骨
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全1件 1~1 1/1ページ
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以前に読んだ「親族たちの嘘」がイマイチだったので | ||||
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本書は、アメリカにおけるミステリーの最高峰、「MWA(アメリカ探偵作家クラブ)賞」・通称エドガー賞の’00年度最優秀長編賞受賞作である。ジャン・バークにとって、新聞記者アイリーン・ケリーを主人公とするシリーズの7作目で栄えある受賞となった。 ストーリーは、恐るべき連続殺人鬼、パリッシュと勇敢に闘うアイリーンの一人称がメインで進行し、ところどころに殺人鬼とその協力者らしい者の三人称記述が挟まっている。 上巻の主な舞台は、シエラ・ネバダ山脈南の山中。パリッシュが殺害して埋めた被害者の遺体発掘捜査班に同行したアイリーンに思わぬ危機が・・・。パリッシュが仕掛けた巧妙な罠にはまり、捜査班はほぼ全滅する。アイリーンと共に残されたのは、片足を撃たれて重症の学者と捜査犬ビングルだけ。絶体絶命の危機に瀕した彼女と殺人鬼との手に汗握る対決が、上巻の最大のハイライトである。 下巻では、決死の逃亡劇の末に救出されたアイリーンが、ラス・ピエルナスの街に戻っても、山中で姿をくらましたパリッシュの影におびえ、カウンセリングを受けながら生活する姿が描かれる。更なる殺人を続ける殺人鬼の真の狙いは・・・、そして協力者の正体は・・・。息つく暇もなく、物語は衝撃的なラストシーンへと突入する。 私は、ジャン・バークの作品ははじめて読んだが、文庫にして上・下巻あわせて755ページを一気に読ませる筆力に圧倒された。 上巻の緊迫感が、下巻ではいまひとつ落ちるという意見もあるようだが、私は下巻でも十分サスペンスフルな展開を楽しむことができた。 | ||||
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新聞記者である女性主人公が、連続殺人事件の遺体発掘に同行するが、そこには犯人の仕掛けた恐るべき罠が。狡猾かつ凶悪な犯人からの命がけの逃走は、スリル満点で、読み出したら止められない。この前半部分は、「羊たちの沈黙」にも迫るかという不気味さと恐怖感が感じられる。ところが、一段落した中盤からは突然テンポが遅くなり、だらだらと終局に向かっていく。見えない犯人の影に怯える主人公の心理状態はよく書かれているが、読者にまで恐怖感を感じさせるような不気味さは残念ながら伝わって来ない。前半が良かっただけに、後半の腰砕けは惜しまれる。Edgar賞の受賞作品にしては今一つである。英語は難しくない。 | ||||
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