(短編集)
運命しか信じない!
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ひとつひとつ短編で読みやすいです。それでいて、それぞれのストーリーの関連性もしっかりしてる! | ||||
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ミステリではない。恋愛小説集だ。 6篇が収められており、またそれぞれが微妙にからみあっていて、最後にすとんと落とされる。そのあたりはミステリの手法が導入されており、爽快なカタルシスを与えてくれる。恋愛小説としてもミステリとしても新しい世界を感じた。 ロマンチックな話ばかり。いずれもハッピーエンド。そういう不自然さや多幸感過多にアレルギーがあるひとには無理かも。 それにしても、最近ではこんな仕事をしているとは知らなかった。 | ||||
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色んな人物が次々と登場し、運命の歯車が回っていく様を描写しています。流れるように作品内視点が移っていくので、群像劇とみるべきですね。 この作品を読んでまず頭によぎったのは、『百万台の車のパラドクス』という話です。 『都会では毎日百万台の車が走っている。朝家から出かけて、一台の車とすれ違う。その車とすれ違うのは百万分の一の確率だから、奇跡だ!と思う。しかしそれは間違いで、毎朝、最初にすれ違う車は必ず一台いるのだから、百万台の車の中からその車とすれ違っても、必然で、奇跡でも何でもない』という話です。『百万台の中の、この車とすれ違いたい!』と思って家を出て、最初にすれ違ったのがその車だったら運命なのですが…。 話をサイコロに置き換えると、『百万面体のサイコロを降ったら、235948の目が出た。その目が出るのは、百万分の一の奇跡だ!と思う。しかしそれは間違いで、サイコロを振ったら絶対何らかの目が出るんだから、その目が出ようと奇跡でも何でもない』ということです。 この作品では、『『もし牛乳をこぼさなかったら…』『もしこれを食べていたら…』『もしこの電車に乗れていたら…』『もしこの日この風が吹いていなかったら…』この人とは出会えなかった、だから出会ったのは運命だ!』ということが繰り返し描写されていますが、その人に出会わず、ほんの少し違う運命だったらまた別の人に出会っているわけです。恋愛対象になる人が百万人いるとしたら、ほんの少し違う運命だったらそれぞれ百万人の中の別の人に出会って、それぞれラブストーリーが始まっていたわけで、その出会いは運命でも奇跡でも何でもない、ただの必然の結果では…。と無粋ながらも感じました。 運命というものを考えさせられる作品でした。 | ||||
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