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ももか さんのレビュー一覧

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レビュー数94

全94件 61~80 4/5ページ

※ネタバレかもしれない感想文は閉じた状態で一覧にしています。
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No.34:
(8pt)

読みにくい部分もあるけれど、全体としては高評価です!

捜査官同士の会話や事情聴取のやり取りなど、ちょっとついていけない?読みにくい(理解が難しい)部分もありましたが。全体としては面白かったです。

事件そのものもオリジナリティがあって、よくこういう犯罪小説を思いついたな~っと、感心しました。
私はハッキリいって、こういう題材が好きです。

「開かれた瞳孔」もよかったですが、こちらもお勧めです!

ハンティング 上 (ハーパーBOOKS)
カリン・スローターハンティング についてのレビュー
No.33: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

今までで一番はまったかも!?

CJボックスの本は今まで数冊(まだアップしていませんが)読んでいますが
今までで一番夢中になって読みました。
数々のミステリーの中で夢中になれるものとそうでないものがありますよね。
このシリーズは全く未知の世界のことなのに、目の前で繰り広げられているような気さえします。
それが作者の腕なのでしょうが、ほんと頭が下がる思いがします、尊敬ものです。

主人公のジョーは、私の中ではメルギブソン!
相棒役はちょっとまだ浮かびませんが、その内固定化するでしょう。
次のシリーズも楽しみです!

狼の領域 (講談社文庫)
C・J・ボックス狼の領域 についてのレビュー
No.32:
(8pt)

闇がある方が人間生き生きしてる!

エデンの闇が深そうで、すぐファンになってしまいました!
これもいつもやる失敗で①作目から読まずに②作目から読んでしまった!(笑)

でも、この感じだとこれから①作目を読んでも楽しめそうな感じがします。
順序立てた設定を抜きにしても、登場人物自体が魅力的で話の内容よりも行動がワクワクする程楽しい!
こういうのを待ってたの!


楽園 (シドニー州都警察殺人捜査課) (創元推理文庫)
No.31:
(8pt)

なぜタイトルが契約なのだろう??

北欧ものが大好きです!
ストーリーの展開には少々疑問に思う点もありますが
それなりに楽しめる小説です。

スウェーデンの物語と思わずに「ある国の物語」として読み進めた方が理解しやすいかもしれません。
ミステリーというよりも、映画の脚本のような娯楽性のある小説ですね。

契約〈下〉 (ハヤカワ・ミステリ文庫)
ラーシュ・ケプレル契約 についてのレビュー
No.30:
(8pt)

ボッシュも年をとったなぁ~っと。

何だか丸くなっちゃいました?
いつもの?ボッシュと比べたら、家庭内の話が多くて(それも同じような会話とやりとり)
もっとハラハラドキドキさせて欲しかった!

このボッシュの変化は作者が意図して設定したものか、或いはただのマンネリ?なのか。
次の小説で見極めたいと思います。
「転落の街」が良かった分、ちょっとガッカリだわ~。

ブラックボックス(上) (講談社文庫)
マイクル・コナリーブラックボックス についてのレビュー
No.29:
(8pt)

カリンスローター作品、第①作目!

彼女の小説が好きになるか、嫌いになるか。
私は好きになりました!

あまり難しい語彙も出てこないので、割と読みやすかったし
残忍な殺人事件はどこまでも残忍であっていい!(だって小説の中だもの)
作品順に読んでいくべきか、それとも食指が動いたものから読んでいくべきか・・・・。
嬉しい悩みが一つ増えました!

開かれた瞳孔 (ハーパーBOOKS)
カリン・スローター開かれた瞳孔 についてのレビュー
No.28:
(8pt)

アクションあり!ジェットコースター的!

謎解きやどんでん返し、アリバイ崩しなどなど、本来のミステリー小説とは違って
映画的?視覚的ミステリーアクションものでした。
ジャンルとしては、リーチャイルド氏が近いかも!

ハラハラドキドキで始まって読み終わったあとは、「やっと終わって良かった!」
アクションものがお好きな方には是非お薦めです。

弁護士の血
スティーヴ・キャヴァナー弁護士の血 についてのレビュー
No.27:
(8pt)

支配という言葉

ミステリー好きとしては、事件のあらましを詳しく知りたいし
その後、どういう風に裁判が進んで加害者の心の内に何か変化があったのかどうか。
或いは被害者側の家族のその後。
捕まえた警察官の感想も知りたいし、そのことで町がどう変わったのか。
事件を報道する側の視点も知りたいし。
などなど、私が知りたいという点が満たされないまま、話が進んでしまう。

この小説に「支配」という言葉が出てきます。
そういう意味では、作者に私も支配されてしまったのか?!

