■スポンサードリンク


ももか さんのレビュー一覧

ももかさんのページへ

レビュー数94

全94件 41~60 3/5ページ

※ネタバレかもしれない感想文は閉じた状態で一覧にしています。
 閲覧する時は、『このレビューを表示する場合はここをクリック』を押してください。
No.54:
(8pt)

表紙はイマイチ!でも、内容は抜群でした!

久々に面白いミステリーを読んだ!というのが、率直な感想でした。
適度なユーモア、適度に謎、適度に・・・ではなく、かなりのバイオレンスものでした。
こういうのも、たまに読むとワクワクしますね。
(毎回だと、ちょっと辛いかも!?)

ブッバが香辛料として効いてました。こういうキャラの人って、記憶に残るんですよね。
是非次回も登場させて欲しいなぁ~。
ルヘイン氏の小説は、脚本みたいに描写が緻密でホント分かりやすかったですね。

雨に祈りを (角川文庫)
デニス・ルヘイン雨に祈りを についてのレビュー
No.53: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

「川は静かに流れ」を超えた!

ジョンハート氏の小説では「川は静かに流れ」が特に好きだったのですが
この「ラストチャイルド」は大きく超えました!
ハート氏の描くミステリーは単に謎解きだけでなく、人間の奥底にあるもの(例えば闇のような)
近付いてみたいけれど、近付くと大きく怪我を負うような、魔力的な部分があります。
読み終えたあと、しばらく動けないほどの無力感。
この「無」を味わうために、頑張って読んで欲しいものです。

ラスト・チャイルド(上) (ハヤカワ・ミステリ文庫)
ジョン・ハートラスト・チャイルド についてのレビュー
No.52:
(8pt)

当たり外れが多いのも事実ですが

この「法人類学者デイヴィッドハンター」は当たりでした。
虫嫌いの人には少々?いえいえ、かなりキツイと思いますが、
知らなかった雑学を勉強するのも、また小説を読む楽しみです。
こういう分野のミステリーは初めてでしたが、続編が出れば、是非読みたいものです。

法人類学者デイヴィッド・ハンター (ヴィレッジブックス)
No.51:
(8pt)

デビュー作以上の出来!

デビュー作は良かったけど、二作目は??と思う作家さんもいる中、二作目がデビュー作以上に面白くて一気に読んでしまいました。
(まぁ~、一作目の基礎があるから、面白いという点もあるのですが)
ボックス氏の小説を読んでいると、寒い季節でもないのに、体が冷えてくるような感じになります。
(真冬に読んだらどうなるのだろう???)
全く見たこともない場所なのに、想像していると、身震いしそうになります。
自然に負けず人にも負けずズンズン突き進んでゆくジョーピケットは、まさにヒーローですね!
凍れる森 (講談社文庫)
C・J・ボックス凍れる森 についてのレビュー
No.50:
(8pt)

フィリップドライデンって、いいね!ファンになってしまいました!

「水時計」を読んだときは、それほど主人公・ドライデン氏に興味を持たなかったのですが(いや!予兆?はあったかも!?)
この「凍った夏」で、すっかりファンになってしまいました。ほんと、彼って魅力的ですね!
彼自身がそれに気づいていない、気づくような素振りもないのが、またまた女心を揺さぶるのです。
魅力的な人ほど、自分に無関心のような・・・気がします。

物語としては、やはりミステリー仕立てで、ミステリーそのものも面白く仕上がっています。
解説には、本格派ミステリーとありましたが、本格派でなくても、この面白さ・人を惹きつける描写力は、十分読者を満足させるものだと思います。
日本でジムケリー氏の著作がどれだけ読まれているのか分かりませんが、まだお読みになっていない方には是非ともお勧めしたい作家さんです。

凍った夏 (創元推理文庫)
ジム・ケリー凍った夏 についてのレビュー
No.49:
(8pt)

新しい展開のミステリーでした

ジムケリー氏の小説を初めて読みました。
オーソドックスであり、新展開もあり、時々(或いは始終)ユーモアがあふれていて読みやすいミステリーでした。
こういうのもたまにはいいですね!
っということで、引き続き彼の小説・二本目を読んでいるところです。

解説では「水時計」の表しているモチーフなんたら、象徴なんたら、これが意味するなんたら・・・ありましたが
直球勝負で、まずはドライデン氏の行動や言動を楽しむのが一番かと思います。あと、ドライバー氏ですね”
ミステリーではあるけれども、会話や食べ物・飲み物の話が興味深くて、ジムケリー氏のファンになってしまいました。
こういうミステリー以外で楽しめる小説って、なかなかないのでお勧めです!”


