ふつうの学校 稲妻先生颯爽登場!!の巻
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児童文学としては、とんでもなくぶっ飛んでいます。良くも悪くも、他にはない児童文学です。一応、小学上級以降の児童が対象のようです。 始業式の日に早速遅刻した主人公の「ぼく」は、5年生になります。クラス替えがあり、憧れの朝野奈々(あさのなな)や、学校一のワル・坊西健也(ぼうにしけんや)と同じ4組になりました。しかも担任の先生が、他の学校から移動してきたばかりの稲妻快晴(いなずまかいせい)という男の先生で、はちゃめちゃな性格です。「ぼく」は、自分の家が先生のアパートに近いこともあり、新たにできた友人たちと、学校帰りに先生のアパートに寄ることもありました。…… 本著者の作品は、第3回メフィスト賞を受賞した『六枚のとんかつ』以来、ときどき、割と好んで読んでいました。残念ながらミステリ作品はあまり多くないため、とうとう児童文学として出版されている本書にまで手を出してしまいました。『六枚のとんかつ』が「許せる」人であれば、本書のぶっ飛び具合も「許せる」でしょう。ただし、本作品にもミステリ要素はあるとは言え、さすがに児童文学だけあってトリック自体は大したことはありません。 自分が小学上級生のころに本書のような作品に出会っていれば、あまりにも話がぶっ飛び過ぎていて、読中・読後、目が点になったでしょう。担任の稲妻先生が、ロリコン向けのアダルト・ビデオを借りていたり、生徒を相手にドンジャラで賭けをしたりするだけではありません。そもそも主人公自身が、自由にアダルト・ビデオを観られるという理由で、将来はレンタル・ビデオ店の店員になりたいという「夢」を持っています。かと言って、下品な話ばかりではなく、本筋では友情もきちんと描いています。多分、子どものころに、例えば図書館で本書に出会っていたとしたら、世の中にはこんな訳の分からない本もあるのかと驚いて、ドギマギしながらも続編を借りてしまったでしょう。 出版社も、よく、こんな作品を児童文学として出版したものです。もっとも、少しでもマセた子どもであれば、本というものもがお行儀のよいものだと思っているのは、せいぜい小学上級ぐらいまでかもしれません。 | ||||
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本の中には、かっこいい悪いやつがたくさんいます。 ルパン三世とか、ハリー・ポッター(いいやつだけど、いい子じゃないでしょう?)とかね。 私が彼らを好きなのは、暴力ではなく知恵を使い、弱い者いじめをしないからです。 この本には、そういうかっこいい悪いやつが何人もでてきます。さて、この本を読んだ人たちには、彼らのまねをしたくなる人がきっといるでしょう。 きっと、頭がよくてまじめな(ドラコ・マルフォイみたいな。彼もいいよね)人だと思います。 でも、そのまままねしてはいけません。あまりにも危険です。バレたら友だちにきらわれてしまいます。ただ、頭を使って悪いことをすることを、考えるのが好きになってほしいとは思います。 さもないと、本の外で、悪いことをしな!ければいけなくなったときに、困ったことになりますからね。「ふつうの学校」、よい子はぜったい読むな、と書いてありますが、私はよい子にも読んでほしいと思います。でも、‥‥わかってるね? | ||||
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