「ラバーネッカー」は全く面白く無いと思ったのに、今度は一転久し振りに面白い本を読んだ~!と。
主人公の少年がいいんだなぁ~。ホント魅力的な設定で大成功でした。



ブラックランズ (小学館文庫)
ベリンダ・バウアーブラックランズ についてのレビュー
No.26:
(8pt)

やっぱり順番通りに読むのがいいですね!

先に「白骨」を読んでしまったため、面白みに欠けるのかな~っと、最初心配しましたが、
(多少、都合の悪いところもありましたが)それほどマイナスにはならず、最後まで面白く読めました。
やっぱり、セバスチャンシリーズは他のミステリーとくらべると、頭一つ抜きんでてますね!
今チェックしたら、新しいシリーズが出たようなので、これもまた楽しみです!

シリーズをまだ未読の方には、順番通りにお読みになることをお薦めします!

模倣犯〈上〉 (犯罪心理捜査官セバスチャン) (創元推理文庫)
No.25:
(8pt)

やっぱりキングは楽しくて面白い!

今まで読んだ中では、「ニードフルシングズ」が(私の中では!)ベストワン!だったのですが
でしたが!
この「ミスターメルセデス」が軽くフワリと「ニードフルシングズ」を飛び越えちゃいましたね!

ほどよい長さとブラックユーモアたっぷりで、久々に読書を満喫できました。

ミスター・メルセデス 上 (文春文庫)
No.24: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

哀しみのフロスト

作者の死を一番悲しんでいるのはフロスト自身かもしれない。
「もう読めないんだな~」と、思いながら読んでいくと、その死さえも忘れてしまう?抱腹絶倒ものでした。
他の小説と比べると下品度もレベル高し!
部下の「親父っさ~ん」が耳について?離れないほど、この言い方気に入りました!

フロストを懐かしく思う時は、もう一度最初の小説から読んでみよう~っ。


フロスト始末〈上〉 (創元推理文庫)
R・D・ウィングフィールドフロスト始末 についてのレビュー
No.23:
(8pt)

はじめてのアンクリーヴスもの

期待しないで読んだ方が上手く?いくって、やっぱりあるんですね。
シェットランド島を舞台にした小説は前にも何冊か読んでいるので、地理的なことが頭に入ってきやすく、その点は読みやすかったですね。
登場人物も個性的で分かりやすく、一々「登場人物の欄」をチェックしなくても、すぐ分かるようになりました。

読みやすい!
分かりやすい!
これも、ミステリーを読む上では重要だと思います。
頭の中で整理されているから、舞台にものめり込めるし、描写がスッと入ってきます。

この本はミステリーを楽しむというよりも、そこで暮らしている人達の生き様?心情にどれだけ此方の気持ちが投入できるか・・・。
物語が進むように、感情も自然と一緒に動いてゆく・・・。
その点で成功した上質のミステリーだと思いますね。

大鴉の啼く冬 (創元推理文庫)
アン・クリーヴス大鴉の啼く冬 についてのレビュー
No.22: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

全く好みじゃないのに、惹かれるって?複雑な生き物。

まず、表紙が全く好みじゃない!
でも、翻訳は「この人の訳って、好き!」「確か何冊か読んだような~」
内容は、とりたてて(ミステリー好きな方にとっては)目新しい?ものもなく、淡々と進んでゆきます。
この展開なら、前に読んだ本の方が断然美味しかったな~(と、思いながら)

主人公のセバスチャンは、全く好みじゃない!
というか、好み以前の問題で、なんともまあ~こんな人が主人公だなんて!この本は失敗だったかな~。
というのが、中盤までの印象でした。

いつもなら、7点?の出来だったのですが、最後セバスチャンを抱きしめたくなったので、8点で!
2作目3作目と出ているようで、きっとどちらも面白いはず!

