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はつえ さんのレビュー一覧
はつえさんのページへレビュー数4件
全4件 1~4 1/1ページ
※ネタバレかもしれない感想文は閉じた状態で一覧にしています。
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港崎遊廓については知識がなかったので、その概要を知ることができてよかった…というのが感想です。
折しも吉原遊廓が舞台の大河も始まり、遊廓の物語として興味深く読みました。 ただ…残念なことに、いくら使命や目的があろうとも、いとも簡単に洋妾への道へ足を踏み入れてしまう女性たちに全く共感をできず、最後まで物語へ入り込むことができませんでした。無邪気に恋する乙女たちであろうと、こんなに軽い描きようでは…。 現代の若者には、女であることを武器にするお仕事も単なる飲食店従業員に過ぎないのかもしれませんが、私の世代では受け入れられる考えではないように思います。夜の街に働く女性はそれぞれに深い事情を抱え、最後の手段として流れ着く場、という思い込みは、今は通用しないのですね。 最後に証されるトリックも歴史的背景を絡め上手くできているとは思いますが、犯人も含めた登場人物の背景が描ききれていなかったせいか、愉しむことができませんでした。ちょっと残念です。 綿洋妾について歴史的背景に興味のある方にはオススメいたします。 |
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ハードボイルド好きの方は楽しめるのでしょうか。私には…ダメでした。特にラストの抗争場面は、誰が敵か味方か、何が何だか全くわからず、やたらキザっぽいシーンだけが鼻に付き、放り出しそうになったほどです。自らの読解力不足のせいかと読み直すも、やはり「これだれ?」「こんなことあり?」でした…。
登場人物や事件に繋がる出来事の描き込みが、いまひとつであるような気がします。加えて文体や表現も私の感性にしっくり来なかったということもあるかと思います。 唯一楽しく読めたのは、主人公と犬との交流でした。 ドンパチ、スパイ、ハードボイルド〜お好きな方はどうぞ。 |
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あらゆる表現を駆使し嫌悪感を呼び覚まそうとしています。読者を選ぶ作品ですのでお気をつけ下さい。
グロテスクもカニバリズムも、ここまで来ると嫌悪通り越して滑稽さすら感じてしまいました。 作品の根底にある哲学的思想は響くものがありましたが、如何にせん生理的嫌悪感>心理的嫌悪であるため、せっかくのラストを迎え深い思索を入りぞわり感を悦しむことができず、残念な想いをいたしました。 それが作者の狙いかもしれませんが…。 |
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真梨さんの作品は女性目線でないとダメ…かな。男性語りだとただの不快な猥雑小説になってしまうような。大好きな作家さんの一人なのに…残念な気分です
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