喪失
- 2000年度ベスト北欧推理小説賞 (1)
- ガラスの鍵賞 (2)
- 北欧ミステリ (199)
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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裕福な家の一人娘が家や両親を捨てホームレスとなって他人と係わらずに一人で生きていく道を選ぶ。そこまでの過程は途中のモノローグや回想で読者に示されていて、多分に読者の共感を得られるように工夫して書かれている。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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北欧のミステリーは良く読むが、これはなかなか面白かった。雑で荒削りだが目新しい。充分に練れた英国ミステリーに比べたらお粗末だが、これはこれで良いと思った。 ※同作家の【罪】はつまらない作品だった | ||||
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私は、この小説をきっかけに、アルヴテーゲンに魅せられて、 一気に彼女の作品のうち、Kindleで読める5冊を読破した。 コロナ禍の中、北欧ミステリーが面白いと人に勧められ、同じ読むなら友人の住むスウェーデンのものを!と、 Kindleで検索して、全く知らなかったアルヴテーゲンという作家の「喪失」を見つけた。 そこからハマってしまった。 「喪失」は、久しぶりにグイグイ引き込まれて行く小説で、ミステリーと言っても、サイコスリラーだ。 そしてこの小説を始め、殆ど全部の小説の中に流れる一つのテーマは、パニックアタック! 著者の個人的な体験によるものである。 「喪失」では、主人公のシビラだけではなく、登場人物の心理的な描写がとても上手く表現されている。 ネタバレになるので詳しくは書けないが、この小説には、直接的な言葉を使わないで、今流行りの「毒親」のことや、 隠された大事なテーマ(…と私は思う)として、「臓器移植」について問われている気がした。 「喪失」には、他の彼女の作品と違い、途中から15歳の少年が大きな役割を持って登場してくる。 彼の存在でこの小説が、単にミステリー小説というよりも、より「物語性」が大きく感じられる。 最後に、主人公シビラが再生して行く姿の陰にも、この少年の役割が大きく感じられて、スッキリした結末だと思った。 一度だけ行った、スウェーデンの風景を思い出しながら、 とても心に残った一冊だった。 | ||||
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※ややネタバレ含みます お好きな方には申し訳ありませんが、いわゆる「毒親」のせいでいかに子供が道を踏み外したか、というよりいちいち親のせいにするばかりで、ミステリーとしても一人の女性の物語としてもイマイチでした。毒親(とはいえ結構マイルドな部類では)に育てられた可哀想な主人公が親に初めて反抗、失恋、その他色々あってホームレスになり、知らない間に殺人犯にされて、都合よくハッカーも見つかってちょっと調べ物してもらったり、それからまた色々あって最後は真犯人と対決、とどこか既視感のある展開で、これは外国人の難しい名前さえ克服できればうちの母親も気に入るなと思いました。しかし事件を通して主人公が手に入れたのは結局お金(というか家)だけなんでしょうか。私が読み取れてないだけなのか、それともあれだけのことがあっても何も変わらないのが人生なのでしょうか。 | ||||
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面白かった。孤独な主人公の内面が女性作家ならではのリアリティーをもって描かれていて、痛ましい。読みやすさもあって一気に読んでしまった。この作家もっと読みたくなった。 | ||||
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翻訳が良いのか読みやすいです。 男が読んでも主人公に感情移入できるし、女性ホームレスネタ+猟奇殺人ネタの割に凄惨な暴力的な描写がほとんどないですね~ 犯人に意外感がもう少し欲しかったかな。 自分的には一気に読んでしまうくらい面白かったので星4つ。 | ||||
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