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ももか さんのレビュー一覧

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レビュー数140

全140件 121~140 7/7ページ

※ネタバレかもしれない感想文は閉じた状態で一覧にしています。
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No.20:
(6pt)

ミサイルの名前?

この小説の場合なら、題名を日本語にした方が良かったかも。
ヘルファイアで調べると、ミサイルと出てきましたが、「ミサイルクラブ」なのか、それとも他に単語があるのか、その点がちょっと分かりませんが、「xxxx倶楽部」か、或いは思いっきり飛んだ題名が良かったなぁ~。

海外ものは、訳と題名の重要性をいつも思っている身としては、ひねりがないタイトルと、わかり辛い翻訳がイマイチでした。
(「ノラねえちゃん」は受けましたが)

推理物というより、お洒落な高級ブティック的な?ところもあって
これは作者の勉強の賜物なのか、それとも日頃こういうことを考えている方なのか・・・

悪いミステリーじゃないんだけど~
人にお勧めできるほど面白いミステリー小説でもないんですよね~。

ヘルファイア・クラブ上 (創元推理文庫)
No.19:
(6pt)

じっくりと読む方にはお薦めです

古風な推理物です。
作りは古いけれども、しっかりとした構造建築物のような小説でした。

推理小説という点を脇に置いて、私は登場人物が生活している様子を読むのが好きなので(食べ物、映画、書物、娯楽、アルコールなどなど)暮らしぶりを読むのも楽しかった。
もう少し具体的な食べ物の詳しいくだりがあると、もっと記憶に残る小説になったかも。

或る土地で殺人がおこり、その場所で犯人が捕らえられる。
ディバインは、(まあー外国の人だけど)市井の人たちの小説が合ってると思う。

そして医師も死す (創元推理文庫)
D・M・ディヴァインそして医師も死す についてのレビュー
No.18: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

コナリー作品を長年読んできたファンの方にはお薦めです

何年もコナリー作品を読んでると、1+1が3になる面白さもあるのですね。
ネタバレになるのでこれ以上は書けませんが、ファンの方には是非最後まで読んで頂きたい。

初めてお読みになる方には
「コナリーの小説は他にたくさん面白いものがあるので、これでめげずに古いものから読んでみてください」
と、お伝えしたい。

あ~久々のハリー節だ~と思いながら読み続け・・・・
んんん?な内容でしたが、以前行った香港の夜景を思い浮かべながら
ちょっとだけハリーと同化したようなファンならではの気持ちになったり。
もし、これがコナリー作品お初だったら、きっと壁本だな。



ナイン・ドラゴンズ(上) (講談社文庫)
マイクル・コナリーナイン・ドラゴンズ についてのレビュー
No.17: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

久々のキング作品

前回読んだ「ニードフルシングス」が面白かったので
かなりの長編でしたが、挑戦したいという思いもあって読んでみました。

はっきり言って期待したほどのものはありませんでした。
年代が若い人向けなのかな?私は年寄りだから、いまいちピンと来なかったなあ~。
内容はともかくとして、
映画でピエロ役を演じた役者が気になって色々調べてみたら・・・
なんと!あのロッキーホラーショーの人ではありませんか!
小説よりも、その点が勉強になったなあ~と。




IT〈1〉 (文春文庫)
スティーヴン・キングIT(イット) についてのレビュー
No.16:
(6pt)

誉田さん、なんか作風変わった?

と思ったぐらい、(彼の小説は殆ど読んでいますが)前と全然違う印象の作風でした。
スラスラと1日で読めるぐらいアッサリ味の(全く重くなく)小説でした。

タイプ的には(比喩されたくないだろうけど)
東野圭吾氏っぽくもあり、白いシリーズの新藤冬樹氏っぽくもあり。
武士道ものに近いと言えば近いけど、もっと誉田さんっぽいもの読みたかったなぁ~ストロベリー的な。

あっ!でも、これはこれでアリ!です。

プラージュ (幻冬舎文庫)
誉田哲也プラージュ についてのレビュー
No.15:
(6pt)

