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はつえ さんのレビュー一覧
はつえさんのページへレビュー数56件
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娯楽小説として充分に楽しめました。最後のスッキリ感は時代劇みたいです。勧善懲悪万才!
ふだんはイヤミスを読み、読後に人間の心理についてじっくり考えるのがすきなのですが、この作品は登場人物に感情移入せず、ストーリーを楽しむことができました。しかし、現実と照らし合わせると空寒さも感じますが…。 |
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イヤミス好きなので評価点はつい高めになっていると思われます。ご注意下さい。
たまにこういうイヤミス小説読みたくなるんですよね。自分はここまで嫌な女じゃない…そんな確認をして、負の感情を昇華する作業をする、といったところでしょうか。 女性は誰でも多少なりともこんな一面を持っています。男性の皆様、くれぐれも女性不振になりませんように。というか、男性はこの手の作品はお読みにならないでしょうね。 |
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どう評価すればいいのでしょう。エンターテイメントとして楽しんで下さい…と言い切ることができません。投げ掛けられた問題があまりに重く、読み手がどんなメッセージを受けとるか不安でならないからです。
数日前、ここで「GWにどうですか?」というコメントを目にして手にしました。初めは『私を離さないで』を連想させるような、透明で無垢な魂に潜む不安定さを享受していたのですが、次第に傲り昂る人間への違和感が湧き始め、繰り返される殺戮の場面は嫌悪に苛まれました。何度も止めようかと迷いましたが、ラストにどんなメッセージをどんな手法で投げ掛けてくるのか…知りたくて読破しました。そして、上の感想です。 10代の初め、星新一氏のSFショートショートに出会った時「これはずっと先の未来であり、人間がこんなに愚かであるはずはない…」と感想を持ちました。あれからうん十年、しばしばそのままの世界が目の前にあることに驚いています。 そして現在、人種や貧富の違いによる差別、エリートの選民意識、権力による支配が溢れ、個人、社会、国家レベルでの有血無血の殺戮が行われている…。今、この作品に出会い底深い恐怖を覚えずにはいられないのは私だけでしょうか。 人間はきれいごとでは生きていけません。しかし、命のレベルでの奢り昂りは人間が人間としての存在を貶め、否定することになるのではないでしょうか。選ばれし人間などはいません。命の価値は平等であり、ただ運の違いであるだけだと、思うのですが。 GWにこのような思索の契機を与えてくれた作者、作品に感謝します。 |
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人間性に欠ける主人公の正義感が腹立たしくて何度も放り出しそうになりました。ここまで清廉潔白な人いたら凄いです。理想的な官僚の姿なのでしょうが…それを求めて読むのが正解ということですね。感情優先で物事をとらえてしまう私などには、受入れ難いレベルでした。
ラストも何だか上手く収まって、しっくりきませんでしたが、次回作への伏線と考えました。なので二作目も読んでみようかと思いますが。 |
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高校演劇から地域劇団に身を置いていた私には、あるある過ぎて大ウケでした。演劇初心者の葛藤と役者の個性とか、高校における演劇部のたち位置とか、顧問と生徒の関係とか、社会人劇団からのお言葉とか…枚挙にいとまがありません。ミステリなのにそっちに気が行ってしまって…。
作者は間違いなくその世界にいた方ですね。初めは違和感のあった文体も途中で「これ脚本じゃん。」と気づくと、その不自然さに納得。脚本家だったら、役者に委ねてあえて記さない感情の部分を演技の形として詳細に書き込んでいるんですね。 プロットも高校演劇作品ぼいし、ラストの作り方はその物です。 こんな風に私は一味違った楽しみ方をさせていただきました。 ご興味のある方は、こんな視点も合わせて楽しんでみたらいかがでしょうか。 |
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人の生きる世の中では道義は不変的であるはずなのに、正義、不義の判断はその社会や個人に依って異なります。人はその生きる範囲の中でしか物事を考え、感じることができないからです。
登場する中学生達は同じ社会に身を置きながらも、それぞれが生きる世界の広さや質で思想も行動も異なります。交わっても同化することのこのない二人に友情は生まれるのか…。 ラストが結構ミステリです。 |
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杉村三郎シリーズや社会問題を扱った作品がとても良かったので、遡って初期の作品を読んでみました。
人間が描ききれていない、サスペンスとうたわれている割にはドキドキ感あまりない、文章も洗練されていない、こんな理由で少々期待外れでした。 作家はこんな風に成長していくのだ…。長く多くの良作を産み出している作家さんだから、その過程を辿ってみるのもいいかな…途中途中で、内容よりこんなこと勝手に思ってたのしんだりもしました。 それでもやはり宮部みゆきさんです。一定レベル以上であることは間近いないと思います。 |
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誰もが抗うことのできない『宿命』を背負って生きている。読後の感想ですが、内容としては今一つでした。
