女王国の城

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初版刊行(参考)
種別
長編
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23,086回
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55
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223
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あらすじ

2011年01月26日 女王国の城 上 (創元推理文庫)

大学に顔を見せない江神を追って信州入りした英都大学推理研の面々は、女王が統べる〈城〉で連続殺人事件に遭遇する。第8回本格ミステリ大賞に輝いた、江神シリーズ第4長編。(「BOOK」データベースより)

評判

女王国の城の評価:

7.20/10点 レビュー 15件。 S ランク

書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点7.20pt

女王国の城の総合評価:

7.82/10点 レビュー 77件。

感想一覧

サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

全5件 1〜5 1/1ページ
No.5
(9pt)

15年ぶりの学生アリスシリーズ!

日本ミステリ史に残る名作である前作『双頭の悪魔』から実に15年ぶりとなる『学生アリスシリーズ』の第四弾。
前作発表時に小学一年生だった子供が今作のアリスやマリアと同じ大学三年生になっていると考えると感慨深いですね。
子供が大人になるほど現実世界ではブランクが空く形になりましたが、作中世界では前作から半年しか経っておらず、昭和から平成に移り変わり、バブルが終わろうとしている時期が舞台の作品です。

今作もこれまでのシリーズ作品同様、コテコテのクローズドサークル作品になりますが、新興宗教団体が建設した「城」という舞台が独創的です。
「城」に閉じ込められ、そこを脱出したとしても、宗教団体の息がかかった「城下町」がさらに待ち受けているという二重のクローズドサークル状態になっているのも面白いですね。
しかし最初の殺人が起きるまでが長いのをはじめとして、前半部分は冗長すぎる感が否めず、ちょっと退屈でした。後半、推理研メンバーたちが強引に「城」からの脱出を試み大立ち回りを演じるあたりからは一気に話が動いて面白くなりましたね。
(私はこの作品は読むのに五日もかかってしまいましたが、うち四日を前半部分に費やして、後半は一気読みでした)
これまでのシリーズでは脇役に甘んじていた、モチとノブナガの先輩二人の見せ場があったのが良かったです。

また今作は前作の『双頭の悪魔』と共通するシチュエーションが多数用意されており、読者に15年ぶりのデ・ジャビュを感じさせるのが狙いか?などと思いました。

しかし個人的に『双頭の悪魔』以上に比較したくなる作品は、奇しくもこの作品の前年に発表された同作者の、やはりクローズドサークル作品となる『乱鴉の島』です。
こちらは『作家アリスシリーズ』の作品となり、発表はこの作品の前ですが、作中の年代設定は21世紀となり、携帯電話もインターネットも存在する時代において、クローズドサークルというジャンルにおいては、本来邪魔な異物的存在になるそれをいかに話に組み込むかということを試みたような作品でした。それに対して今作は1990年前後が舞台のため、作中でマリアが「一人一人が携帯できる電話があればいいのに……」と言ったり、アリスが「インターネットって何だ?」と言ったり、一種のメタ的なネタを仕込んでいるのは、前年度に発表した作品を踏まえたうえで作者の「やっぱりクローズドサークル作品にはこれらのものは無いほうがいい」という本音を見た気がしました(笑)

総合的に見て前作には及ばないかなという感想ですが、推理研のメンバーたちの変らないキャラと活躍が見れて楽しかったのでオマケして9点で。
次作が学生アリスシリーズの完結編となる予定のようですが、江神さんの家庭の問題や、アリスとマリアの恋人未満の関係の行く末などいろいろ気になり、待ち遠しいです。


▼以下、ネタバレ感想

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マリオネットK
UIU36MHZ
No.4
(9pt)

女王国の城の感想

前3作品も読んでいるはずですが、昔過ぎて記憶は全く無し。なので、シリーズを通しての感想では無く本作のみの印象ですが、上巻があまりにものんびりし過ぎに感じました。下巻に入ってからの展開は素晴らしく面白くて、各方面で高評価なのも納得の作品です。
細々とした伏線の回収も鮮やかで、作者の本格推理に対する誠実かつ真摯な姿勢には感銘を受けました。真面目な人なんでしょうな。
前半部分がスロー過ぎる上に、うんちくが多くて少々長すぎる。そこは減点ですが、おススメの傑作に間違い無いですよ。

