■スポンサードリンク


ジャム さんのレビュー一覧

ジャムさんのページへ

レビュー数349

全349件 201~220 11/18ページ

※ネタバレかもしれない感想文は閉じた状態で一覧にしています。
 閲覧する時は、『このレビューを表示する場合はここをクリック』を押してください。
No.149: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

少女ノイズの感想

久々にビビッときました!塾のアルバイト講師の主人公「スカ」と孤独な優等生少女「冥」が周囲で次々起こる難事件を解決していく連作短編集!有川氏は「ぶっちゃけミステリ部分はどうでもいい」と言い二人の恋愛模様だけに注目していたようですが、自分のようなミステリファンにとっては緻密に組まれたトリックとロジックに脱帽の高度な本格連作集でした!最近騙されにくいなあと思っていたら、この作品集には見事に騙されましたね(笑)
少女ノイズ (光文社文庫)
三雲岳斗少女ノイズ についてのレビュー
No.148:
(7pt)

天帝のはしたなき果実の感想

第35回メフィスト賞受賞作。最初はフランス語のルビに苦労して読みづらかったが、慣れると読みやすいという不思議な文体。久々に読みごたえがあった小説。個人的には終盤の推理合戦が愉しめた。
天帝のはしたなき果実 (幻冬舎文庫)
古野まほろ天帝のはしたなき果実 についてのレビュー
No.147:
(7pt)

独白するユニバーサル横メルカトルの感想

どれも味のある平山ワールド満載のSFやホラーを収録した短編集!お気に入りは「Ωの聖餐」、「オペラントの肖像」、「卵男」。
独白するユニバーサル横メルカトル (光文社文庫)
No.146:
(7pt)

少年名探偵 虹北恭助の新・新冒険の感想

やっぱり、このシリーズ最高です!ミステリ的にはどんでん返しがあった「殺鯉事件」が特に良かったです。それ以外では相変わらずの若旦那一行の映画馬鹿っぷりが最高!(笑)
少年名探偵 虹北恭助の新・新冒険 (講談社ノベルス)
No.145:
(8pt)

ナイフが町に降ってくるの感想

女子高生真奈は夏のある日片思いの先生を尾行している最中に突如時間が止まってしまったことに気付く。動揺する真奈の前に現れた謎の青年。彼は一旦なにか納得のできない謎を考え込んでしまうと、時を止めてしまうという特殊体質の持ち主だという。そして、彼の眼の前には今誰も目撃者のいないはずの路上で突如何者かにナイフで刺されたと思われる男の死体が! 西澤さんお得意のSF設定での緻密に組み込まれた純粋本格ミステリで真奈と統一郎のコンビのドタバタ劇も合わさり流れるように一気読みでした!これは、面白い!

ナイフが町に降ってくる (祥伝社文庫)
西澤保彦ナイフが町に降ってくる についてのレビュー
No.144:
(8pt)
【ネタバレかも!?】 (3件の連絡あり)[]   ネタバレを表示する

ロートレック荘事件の感想

叙述ミステリの傑作!見事に騙されました!騙される快感に酔いたい方におすすめ。


ロートレック荘事件 (新潮文庫)
筒井康隆ロートレック荘事件 についてのレビュー
No.143:
(8pt)

消滅島RPGマーダーの感想

「壮大な消失トリック」も良かったが、何より伏線の張り方が細部にいたるまで巧みで綺麗だと思った。本格推理の醍醐味を味わえる1冊!
消滅島RPGマーダー―長編痛快ミステリー (ノン・ノベル―天才・竜之介がゆく! (844))
柄刀一消滅島RPGマーダー についてのレビュー
No.142:
(8pt)

刺青殺人事件の感想

横溝正史の次はこれだ!美形の名探偵神津恭介登場の処女作!昭和探偵小説の傑作!
刺青殺人事件 新装版 (光文社文庫)
高木彬光刺青殺人事件 についてのレビュー
No.141: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

ハサミ男の感想

第13回メフィスト賞受賞作。ミステリ界に新たな風を吹き込んだ野心作!
ハサミ男 (講談社文庫)
殊能将之ハサミ男 についてのレビュー
No.140: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

ウェディング・ドレスの感想

結婚式当日に「私」はさらわれた!「私」と「僕」はそれぞれ真犯人を追うが・・・。メイントリック、密室トリックといった派手な「大技」から序盤から丁寧に仕掛けられた伏線を一つ一つ回収していく「小技」まで本格ミステリの醍醐味を味わいつくせる傑作!
ウェディング・ドレス (講談社文庫)
黒田研二ウェディング・ドレス についてのレビュー
No.139:
(7pt)

九月は謎×謎修学旅行で暗号解読の感想

霧舎学園シリーズ「九月」のテーマは、修学旅行で「暗号解読」!シリーズでもっともページ数が多い(それでも300p前後ですが)だけあって、複雑に絡み合った暗号にプリクラの謎、6枚の地図に隠された謎・・・とてんこもりの内容!地図とプリクラに仕掛けられたトリックには脱帽ものでした(笑)あと、ネタバレになるから言えないですけど、霧舎ファンほど騙されるであろうあのトリックにも(笑)このシリーズは細かい「遊び心」が横溢しているのが良いですね(笑)
九月は謎×謎修学旅行で暗号解読 (講談社ノベルス)
霧舎巧九月は謎×謎修学旅行で暗号解読 についてのレビュー
No.138:
(8pt)

