるという仕掛けも、たしかにこれもありかと思う。サッカーワールドカップの裏にある誘拐・拘禁・行方不明の政治の汚点と、生き残った者たちの戦い。当方の2016年一位本であったが、ようやく「翻訳ミステリー大賞」と「読者賞」のともに次点となり溜飲が下がる気のしたのは私一人だろうか。続作品を期待してやまない。
マプチェの女 (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:マプチェの女 (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4151816011



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