緊張する展開の割には

最後というか、結末がアレ?なわけで・・・・。
この作家の作品は殆ど読んでいますが、感覚としては「天使のナイフ」とか「友罪」とか
そういう軽いというか、重くない内容の方が合ってる気がします。
それと主人公の生活が見えてこない。
1人暮らしなら、1人暮らしらしい生活風景も書いて欲しかった。

Aではない君と (講談社文庫)
薬丸岳Aではない君と についてのレビュー
No.14: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

媚薬がお好みなら

お薦めします。

内容を一つ一つつぶさに観察すれば、かなり楽しめる作品ですが
あまりにも長く長く長く・・・・
登場人物の半分に絞って組み立てなおしたら、面白い小説だと思います。

しかし、キング氏は凄いの一言です。
たぶん(執筆の姿を拝見していないのでハッキリと断言できませんが)
頭の中に浮かぶ文章を(あまり手直しせずに)タイピングしたのではないかと思われます。

或いは、ジェフリーディーバー氏の描く敏腕捜査官?リンカーンライム氏如く、秘書に(実際いるのかいないのが全く存じ上げませんが)ホワイトボードに登場人物を細々と書かせ
それを見ながらタイピングしたのかもしれません。

小説の長さには閉口ですが
ここまで書き上げるキング氏はやはり天才のメダルを差し上げたい。
もちろん、ニードフルシングスで買い求めたメダルですが。


ニードフル・シングス〈上〉 (文春文庫)
No.13: 3人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

横溝正史的な?

かなり昔の作品だったのですね、読み終わってから気付きました。
内容がかなり複雑に絡み、その上外国の建物がなかなか想像できず苦労しながらの読破でした。

難しい小説だったと思いながら、でも、昔のミステリー小説って、ただ単に謎を解く、或いは犯人を推理する・・・だけに終わらず、その他の知識も必要だったな~と。
サラサラと読める軽いミステリーもストレス解消や暇つぶしにはなります。
でも、たまにはじっくりと本と格闘するのもいいかも?

火刑法廷[新訳版] (ハヤカワ・ミステリ文庫 カ 2-20)
ジョン・ディクスン・カー火刑法廷 についてのレビュー
No.12:
(6pt)

悪くはないのだけれど、何かが足りない

初めての「フランシス」
きっと真面目な人達(親子)なのだろう。
真面目すぎて?全体的に堅苦しく読みにくい小説だった。
たぶん翻訳のせいもあるのかな?とも思ったりも・・・原作を読んでいないのでその点は不明ですが。

主人公の魅力もイマイチ。
妻役も中途半端。
犯人?も切れがない。
警察も何か違う。

たくさんのカードを綺麗に一列に並べたような・・・というと分かりやすいでしょうか。
作者がカードを床にぶん投げて、読者が苦労しながら一枚一枚拾って理解していく・・・
そんな感じの読書が私は好きだな~。

拮抗〔ハヤカワ・ミステリ文庫〕 (競馬シリーズ)
ディック・フランシス拮抗 についてのレビュー
No.11:
(6pt)

なぜ「コパーリバー」じゃ駄目なんだろう

まず、タイトルの「希望の記憶」
あまりにも非魅力的で、曖昧。
コパーリバーが、この物語の中心にあるわけだから、せめてもう少し「川」をイメージするタイトルにしてほしかった。
これじゃあ~本屋さんに文庫本が並んでいても、誰も手に取らないでしょ。

内容は、そろそろ時間もないので、強引に最後幕を引きました感がありましたが、少年少女の絡みが良い感じなので、一気に読めました。

小説は映画とは別の次元のものなのだから、将来映画化されるかも?みたいな希望は抱かずに
活字でしか表せない、活字だからこそ想像が果てしなく広がる・・・
そこに焦点を絞ると、また良い小説が生まれるのかも?しれない。


希望の記憶 (講談社文庫)
ウィリアム・K・クルーガー希望の記憶 についてのレビュー
No.10: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

ミステリーじゃない

読後、打ちのめされたような、とても嫌な気持ちになりました。
小説としては、お薦めだけど、でもめったやたらとお薦めしたくないような・・・・
複雑です。


悲しみのイレーヌ (文春文庫 ル 6-3)
ピエール・ルメートル悲しみのイレーヌ についてのレビュー
No.9:
(6pt)

