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マプチェの女



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【この小説が収録されている参考書籍】
マプチェの女 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

マプチェの女の評価: 5.00/5点 レビュー 1件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点5.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(5pt)

見落とされた快作

2016年度のミステリ大賞類の上位に『ザ・カルテル』などの入るのは理解できるが、本作がはいらなかった事が、残念だった。出版が2月であったことや、600頁を越える大作であったため、投票者が読んでいなかったのではないかと疑う。著者は映画『ケープタウン』の原作者で、その際はキャレル・フェリーであったが、カリル・フェレの方がよい印象。映画の影響か、ハッピーエンドで終わらないかと思っていたが、最後にきて、原住民の土地に根付く「闘い」が戯画的に描かれ、題名の意味がわかるという仕掛けも、たしかにこれもありかと思う。サッカーワールドカップの裏にある誘拐・拘禁・行方不明の政治の汚点と、生き残った者たちの戦い。当方の2016年一位本であったが、ようやく「翻訳ミステリー大賞」と「読者賞」のともに次点となり溜飲が下がる気のしたのは私一人だろうか。続作品を期待してやまない。
マプチェの女 (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:マプチェの女 (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4151816011

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