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なおひろ さんのレビュー一覧

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レビュー数328

全328件 141~160 8/17ページ

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No.188: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

慟哭の感想

18年ぶりの再読なのかな?メインとなる仕掛けは未だに忘れられず、初読の驚きは得られなかったですが、再読上等の素晴らしい作品でした。連続誘拐殺人事件を捜査する刑事の視点と、新興宗教にのめり込んで行く男の視点が交互に描かれますが、双方共に、こうとしか生きられない、と言う背負った運命の哀しみに圧倒されました。普段は子供が被害者の作品は嫌悪感が先に立つのですが、本作は突き放した文体のせいか、作中の人物に取り込まれてしまったのか、乾いた気分で読めました。しかし本作がデビュー作であり、若干25歳で書かれたとは、凄い。
慟哭 (創元推理文庫)
貫井徳郎慟哭 についてのレビュー
No.187:
(7pt)

生還者の感想


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生還者 (講談社文庫)
下村敦史生還者 についてのレビュー
No.186: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

ナミヤ雑貨店の奇蹟の感想

著者お得意のSF的設定、そしてまたお得意の人情話が融合された、手堅いクオリティの作品だったと思います。バラバラに見えた様々なエピソードは、伏線が回収されるにつれて繋がっていた事が明らかになって行く。過去と現在を行き来する手紙、沢山の人々が投函した悩みの内容は重い物も多く、ハッピーエンドとは限らない。しかし皆懸命に生きていた、その真剣さに打たれました。ただ、流石に視点が行き来しすぎ時系列が把握し辛い。しかも登場人物が多過ぎ、主人公の三人組は区別が付かないほど影が薄い。ちょっとごちゃごちゃし過ぎた感じですね。
ナミヤ雑貨店の奇蹟 (角川文庫)
東野圭吾ナミヤ雑貨店の奇蹟 についてのレビュー
No.185: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

満願の感想

第27回山本周五郎賞受賞作。言うまでもなく、各ランキングで1位総なめのノンシリーズ短編集です。作者の持ち味は後味の悪さで有りますが、本作もいかんなく発揮されていますね。全作に共通するのは、一人称で書かれている事。他の人が何考えているか全くわからない所に、サスペンスやホラーのテイストが合うのでしょうね。落ち着かない気持ちで読んでいました。気に入ったのは「夜警」、オチはありふれた物ながら、キャラ造形と話の進め方で読ませる。嫌いなのは「石榴」、こう言うエロティシズムは要らない、どちらが望んでもコレはダメ。
満願 (新潮文庫)
米澤穂信満願 についてのレビュー
No.184: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

砂漠の感想

今まで読んだ伊坂作品の中では、一番好きな話になった。内容は大学生5人の青春小説で、大きな事件や小さな事件のエピソードが、春夏秋冬の4章に分かれて綴られています。色々な伏線がその後効いてくる所も上手いですが、やはり5人+鳩麦さんのキャラクターが気に入ったからでしょうね。大学時代こんな仲間は出来なかった、後悔しても遅いけど残念だなぁ。甘くて苦い、滅多に読まない青春物ですが、読後感が良かったです。読んでる間BGMはラモーンズとクラッシュでしたが、最後にまさかの新型セドリック!、ルースターズ!、最後までパンク。
砂漠 (実業之日本社文庫)
伊坂幸太郎砂漠 についてのレビュー
No.183:
(8pt)

野獣死すべしの感想

著者初読み。余りにも格好良い表紙とタイトルに一目ぼれ購入。裏表紙の紹介文、解説は読んで無かったので、ハードボイルドかバイオレンスだろう、と思ってましたが、名探偵物の完全な本格ミステリーでした。前半は交通事故で息子を亡くした父親が、犯人に復讐しようとする中で書かれた手記で始まります。この辺は緊迫感が有って好きな感じ。後半探偵登場からは、犯人特定までの理論的な推理の過程が楽しめました。時代の違いによる違和感は少々有るが、サスペンス、ロジック、伏線の妙、何れも素晴らしく面白かった。
野獣死すべし (ハヤカワ・ミステリ文庫 17-1)
ニコラス・ブレイク野獣死すべし についてのレビュー
No.182: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

