喪失



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喪失 (小学館文庫)
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初公開日(参考)2004年11月
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長編小説

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喪失 (小学館文庫)

2004年11月30日 喪失 (小学館文庫)

一八歳で裕福な家を捨てて、ストックホルムでホームレス同様の暮らしを続けてきた三二歳の女性シビラ。ある晩中年男性に食事とホテルの客室を奢らせることに成功するが、翌朝になって愕然とする。その男性の死体が発見されたのだ。殺害方法は猟奇的で、シビラは有力な容疑者として警察に追われる。さらに同様の殺人事件が続き、すべてが彼女の犯行とみなされる…。食べ物も寝場所もない極限状態からたった一人で真相に挑んでいく。二〇〇〇年ベスト北欧推理小説賞受賞。世界二〇カ国で翻訳されている。 (「BOOK」データベースより)




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喪失の総合評価:8.00/10点レビュー 14件。Bランク


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全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(8pt)

喪失の感想

裕福な家の一人娘が家や両親を捨てホームレスとなって他人と係わらずに一人で生きていく道を選ぶ。そこまでの過程は途中のモノローグや回想で読者に示されていて、多分に読者の共感を得られるように工夫して書かれている。
これまで社会とは無縁で生きてきたのに、その社会から追いつめられた彼女はやがて社会と戦うことを決めるのだが、その気持ちの変化に無理のない設定で一人の協力者が現れるところは中々上手い。
殺人者の追跡を開始するくだりもシビラの心情をしっかりと描きながら行動させているので、調べを進める過程が自然になり動き出す事態も必然のように移る。しつけとか教育という言葉に置き換えて子供をコントロールしたり
管理して思うように育てようとする母親や父親のあり方と、残虐な猟奇殺人者の追跡というシビラの切羽詰まった生き方がしっかりと分かりやすい言葉で書かれていて楽しめる。
こういう少女もいるだろうと思うのは著者の作った世界の上手さであり、それとは別に容疑者となった事件の犯人捜しの様子がシビラの心情と交差して進むところが読ませる部分で、トータルで見れば始まりから最後までシビラの
人生というか運命がこの物語そのものである。ラストも彼女に相応しい終わり方と云えるだろう。

ニコラス刑事
25MT9OHA
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.13:
(4pt)

北欧っぽい

北欧のミステリーは良く読むが、これはなかなか面白かった。雑で荒削りだが目新しい。充分に練れた英国ミステリーに比べたらお粗末だが、これはこれで良いと思った。
※同作家の【罪】はつまらない作品だった
喪失 (小学館文庫)Amazon書評・レビュー:喪失 (小学館文庫)より
4094054618
No.12:
(5pt)

アルヴテーゲンにハマったきっかけの小説「喪失」

私は、この小説をきっかけに、アルヴテーゲンに魅せられて、
一気に彼女の作品のうち、Kindleで読める5冊を読破した。

コロナ禍の中、北欧ミステリーが面白いと人に勧められ、同じ読むなら友人の住むスウェーデンのものを!と、
Kindleで検索して、全く知らなかったアルヴテーゲンという作家の「喪失」を見つけた。
そこからハマってしまった。

「喪失」は、久しぶりにグイグイ引き込まれて行く小説で、ミステリーと言っても、サイコスリラーだ。
そしてこの小説を始め、殆ど全部の小説の中に流れる一つのテーマは、パニックアタック!
著者の個人的な体験によるものである。

「喪失」では、主人公のシビラだけではなく、登場人物の心理的な描写がとても上手く表現されている。

ネタバレになるので詳しくは書けないが、この小説には、直接的な言葉を使わないで、今流行りの「毒親」のことや、
隠された大事なテーマ(…と私は思う)として、「臓器移植」について問われている気がした。

「喪失」には、他の彼女の作品と違い、途中から15歳の少年が大きな役割を持って登場してくる。
彼の存在でこの小説が、単にミステリー小説というよりも、より「物語性」が大きく感じられる。
最後に、主人公シビラが再生して行く姿の陰にも、この少年の役割が大きく感じられて、スッキリした結末だと思った。

一度だけ行った、スウェーデンの風景を思い出しながら、
とても心に残った一冊だった。
喪失 (小学館文庫)Amazon書評・レビュー:喪失 (小学館文庫)より
4094054618
No.11:
(2pt)

火曜サスペンス劇場?

※ややネタバレ含みます
お好きな方には申し訳ありませんが、いわゆる「毒親」のせいでいかに子供が道を踏み外したか、というよりいちいち親のせいにするばかりで、ミステリーとしても一人の女性の物語としてもイマイチでした。毒親(とはいえ結構マイルドな部類では)に育てられた可哀想な主人公が親に初めて反抗、失恋、その他色々あってホームレスになり、知らない間に殺人犯にされて、都合よくハッカーも見つかってちょっと調べ物してもらったり、それからまた色々あって最後は真犯人と対決、とどこか既視感のある展開で、これは外国人の難しい名前さえ克服できればうちの母親も気に入るなと思いました。しかし事件を通して主人公が手に入れたのは結局お金(というか家)だけなんでしょうか。私が読み取れてないだけなのか、それともあれだけのことがあっても何も変わらないのが人生なのでしょうか。
喪失 (小学館文庫)Amazon書評・レビュー:喪失 (小学館文庫)より
4094054618
No.10:
(5pt)

一気読み

面白かった。孤独な主人公の内面が女性作家ならではのリアリティーをもって描かれていて、痛ましい。読みやすさもあって一気に読んでしまった。この作家もっと読みたくなった。
喪失 (小学館文庫)Amazon書評・レビュー:喪失 (小学館文庫)より
4094054618
No.9:
(4pt)

凄く読みやすい。

翻訳が良いのか読みやすいです。
男が読んでも主人公に感情移入できるし、女性ホームレスネタ+猟奇殺人ネタの割に凄惨な暴力的な描写がほとんどないですね~
犯人に意外感がもう少し欲しかったかな。
自分的には一気に読んでしまうくらい面白かったので星4つ。
喪失 (小学館文庫)Amazon書評・レビュー:喪失 (小学館文庫)より
4094054618



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