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BOY さんのレビュー一覧
BOYさんのページへレビュー数21件
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子宮頸癌ワクチンをテーマにした作品で、非常にメッセージ性が強い。ワクチン接種の利権に群がる行政と製薬会社を激しく糾弾するような内容で、こらだけなら☆8か9くらい。ただ、ミステリとしてはもっとどんでん返しの帝王らしさを見せてほしかった。
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物語が始まる前に事件は起こっており、その事件の真相をアリスと火村が調査するという、ちょっと珍しい作品。ページ数が多めだが、その間新しい事件は起きないため、あまり盛り上がるポイントがないのが難点。
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ドラマでこの作品の存在を知り、ドラマ自体は見ていないが原作を読んでみた。まず、リアリティは全くない。身元不明である白夜がすんなりと診断協議チームの一員となっている時点でそうだが、30歳前後の医師たちが病院内で中心的な役割を担っていることも現実ではまずないだろう。ファンタジー作品としてなら文章が読みやすく、手軽に読めるため評価できる。
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地図にない村で起こる連続殺人。大鏡様を神と祀り、警察など存在しないという本格ミステリファン垂涎の設定。そして事件の真相もその舞台設定に恥じないほど突飛なものとなっている。ほとんどファンタジー小説と言える。世界観が受け入れられれば楽しめるだろう。
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切り裂きジャックをモチーフとし、エンタメとしては面白い。しかし、内臓が摘出されている→犯人はメスの扱いに慣れている→犯人は医師という推理の流れはあまりにも短絡的すぎる。中途半端なリアリティの追求はいただけない。
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○○館の殺人というタイトルを見ると期待してしまうミステリファンは多いのではないだろうか?本作はタイトルでハードルを上げすぎた感がある。
探偵役が2人いるが犯人『爪』を特定する根拠が弱い。釣天井の構造は図解を見るまで理解出来ず、トリックの解説もわかりにくい。 全体的に面白くないわけではないが物足りない。帯に書いてある『ランキング席巻』のコメントに惹かれて買ったため余計に粗が目につく。 |
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ラプラスの魔女の前日譚。短編集なので一つ一つが軽い。終盤はラプラスの魔女に直接つながるような内容でラプラスの魔女を再読したいと思った。
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かの有名な宗教団体をモチーフにした作品。事件をリアルタイムで知っているので「そんなこともあったな」と昔を思い出しながらノンフィクションのように読めた。ただ、終わり方かイマイチ。あくまでノンフィクション風の作品であるので、謎を残したまま終わってモヤモヤするくらいなら最後のシーンはカットしても良かったのではないかと思う。
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電子書籍専用でページ数が少なく、価格も安いので時間潰しに適している。内容はいたって普通の学園ミステリで、ゾンビも予言者も出てこない。明智と葉村のエピソードが読めるのは良い。
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長閑な奥多摩で起きた連続猟奇殺人。退職目前の真壁とともにどんどん引き込まれた。ただ、終盤は唐突すぎる展開で打ち切りが決まった漫画のようだった。犯人の動機も今一つ腑に落ちなかった。終盤に至るまでは非常に面白い作品だった。
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よくこれだけ準備したなというほど一つの事件に対して複数の推理を組み立てている。
回答に繋がる伏線もしっかりしており、後から読み返すとなるほどと感心する。 ただ、ミステリーとしての部分は良くできているが、全体の物語としては終盤のコメディのような展開がいまひとつ。 |
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最近少なくなった本格というジャンルに独自の要素をブレンドした挑戦的な作品。
人物の掘り下げが浅いがそれが本格というものなので仕方がない。賛否両論ある作品だが好みの問題だろう。 |
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明らかに映像化を前提に書かれたと思われる『真夏の方程式』とは異なり、『探偵ガリレオ』や『予知夢』の頃に原点回帰ような短編集。理系の著者らしく、科学トリックを楽しめる。
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バチスタシリーズの玉村警部補が事件を振り返るという形式で書かれた短編集。短編集ということで手軽に読めるが一本一本読みごたえがある。ファンでなくても読む価値あり。
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物語の舞台は阪神大震災直後の日本。多重人格者の森谷千尋に13番目の人格ISOLAが生まれる。
このISOLAにより途中何人かの人物が殺害されるが、あっさりしすぎていて、この人物は殺される必要があったのかという場面もある。 貴志作品としては少し物足りないかなという印象です。 |
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4編の短編が収録された短編集。特に『数字錠』は奇人御手洗の人間らしさを垣間見ることができる良い作品だと思う。しかし、『疾走する死者』では何の証拠もなく、御手洗の推測だけで容疑者を逮捕する警察とはいかがなものかと思ったりもして、トータルでは☆6です。
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現実の監督失踪事件と、映画内での殺人事件という2つの事件が起こる。映画内の事件は「ああ、なるほど」とも思えましたが、監督失踪事件の方の真相は「なにそれ?」といった感じです。まあ、小説のなかで映画を創るというアイデアは面白いし、楽しく読ませてもらいました。
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犯人当てでないミステリー小説といえば東野圭吾の『悪意』や横山秀夫の『半落ち』などを思い出します。そういった意味で本作も少し変わっていて、被害者や目撃者、果ては探偵当てとなっています。文章も固くなく、コメディ仕立てになっておりサクッと読めますが、トリックはしっかり練られている良作だと思います。
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家シリーズでおなじみの信濃譲二が活躍する短編集。かつて出版されたものに増補版では一話追加され、「八つ」の殺人になっているが、タイトルはそのまま。
短編集ながら一話一話よく練られており、しっかり伏線が張られている。各話が短いので空いた時間に読むのに最適。 |
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