マスカレード・ホテルの感想

とにかく面白かった。変な表現ですが、作者の凄みを感じました。東京の一流ホテルにおけるお仕事小説であり、連続殺人事件の推理と捜査を描くミステリーでもあります。ホテルで働く方々の覚悟とか想い、刑事たちのプライドや執念を感じるエピソードが詰まった分厚い本なのですが、異常な程読み易い。そのエピソードに散りばめられた伏線が回収されて行く気持ち良さ、男女二人の主人公の関係性が変化して行く心地よさ、何とリーダビリティに優れている事か。犯人の動機、犯行方法は、突っ込もうと思えば微妙なんだけど、物語としての面白さが上回る。
マスカレード・ホテル (集英社文庫 ひ 15-10)
東野圭吾マスカレード・ホテル についてのレビュー
No.181:
(7pt)

セオイの感想

著者初読み。第三回アガサ・クリスティー賞最終候補作。他人の人格に一時的に入り込み、人生の軌道修正の手伝いをする。それが「セオイ」と呼ばれる伝承技で有る、と言う訳ですから、本作はSFエンタメなんですね。クリスティ関係無くないですか?、まあそれは置いといて、結構面白い作品でした。「セオイ」のシステムの設定が緩すぎるのは弱点、また登場人物の背景、起きる事件がそれぞれ重すぎて気が滅入る、本作の総合完成度は微妙。ただ、この奇抜な発想をデビュー作で仕上げたのですから、パワーと勢いを、そして先を読ませるセンスは感じた。

セオイ (ハヤカワ文庫JA)
丈武琉セオイ についてのレビュー
No.180:
(7pt)

りら荘事件の感想


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リラ荘殺人事件 (角川文庫)
鮎川哲也りら荘事件 についてのレビュー
No.179: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

火車の感想

第6回山本周五郎賞受賞作。20数年振りの再読です。とても素晴らしい文章とリーダビリティで、明らかになって行く真相が気になり一気に読み終えました。それぞれの人物が持つ背景の重さと、カードによる破産、親の借金、と言う社会派テーマの為、やり切れない(救いが無い)気持ちにもなりました。ラストシーンの後はどうなったんだろうか、このエンディングを書ける所が作者の才能なんでしょうね。さて、作中の本間は当時42歳、まだお元気なら現在67歳です。自分も同じだけ歳を取った訳で、それを突き付けられたのが一番の衝撃だったかもね。
火車 (新潮文庫)
宮部みゆき火車 についてのレビュー
No.178: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

翼ある闇の感想


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新装版 翼ある闇 メルカトル鮎最後の事件 (講談社ノベルス)
麻耶雄嵩翼ある闇 についてのレビュー
No.177:
(8pt)

初陣 隠蔽捜査3.5の感想

隠蔽捜査シリーズの短編集。長編シリーズでは脇役の伊丹刑事部長が主人公であります。シリーズ各作の裏側や側面に肉付けした様な感じであり、ファンにはたまらない面白さでした。竜崎の安楽椅子探偵振りが頼もしい所ですが、伊丹の人間味もとても好ましい。この二人の関係を友達と呼ぶかどうかは微妙ですが(笑)。
初陣: 隠蔽捜査3.5 (新潮文庫)
今野敏初陣 隠蔽捜査3.5 についてのレビュー
No.176:
(7pt)

暗礁の感想


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暗礁〈上〉 (幻冬舎文庫)
黒川博行暗礁 についてのレビュー
No.175: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