犯罪心理捜査官セバスチャン 上 (創元推理文庫)
No.21:
(8pt)

よくできた小説だと思います

2人の合同作品だということで、納得でした。
一人一人の知能で構成するのと違って、多種多様に構成されていて
読む人を最後まで飽きさせないところは、脱帽ものでした。
(ホント!最後までサービス精神?満載ものでした)
これだけしっかりとしたミステリーを読めたことは、読書家で良かった!と。

ただ、北欧の人の名前って、(名前だけで男性か女性かも判断できないほど)難しいので
登場人物をちゃんと押さえることも、大事ですね~。

交霊 〔上〕 (ハヤカワ・ミステリ文庫)
ラーシュ・ケプレル交霊 についてのレビュー
No.20:
(8pt)

やっぱりダルジール警視は最高です!

つまらない小説が続くと、原点に帰ってダルジール警視シリーズが読みたくなります。
読んでみると、やっぱりダルジールものは最高に面白い!と。

内容は、まあー事件が始まって最終的には解決するという単純なものですが、
会話の珍妙さ、個性的な登場人物たち、興味をそそられる場所、そしていつもの三人組。
(ここに或る警察官が加わると、四人組になります←分かる人には分かるはずです)

レジナルドヒルの凄いところは、今まで読んできたダルジール警視ものの中で
登場人物の個性・特徴が何一つ被らないことでしょうか。

お薦めです。


完璧な絵画―ダルジール警視シリーズ (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)
レジナルド・ヒル完璧な絵画 についてのレビュー
No.19:
(8pt)

フランスものがお好きな方にはお薦めです

「赤と黒」を思い出しました。

最後まで主人公のイメージが具体的につかめず、ボンヤリとしたままでした。
美青年らしいのですが、それを表現する描写が、「目で捉える美貌」のみで
目に映る美しさだけでなく、もっと深く表現して欲しかったなんて思ったりも。

表紙の絵も後ろ姿だけだったせいもあるのかもしれません。
(でも、その後ろ姿にしても、そこから美青年?なんて想像できない代物で)

この作家さんとは気が合いそうなので、また続けて読みます。


死の接吻 (ハヤカワ・ミステリ文庫 20-1)
アイラ・レヴィン死の接吻 についてのレビュー
No.18:
(8pt)

意外にもよく出来てる!

初めて読む作家の小説はワクワクしながらというよりも
「どうだろう?」と、ちょっと不安もあったりして・・・・。
それに題名が「アックスマンのジャズ」
題名だけで判断すると、「読まない方がいいのかも」なんて思ったりも。

意外にも面白くて(まー内容は殺人事件ですが)一気に読んでしまいました。
トマスHクックと、デニスルヘインを足して二で割ったような?
やっぱり深南部の小説だな~と、つくづく思ったのでした。

アックスマンのジャズ
No.17:
(8pt)

今までで一番好きかも!

PDジェイムズの小説は難しくてあまり波に乗れない?ものが多かったのですが
(でも、ミステリーとしては好き)
主人公・内容・展開が分かりやすくて今まで読んだ中で(ジェイムズもので)一番好きな小説になりました。
なかでも、主人公ダルグリッシュ警視長がこの本の中では魅力的に書かれており、世の女性達もきっと好きになるのでは?

心は詩人、でも行動と部下への采配・指示は警視そのもの。
こんな魅力溢れる本に感謝です。
殺人展示室 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)
P・D・ジェイムズ殺人展示室 についてのレビュー
No.16:
(8pt)

「フロスト日和」から始まって

とうとう最後の小説になりました。
最初「フロスト日和」を読んだ時は、こんなに面白い警察小説があったとは!
と、びっくりものでした。
そのあと、作者がもう亡くなっていることを知り
一年に一冊?ずつ大切に読んできました。

どの小説も繰り返し読みたいぐらい!
事件なんてどうでもいいなんてことは言いませんが
フロスト氏の発言・行動。そして思慮深さと温かさ。
人間味あふれるフロスト氏に感謝です。

夜のフロスト (創元推理文庫)
R・D・ウィングフィールド夜のフロスト についてのレビュー
No.15:
(8pt)

タイトルがイマイチですが

もう少し捻ったタイトルか
あるいは、そのまま英語?の題名でも良かったかも。

「ファイアーウォール」よりも、題材としてはコチラが好みですが
全体としては、「ファイアーウォール」の方が締まっていたかも。
この小説の点が1つ多いのは、ただ単に事件が好みか好みでないかの違いと
難民を扱っている社会派ミステリーになっていたから。

警視ものであり、社会派ミステリーでもあり
そして最後は切なさだけが残る・・・・。



殺人者の顔 (創元推理文庫)
ヘニング・マンケル殺人者の顔 についてのレビュー