水時計 (創元推理文庫)
ジム・ケリー水時計 についてのレビュー
No.48:
(8pt)

まるでスティーグラーソンの続きを読んでいるようでした!でも、ちょっとだけ不満足。

ミカエルもリスベットもエリカも以前のまま、遜色ない書き方ですが
残りの登場人物、特に女性の会話がちょっと手抜きしてない?感もあり・・・で、8点です。
これは翻訳のせいかもしれませんが、全く魅力的ではなくて、もうちょっと力入れてよ!と、思ったのも事実です。

ミレニアムシリーズが面白くて、続きが楽しみにしていたのですが
作者の突然の訃報でもう読めないのかと残念で仕方ありませんでした。
でも、この感じだと、続行で正解だと思います。
ミレニアム5も、この分だと期待できそうですね!


ミレニアム 4 蜘蛛の巣を払う女 (上)
No.47:
(8pt)

はじまりは面白かったのですが、期待以上のものはありませんでした。

犯罪の着想や、個性的な刑事たちの描写は確かに奇抜で新鮮でした。
最初は面白く読んでいたのですが、あまりにも盛り込みすぎて?ついていけないところも。
表紙はイマイチかな?タイトルは良い!
あと、ちょっと長い。

警察ものとして読むよりも、娯楽的?話題として読んだ方が精神的にスッキリするかもしれません。
映画を観るように小説を読む。そういう面では面白いミステリーでした。
新しいものを求める人にはお勧めです。

人形は指をさす (集英社文庫)
ダニエル・コール人形は指をさす についてのレビュー
No.46:
(8pt)

シリーズの中では珍しく人間らしい?マロリーに出会える!

マロリーシリーズをこれだけ読んでいくと、マロリー像が自然と出来上がるのですが
この本のマロリーは珍しく人間味あふれる?マロリーで、そういう彼女も好きです!
特にココとの触れ合いは読む側も癒されました。
欲を言えば、もっと「触れ合い」を読みたかったな~と。

ミステリーとしては、ちょっと弱い部分もあって、面白みには欠けましたが
こういう警察ものと少し離れたヒューマンもの?も、気分転換にはちょうど良かったです。

生贄の木 (創元推理文庫)
キャロル・オコンネル生贄の木 についてのレビュー
No.45:
(8pt)

ケイトモートン氏、初期の小説です

ケイトモートン氏が書く小説はあるパターンがあり、今まで三冊読んだものとしては、「あー、このパターン」と気づいてちょっとがっかりしたのですが
そのがっかり感を跳ね飛ばすほど、重厚で意味深で?それでいて読みやすいミステリーでした。

毎回、読み進めていくうちに、たぶんこういうオチ?になるのでは?と思うのですが
全く違う(それももっとぶっ飛んだオチ)展開になってしまう・・・これがケイトモートン氏の持ち味ですよね。
上品で残酷。
この落差加減が読むものを飽きさせない、現代の上流小説家の中ではトップスリーではないでしょうか。


忘れられた花園 上
ケイト・モートン忘れられた花園 についてのレビュー
No.44:
(8pt)

さすが!ケイトモートン!

この作家さんには毎度驚かされるのですが、今回もまたまたビックリでした。
題名が「秘密」なので、必ず秘密があるとは思って読んでいたのですが
想像以上の?秘密でぶっ飛んでしまいました。

欲を言えば、戦争中の様子をもっと詳しく知りたかったな~っと。
食べ物とか(出てはきますけど、ちょっと物足りない)市井の人々の細々な暮らしをもっと書いてほしかったな~と、その点は不満です。

全体に広がる大らかさ?これは、オーストラリア特有のものかなと、これが良い意味で息抜きになっていて
心地よく?ミステリーを読める要因になっているのではないかと思われます。
彼女の小説では(今まで読んだ中では)「湖畔荘」が好きなのですが
この本も肩を並べるぐらい、上質のミステリーでした。


秘密<上>
ケイト・モートン秘密 についてのレビュー
No.43:
(8pt)

読み応えがあります!

長編ですが、全く疲れることもなく一気に読んでしまいました。
ミステリーとしては、ありそうな?どこかで読んだことがありそうな?ちょっと組み立てとしては弱いと思いましたが
ミステリー以外の描写が素晴らしく(特に上流階級の暮らしぶりがよく伝わってきて、これだけでも憧れちゃいます)
ここまでよく書けるものだと、脱帽でした。

以前読んだ「湖畔荘」も感心することばかりでしたが、これも一級品ですね。
ケイトモートンのファンになってしまいました。
続けてあと二作品読みます!


リヴァトン館
ケイト・モートンリヴァトン館 についてのレビュー
No.42:
(8pt)

このキャシーは最高です!

