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タッキー さんのレビュー一覧
タッキーさんのページへレビュー数28件
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三津田さん得意の不気味な家もの。田舎の曰く付きの家に家族で引っ越してきた翔太。この家には何かあると感じ調べていくうちに、と雰囲気はすごく良かったのですが、単に怖い家だっただけなのが残念。終盤も単なる家の中でのドタバタに終わり、後味も良くなくて、期待しただけになんだか少し残念な作品でした。
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気楽に軽ぅく読める女性刑事のシリーズもの。過去のシリーズも読んではいるのですが、ドーベルマンのアリシアと主人公の夏希くらいしか印象になく。夏希は脳科学捜査官という設定ですが、今作では、あまりそれが活かされていないような気がしました。もう少し夏希の特技を活かして犯人に迫る方が好みです。でもいつものように、ストーリー自体は可もなく不可もなくで、なんとなく軽く読めすぎる話もどうなのかなぁと思ってしまいました。
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3章立ての長編。クローズドサークルものですが、1章と2章ではガラッと雰囲気が変わります。特に2章では、誰が犯人なのかはもちろんのこと、次々にいろんな人の本性が暴かれ、この人たちと一緒に行動して大丈夫か?と思います。3章ははっきり言って少し冗長に感じました。犯人の根拠に少し無理があるかなぁと感じたのと、折角解決したのに、もう一人の探偵に責められたりと、別にバッドエンドではないのですが、後味があまり良くなく、なんかスッキリしませんでした。折角まずまずのミステリーだったのですが、探偵二人もいらないと思いました。
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真鍮の家に住むとある富豪が、互いに見ず知らずの6人を、600万ドルという自身の財産の相続人に指名し、家に招く。そのような中、その富豪が殺害されることに。なぜ6人は相続人に指名されたのか?600万ドルは本当にあるのか?誰に殺害されたのか?というミステリー。リチャードが事件を解決!と思いきや最後にエラリーが登場。フェアか?と聞かれれば、ウーンという最後の結末。リチャードの解決の方が分かりやすくすっきり感じただけに、蛇足だった気が。少し残念なクイーン後期の作品。
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陽気なギャングシリーズ第3段。残念ながら前の2作の内容をあまり覚えていないため、比較はできませんが。強盗四人組の軽快な会話は相変わらず。今回は4人が強盗であることが悪質雑誌記者にバレてしまい、その記者に脅されて、さぁどうするのかというストーリー。軽ぅい読物的な感じで、構えなく読めた一方で、結末も、えっそれだけと、なんか消化不良。前作まではもう少し、四人のキャラを生かした展開でもっと楽しかった気がして、少し残念な感じでした。
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ウーンこれはどう表現すればいいミステリーか、果たしてミステリーとさえ言えるのか?すっごく難しいです!事件は早々に起こるし、名探偵も早くから登場しているのですが。ようやく推理し始めて解決?と思ったところで、ある種とんでもないどんでん返し。エッ?そういうジャンルの話なの?!となり。あまり他に見たことのないタイプの『ミステリー』です。
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ちょっと長かったですが、まるで精神病患者が書いたかのような手記を、現実にあったことと指摘し、次々と解決していく御手洗の推理はお見事!
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犯人は意外な人物。この辺りはディーヴァー作品を彷彿とさせます。でも、全体的にイメージがしにくく、理解するのに正直苦労しました。主人公と女性記者との今後が気になります。
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辻村さんの作品にしては、捻りがなく、ちょっと残念な印象。第1章では、みずほが母親を殺して逃亡する幼馴染みを、友人たちを当たって話を聞きながら捜索します。第2章では、逆に殺人を犯したチエミの視点で描かれます。終わりも、えっ、これでおわり?といった感じで終了。まあ女性同士の友情の物語として読めば、それなりの作品なのでしょうが、ちょっと合わなかったです。
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タイトル通り、かの有名な切り裂きジャック事件を扱ったミステリー。100年前の同事件をなぞるようにして、発生する事件。現在の事件よりも100年前の事件のストーリーの方が良くて、作者の事件に対する独自の解釈を興味深く読みました。一方、現在の事件は結論を100年前の事件と同じにしようと、そのこじつけ感が強く、結論も唐突で、ちょっと?マークが個人的にはたくさん出ました。最後に登場する日本人は御手洗!?