『アリス・ミラー城』殺人事件の感想

「城シリーズ」第3作にして、最高傑作!「そして誰もいなくなった」と「不思議の国のアリス」、「鏡の国のアリス」のオマージュ。最後まで目が離せないところといい、大満足の1冊!
『アリス・ミラー城』殺人事件 (講談社文庫)
北山猛邦『アリス・ミラー城』殺人事件 についてのレビュー
No.137:
(7pt)

ガラスの麒麟の感想

日本推理作家協会賞受賞作。女子高生が抱える悩みに切り込んだ傑作!こんな保健の先生がいたら、いいでしょうね。

ガラスの麒麟 新装版 (講談社文庫)
加納朋子ガラスの麒麟 についてのレビュー
No.136: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

殺人鬼の感想

双葉山にキャンプでやってきた<TCメンバーズ>の一行を待っていたのは、その山に住むと言われる残虐無慈悲な「殺人鬼」だった!残酷描写もさることながら、相変わらずの一発トリックが炸裂していて楽しめました!ただ、あのネタを今一つのとこで看破できるところまで目星つけたのが口惜しかったです(笑)まあ、逆襲編でこの借りは返すということで(笑)

▼以下、ネタバレ感想
※ネタバレの感想はログイン後閲覧できます。[] ログインはこちら
殺人鬼  ‐‐覚醒篇 (角川文庫)
綾辻行人殺人鬼 についてのレビュー
No.135:
(8pt)

奇術探偵 曾我佳城全集の感想

(秘の巻)美貌の奇術探偵曾我佳城が活躍するいずれ劣らぬ奇術絡みの事件たち。お気に入りは「空中朝顔」、「花火と銃声」、「ジグザグ」、「剣の舞」。

(戯の巻)足掛け20年の大作、曾我佳城シリーズ完結!文字通り、驚愕の終幕にはびっくり!お気に入りは、「天井のとらんぷ」、「白いハンカチーフ」、「だるまさんがころした」、「魔術城落成」。

奇術探偵 曾我佳城全集 戯の巻 (講談社文庫)
泡坂妻夫奇術探偵 曾我佳城全集 についてのレビュー
No.134:
(7pt)

闇の喇叭の感想

戦後、ソ連に統治された北海道は日本列島と分断され、やがて独立国家を築く。そして、平世24年の現代の日本では「私的探偵行為」を禁止する法律が成立していた-。そんな閉塞感に充ちた世界で元探偵の父を持つ少女空閑純(通称ソラ)が町で起きた身元不明の殺人事件に挑むという著者が本格ミステリの根幹となる「名探偵の存在意義」に挑んだ新たな試み!相変わらず著者ならではの物理トリックも炸裂しますが、その世界設定だからこそ起こりうる事件、葛藤、そして息苦しいほどの世界への抵抗が見事に描かれていて、今後のシリーズ展開も楽しみです!
闇の喇叭 (講談社文庫)
有栖川有栖闇の喇叭 についてのレビュー
No.133:
(7pt)

愚者のエンドロールの感想

古典部シリーズ、第2弾!今回は未完の密室ミステリー映画の謎に挑むほうたる・・・じゃなくて奉太郎たち古典部一行!ホームズや「古典」ミステリが解決のヒントになっているのも良かった!それにしても、奉太郎にはお姉さんといい今回の「女帝」と言い、女難の相が(笑)
愚者のエンドロール (角川スニーカー文庫)
米澤穂信愚者のエンドロール についてのレビュー
No.132:
(7pt)

夜は短し歩けよ乙女の感想

初森見作品。本作は恋愛ファンタジーとのことだが、ミステリー読者としては、少しミステリ風味の第三章「御都合主義かく語りき」が面白かった。先輩と彼女の関係も最後まで愉しく読めた。
また、琴音らんまるさんの漫画版も原作にないエピソード、異なるエンディングで楽しめるのでおすすめ!
夜は短し歩けよ乙女 (角川文庫)
森見登美彦夜は短し歩けよ乙女 についてのレビュー
No.131: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

夏のレプリカの感想

蘇るあの夏の事件。眩暈がするほど幻想的で衝撃的な森ミステリィ。個人的にこういう世界観の作品、大好きです!
夏のレプリカ―REPLACEABLE SUMMER (講談社文庫)
森博嗣夏のレプリカ についてのレビュー
No.130: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

生霊の如き重るものの感想

待望の刀城言耶シリーズ、最新短編集!怪奇ホラー的には「屍蝋」、本格ミステリ的にはダントツで「顔無」が良かった!後、キャラ的には阿武隈川烏先輩が相変わらず濃すぎる(笑)
生霊の如き重るもの (講談社文庫 み 58-13)
三津田信三生霊の如き重るもの についてのレビュー