東野作品として評価は高いほうに位置する作品かもしれませんが、ストーリーも謎ときもパッとせず、どっち付かずでじっくり楽しむ前に終わってしまいました。「ヒューマンドラマと謎ときを楽しめる」「ラスト一行で感動」とか、期待が大きすぎたのか、私の読込みが浅いのか、何とも言えません。 そうはいっても東野圭吾さんの作品です。お読みになることをオススメします。 |
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週末のお楽しみ読書です。オチも予想できたので、途中からはどんな展開どんな表現で驚かせてくれるのかを楽しみに読み進める、そんな作品でした。
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「~ヘイト」っていうの、最近のよく耳にしますね。得体の知れないものへの怒りや苛立ちのぶつけ先が欲しいのですね。社会の歪みの中でどうやって自己を肯定し生きていくか、難しい世の中になって来ている気がします。。
特にオススメではありませんが、私にとっては、知らなかった負の歴史について目を向ける機会を与えていただいた作品でもありました。 |
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ここまでされると「これ実話?」ってつい訝ってしまうような作り方で、そちらの方にモヤモヤさせられてしまいました。
心中の成り立ちと意味を解き明かし、究極の情愛についてしみじみ考察を巡らせていたのに、最後に水を注されたような気もしましたが…。 作者の意図はどちらにあるのかわかりませんが、心の中は誰にも分からない…そんなメッセージも伝わりました。 |
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【ネタバレかも!?】
(1件の連絡あり)[?]
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読んでみるべき作品というところでしょうか。今どきの込み入ったシチュエーションの作品を読み込んでいると…ラストも十分予想できてしまうのですが、やはり読み継がれているだけの魅力ある作品だと思います。短いので休日のお楽しみにオススメします。
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異常小児性愛者を今風メディアを駆使して追い詰める…作品です。ところどころ気分が悪くなるような表現もあり、サイコパスものに慣れてない方にはオススメしません。
このおぞましさはむしろ女性作家だからこそ?…さすがの櫛木氏です。母子、父子関係の歪みが生み出すサイコパスは定番ですが、分析や見解が一定理解できるもので、違和感なく読めました。 惜しむらくはラストです。イヤミスにハッピーエンドは不要…と言っても、とって着けたエピソードも却ってよろしくないような。 撚りも何もありませんが、異常心理分析好きはよいかもしれません。 |
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厳しい境遇で育った危うい若ものの心理が表現せれている作品ではありますが、少し期待はずれでした。さらに予定調和のエンディングで興ざめ…。しゃぼん玉が簡単に風船になれるのか。イヤミス好きのコメントです。
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楽しみにしていた新作をやっと読むことができました。正直、何度も背すじがぞーっと。闇の世界って本当にあるのかも…、接点をもたずに生きていられる私は幸せ!かも…って本気に思ったのですが、どっちなんだろ。
真梨氏の作品を読みながら、自らの中にも微かに潜む女の嫌らしさを確認するのが秘かな楽しみだったのですが、今回はちょっと異なる恐怖を味わいました。 エグさも怖さも増し増しの作品、従来のファンの感想をこちらが聞いてみたいです。 |
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叙術トリックは難しい…解説にも書かれていましたが、その通りかと思います。転回が面白くて一日で読み倒しましたが、ネタはすぐに解るものでした。これが折原氏の最高峰だとしたら…ちょっと残念です。倒錯シリーズも二作ほどよんでますが、もっと翻弄されたような記憶がありますけど。
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こちらのシリーズをボチボチ読んでいますが、あらゆる解釈を披露しまくるラストはどんでん返しやり過ぎ…で、読後の余韻を感じられず残念でした。
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【ネタバレかも!?】
(10件の連絡あり)[?]
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呪詛とか念仏とか…基本このような題材は好みですので、楽しみに読み始めました。結果、前半は京極氏の作品と比べてしまい物足りなく、だんだんと登場人物二人の関係描写がたて込んでくると、なんだか軽い恋愛小説?といった様相も呈してきて、深みが薄れて、ラストは期待外れといったところです。
文体は簡潔で読みやすく、中身もそこそこですが、再読はないと思います。休日の友として楽しめました。 |
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嫌悪感MAXでせっかくの面白処もわらえなかった。年取ったってことかな…。
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