「魔術師の夜」では魅力サッパリでしたが
ここに出てくるキャシーはとっても魅力的でした。
これなら皆様にお勧めできますね。

ミステリーとしても、キャシーを取り巻く男たち女たちの暮らしぶりの描写が良くて
生き生きとしていました。こういう生活ぶりを読むのも海外作品の魅力ですものね。

マロリーシリーズはムラが?あるのかもしれません、もっと読んでみたいと思えるような小説でした。

死のオブジェ (創元推理文庫)
キャロル・オコンネル死のオブジェ についてのレビュー
No.41: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

今月は良い本ばかり読んだな~と思ったら、最後にこれでした!

アーロンエルキンズ氏の本は初めてで、それほど期待して読んだわけではなかったのですが
これが予想に反して面白い!
会話が良い!夫婦の距離感が良い!ちょっとユーモラスなところも息抜きができて良い!

しばらく「オリヴァー教授シリーズ」楽しもうと思っています。
久々の好みの作家さん発掘でした!


騙す骨 (ハヤカワ・ミステリ文庫 エ 3-11)
アーロン・エルキンズ騙す骨 についてのレビュー
No.40:
(8pt)

こういうのが読みたかった!

以前に読んだ「親族たちの嘘」がイマイチだったので
あまり期待しないで読んでみたのですが、これがはまった!
ミステリーとしても題材としても目を惹く小説でした。
続けて読みます!


骨 上  講談社文庫 は 69-1
ジャン・バーク についてのレビュー
No.39: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

安心して読めるミステリーって?!

どういう展開になるのか、ハラハラドキドキ感はたっぷりありますが
ずっと安心して読めるミステリーというのも面白いものですね。

表紙良し!題名良し!
ライムとサックスの関係もなかなかいい感じです。
新たに加わった女性も強者っぽくて(実際強者ですが)個性的な役者揃いで、ホントこのシリーズは楽しみです。

スティール・キス 上 (文春文庫)
No.38:
(8pt)

まさに私好み!

人の心の闇・背徳・残酷さ。
まさに私好みの小説でした!
今までジェリッツェン氏の小説を読んでなかったことが信じられないくらいです。
これからボチボチと読んでゆきます。


聖なる罪びと (文春文庫)
テス・ジェリッツェン聖なる罪びと についてのレビュー
No.37:
(8pt)

人が持つ闇

独特な空気と人が持つ闇。
これは、ベリンダバウアー氏しか書けないものだと思う。
「ブラックランズ」を読んだ時も思いましたが、全く未知の国の出来事なのに、すぐ身近で起こっているような錯覚?
親近感を持つのはどうしてなのでしょう。
それだけ描写が素晴らしいということでもあるし、見せ方?読ませ方が他の小説家よりも抜きんでているのだと思う。

次は「ハンティング」!
楽しみな作家さんです!

ダークサイド (小学館文庫)
ベリンダ・バウアーダークサイド についてのレビュー
No.36:
(8pt)

この雰囲気が好き!

ミステリーの内容も好きですが、町の人の暮らしぶりがよく伝わってきて、その点もよかったです。
殺人事件が起こって警察が解決するという手順も評価の対象となりますが
そこで暮らす人々の生活感溢れる描写があると、グッと重みが増して(現実味が増して)感動が深まりますね。

この本は結末を知りたくて早く読み終わりたいという気持ちと、終わりにしたくないという(つまりずっと読んでいたい)
そういう複雑な心境になりました。
きっと、ウィルのこともサラのこともずっと忘れないでしょうね。

サイレント 下 (ハーパーBOOKS)
カリン・スローターサイレント についてのレビュー
No.35:
(8pt)

「氷結」を読んだあとだから、言えること

「氷結」もなかなか面白いミステリーでしたが
私的にはこちらの小説の方が好きです。
といっても、「氷結」を読んだあとだから、「死者の雨」の良さがわかるのでしょう。
マイナス一ポイントは、表紙はいいのに、タイトルがいまいちだった点。
原題の「サークル」そのままじゃ、面白みに欠けるとは思いますが、「死者の~」はよくあるパターン過ぎて印象が薄く感じますよね。

テレビシリーズでは、主人公のマルタンをシャルルベルランという俳優さんが演じたそうで、早速画像を検索してみたら・・・・
ちょっとイメージ違いますね~。
こういう感じじゃなくて(如何にもフランス人が好みそうなルックスではありますが)
ヴァンサンカッセルみたいなちょっとワイルド系がいいな!

私の中ではジュリアンハルトマンは、アンソニーホプキンス!彼なら最高でしょうね!

死者の雨 上 (ハーパーBOOKS)
ベルナール・ミニエ死者の雨 についてのレビュー