なおひろ
R1UV05YV
No.3
(10pt)

女王国の城の感想

目玉であろうトリックには驚かされました。
上下巻と2冊に分かれていますが、もう少しだけ縮められなかったのかなと…。
それでも10点です。

次の学生アリスシリーズの長編がでるのはいつになるのか。
続編を楽しみにしています。

▼以下、ネタバレ感想

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Morphe
CTP9H472
No.2
(9pt)

女王国の城の感想

なかなかの長編だったが、スラスラ読めた。
相変わらず江神部長の推理が冴えているなと感心させられました(●´ω`●)

みい
XL0AKYF3
No.1
(9pt)

本格ミステリ

久々のアリスシリーズ。文庫を待ち望んでいたのでようやくゲット。
目まぐるしく展開する物語展開で止め時が見つからない面白さ。
読者にフェアで立ち向かいロジックで解決する作風はグッド。
数年ぶりに読んだ有栖川作品だが、本格へのこだわりは今も尚健在だと再認識した。

たんぷる
W6DY75QO

Amazonレビュー

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未読の方はご注意ください

No.62
(5pt)

とても楽しめるシリーズ最後の長編

40年ぶりに読み返した『月光ゲーム』のあと、『双頭の悪魔』、『孤島パズル』から辿り着いた上下巻の長篇。上巻を読み進むうち新興宗教に支配された「街」や凝った意匠の建築などが出てきて島田荘司や綾辻行人の作品のような趣向になるのかと思いきや、下巻では見事な本格推理が展開される。11年前の殺人事件、宇宙人の降臨、そして宗教組織にまつわる連続殺人。これらの謎が最後の章で理路鮮やかに解決される。有栖川作品の最大の魅力は謎を「知性」と「論理」で一つひとつ解き明かしていく、その緻密なプロセスにあるのではないだろうか。そうした謎解きに、UFOや知的生命体探索、さらにはカフカの『城』など、さまざまな蘊蓄(うんちく)が嫌味なく挿入されていてストリーに厚みを持たせている。こうした博識さが決して鼻につかないのが、この作家の持ち味だろう。久々に胸のすくような、まるで舞台劇を観るような大団円。この作品の後短篇集が出ているが、もう江神・アリスシリーズの長篇を新たに読むことができないと思うと、ただただ残念。
女王国の城 下 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 女王国の城 下 (創元推理文庫)より
4488414060
No.61
(4pt)

とても楽しめるシリーズ最後の長編

下巻を参照。
女王国の城 上 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 女王国の城 上 (創元推理文庫)より
4488414052
No.60
(5pt)

江神二郎さん最高❣️

有栖川有栖先生の文庫本をずっと読んできて、江神二郎シリーズを今年は入ってから購入しました。とっても素敵な江神さん!!火村先生より好きになっちゃいました
女王国の城 下 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 女王国の城 下 (創元推理文庫)より
4488414060
No.59
(4pt)

「物語」として楽しんだ

僕はミステリをこよなく愛している、と思って生きてきた。しかし最近どうも、ミステリが好きというより、面白い話が読みたいだけなのでは、と思うようになってきた。それがミステリである必要はないのである。

というわけで本書のことも「物語」として楽しんだ。しかし「ミステリ」としては、精密に組まれたロジックにあまり魅了されない自分を再発見し、先のように認識を新たにした。

物語は大学生のアリス(男)とマリア(女)の手記によって綴られる。しかし登場人物の表記が呼び捨てなのに、探偵役の江神だけ「さん」付けなのは変だ。あと、個人的にはヒロインのマリアに好感が持てない。

と、細かい文句はあるけれど、これだけの長編をそれほどの「ダレ場」もなく読ませるのは、作家の力量だと思う。総体としては面白かった。
女王国の城 下 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 女王国の城 下 (創元推理文庫)より
4488414060
No.58
(5pt)

凄く綺麗です

中古本とは思えないほど綺麗で、びっくりしました。
女王国の城 上 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 女王国の城 上 (創元推理文庫)より
4488414052

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