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なんだか話が大きくなりすぎて、個人的には初期の事件のようなのが、懐かしい気が。今回は三木の結婚やエピローグなどの事件と関係ないところの話がホッコリとして良かったです。本編はあと一話。どんな結末になるのか楽しみ!
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読みやすくてそれなりに面白かったのですが、なぜ逃げているのか、なぜ殺してしまったのか、の説得力に乏しい気がしました。そのためか、いまいち話にものめり込めず。真相を必死で探そうとする美恵子に対する篤志の止めようとする態度にイラッとしました。
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不思議な雰囲気のあるフランスミステリー。主人公は火事のため記憶喪失。自分は誰なのか?ミなのか、ドなのか?どちらがどちらを殺したのか?というのが、全編にわたった謎となっています。読み終わっても、ん?結局どちらだったのか?という点で余韻が残り、なかなか良かったです。
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護衛VS殺し屋の戦い。追いつ追われつしながら、ディーヴァー得意の後半へ。後半になるにしたがい、スピード感のある展開でまるで映画を見ているようでした。真の警護対象者を巡って二転三転し、アクションシーンもあり、楽しめました。拷問に紙ヤスリを使うって初めて読みました。やっぱりライムシリーズがいいなぁ。
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なんだか非常に感想が書きにくい作品。短編集で、一つひとつの作品につながりはないのですけど、他の作品の主人公が、他の作品に微妙に登場させることで、つながりを持たせている作品。一つひとつのストーリーは可もなく不可もなく、印象が薄い気がしました。
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『スロウハイツの神様』の主人公の一人の作家チヨダコーキの書いたデビュー作がこの『VTR』、という体で書かれた一風変わった作品。スロウハイツを読んでいない人にはおそらく全く伝わらないと思いますが。読んだ人には、解説があの赤羽環であることからして感無量かと思います。ストーリーは、特定の免許を持ったマーダーと呼ばれる人には殺人が許されるという近未来?の世界。ちょっと切ない話でした。それにしても、辻村さんの多彩さが光ります。
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演劇の舞台で起きる殺人。なぜか犯人は鳥籠のカナリアを開放しており、凶器のメスの柄には家バエがしつこくたかる、というシチュエーションから犯人を推理するという本格物。以前読んだ『逃げる幻』がイマイチで敬遠していましたが、今回の作品はまずまず。また、他の作品も読んでみます!
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栗本さんのミステリーを読むのは初めて。取材で訪れた人里離れた村で次々と起こる殺人。そして最後の方には読者への挑戦状も!こういう設定はミステリーファンならワクワクすると思いますが、本作はまさにそれ。個人的な感想は、一人ひとりのキャラクターの深掘りが浅く、良くも悪くも2時間ドラマだったという印象。そのため、せっかくの雰囲気とトリックが損をしている気がしました。でもすごく読みやすく、楽しめた一冊だったと思います。
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シリーズ完結!今回の舞台は大坂。言葉とか地名とか、なんかやっぱり良かったです。また、悪い奴を『仕掛け』を使って懲らしめる手際は相変わらず鮮やか。最後の話はシリーズのオールスター版。ちょっと切なく、その余韻もええ感じでした。
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人の特定の記憶を消すことができる記憶屋。いくつかのエピソードがあり、それぞれは面白かったのですが、最後は駆け足になり、なんかあっけなく、ちょっともったいないストーリーかなぁと思いました。消す記憶が、恋愛絡みばっかりなので、もうちょっと違うバリエーションが欲しかったかなぁと感じました。全体的になんだか切ないお話です。
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