そして夜は甦るの感想

80年代の東京を舞台に、私立探偵沢崎が不眠不休で働くハードボイルド。30年前に書かれた作品ですが、携帯電話が無い事や喫煙者が多い事に少々違和感は有る物の、それ以上には古臭さは感じ無かった。もっとも自分も経験した時代なので、懐かしさが上回るんですけどね。20年振りの再読でしたが、内容全部忘れてたんで初読と同じでした。今回改めて感じたのは、プロットが複雑、かつ登場人物が多くて分かり辛い話と言う事。まあ、タフで優しい、頭が切れるが皮肉屋、そして格好良くて女性にもてる、主人公沢崎の活躍を楽しむ事が目的の作品です。
そして夜は甦る (ハヤカワ文庫 JA (501))
原尞そして夜は甦る についてのレビュー
No.174:
(8pt)

依頼人は死んだの感想

前作を読んだ時点では、私は葉村の良い読者では無かった。正直微妙な評価で、それほどのもんかな?と言う感じ。しかし本作はすこぶる面白かった。各話は結構短めで、それぞれ最後は突き放される様に、ぶった切られる様に唐突に終わる。しかも後味は悪く、嫌な気分になる。なのに、何故かそれが癖になる。事件の内容はやり切れない物が多いのですが、葉村のキャラクターに寄る物か、作者の文体に寄る物か、クールでシニカル、そしてダークでビターな探偵物語になってると思います。次作もとても楽しみですね。

依頼人は死んだ (文春文庫)
若竹七海依頼人は死んだ についてのレビュー
No.173:
(7pt)

蜃気楼・13の殺人の感想

村おこしのマラソン大会で13人の参加者が消えてしまう。マラソンコースは一種の密室であり、途中で抜け出る事は出来ないはず。その後も次々と事件が起きるが、それは全て150年前の古文書に書かれていた事だった。謎はかなり良い、トリックも綺麗に納得できて面白い、人物のキャラ付けも良く出来ている。ただ、探偵役が二人おり、それぞれバラバラに謎を解いて行くため、視点がぐしゃぐしゃで分かり辛い。これが結構致命的かも。しかし、東京で会社を辞め、この村に溶け込むしか無い、と思い詰める主人公は鬼気迫る物があり、読み応えが有った。
蜃気楼・13の殺人 (光文社文庫)
山田正紀蜃気楼・13の殺人 についてのレビュー
No.172:
(7pt)

待っていた女・渇きの感想

凄く真面目な中年探偵を主人公としたハードボイルド。今まで知らなかった事を後悔するほど面白かった。周りにいる沢山の協力者たちも皆魅力的だが、なんと言っても健気な娘が可愛い過ぎる!。信じては裏切られ、真実は隠され、誰が本当の味方なのか分からない。自分の眼で見える範囲以外には確信が持てず、疑心暗鬼と不安を強がりと軽口で吹き飛ばす。ハードボイルドのストーリーはそうやって展開して行くと思うんですが、本作はそこで娘の存在が効いてくる。絶対に捨て身には成れない探偵、シリーズの今後も読んで見たい。私も娘が欲しかったなぁ。
待っていた女・渇き (ハルキ文庫)
東直己待っていた女・渇き についてのレビュー
No.171:
(7pt)

てとろどときしん 大阪府警・捜査一課事件報告書の感想

著者の初短編集。「大阪府警捜査一課シリーズ」で、色々な刑事が出て来ますが、かなり面白かったです。30年くらい前の作品ですので、科学捜査の部分では時代を感じる。今では成立しないトリックも有るし。しかしそれは仕方ない所なので、大阪弁の軽快な掛け合いを楽しみながら、捻りの効いたオチで更に楽しむ、おススメです。
てとろどときしん 大阪府警・捜査一課事件報告書 (角川文庫)
No.170:
(7pt)

貴族探偵対女探偵の感想


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貴族探偵対女探偵 (集英社文庫)
麻耶雄嵩貴族探偵対女探偵 についてのレビュー
No.169:
(7pt)

黒百合の感想


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黒百合 (創元推理文庫)
多島斗志之黒百合 についてのレビュー