いつもと違うミステリーをご所望なら

こういう人間関係、繋がりは初めて読んだような・・・過去にもあったかもしれないけど、毎日読書をする身としては新鮮でした。

内容が詳しく丁寧に書かれているので、いつもとしたら時間がかかりました。
流れが入り組んでいるので一つ一つをしっかり把握していないと、何が何だか?になったかもしれません。

カーリィの本は初めてでした。
もう少し変わった内容も読みたいので、あと三冊は読んでみようと思っています。


百番目の男 (文春文庫)
ジャック・カーリイ百番目の男 についてのレビュー
No.8:
(6pt)

凄く読みやすかった

今テレビで話題の人、羽田さんの小説を読んでみました。
長崎弁が良い具合に混じっていて、長崎在住の私には凄く読みやすかったです。
ああいうおじいちゃんって、いいなぁ~。根っこが深そう。

もっぱら海外小説ばかり読んでいる私ですが、羽田さんがこんなにも軽快に書いてくれるって、
やっぱり嬉しかったです。
日本の小説もたまにはいいなぁ~。

スクラップ・アンド・ビルド
羽田圭介スクラップ・アンド・ビルド についてのレビュー
No.7: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

砂漠に吹く風

読書が趣味でよく本を読んでいます、ベストセラーものは全部チェックする方です・・・なんて人にはエルロイを勧めてはならない・・・のかも。
極めて危険、でも魅力的。

普段の生活に刺激が欲しい人。
今まで読んだことのないような展開を求めている人。

そんな人にはお勧めです。
読んだあと、きっと砂漠を感じるでしょう。
ビッグ・ノーウェア〈上〉 (文春文庫)
No.6: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

コナリーの暴力描写はいつも痛そう!と思いながら読み進めるのですが、この作品ももれなく痛そう!でした。
ホッと心休まる場面や、ハリーの人間くさいところも要所要所にあり、何作品も読んでいる私に、ハリーの人生を一緒に歩いているような感覚も生まれました。
ただの小説、でも重い。
同じ感慨を持ちながら、これからもずっとコナリーの小説を読み続けたい・・・もっともっとハリーのことを知りたい、ずっとハリーと一緒にいたい。
今回のハリーは、俳優でいうと「ケビン・スペイシー」
細いネクタイが似合いそうなグッドルッキングガイ、映画化はないのでしょうけど、動いているハリーもちょっとは見てみたいなー。

シティ・オブ・ボーンズ (ハヤカワ・ミステリ文庫)
No.5: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

私の好きな・・・・・

今回の小説は私の好きな風合いでした。
芸術的センスあり、いつもの波乱あり、そしてやっぱりハリーは女好き。
いくつになっても、ハリーはハリーであってほしい・・・。
読んだ後、画家のボッシュ氏の絵をネットで見てみました。
アンバランスなんだけど、全体はバランスがとれている、好きな絵でした。
1つの小説から、また1つの興味が生まれる・・・これぞコナリーの手腕ですね。

夜より暗き闇(下) (講談社文庫)
マイクル・コナリー夜より暗き闇 についてのレビュー
No.4: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

やっぱりコナリーは上手い!

ここまでくると、上手さに酔いしれるようにサクサク読めます。
最後までハラハラドキドキの小説でした。こういうジェットコースター的ミステリーは好きですね。というのも、ボッシュとの付き合い?が長くなり、瞬時に顔の表情まで頭に浮かぶので映画のように展開していきました。コナリーがボッシュは「スティング」のマックィーンが一番似合う云々の文を読んでから、それから小説を読む時はマックィーンを浮かべています。

天使と罪の街(下) (講談社文庫)
マイクル・コナリー天使と罪の街 についてのレビュー
No.3:
(6pt)

ちょっとだけ空回り?

復帰したボッシュの最初の事件。
なかなか波に乗れないボッシュの空回り的行動が絶妙に書かれていました。
コナリーは単に警察物を書いているというより、その人の人間性や微妙な人生の分岐点を繊細に書くのがホント上手いですね。
やっぱりバッジが持つ意味って深いんですね~。
終決者たち(上) (講談社文庫)
マイクル・コナリー終決者たち についてのレビュー
No.2: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

失敗だったかな?

最初の「リンカーン弁護士」は、内容がなかなか掴めずに途中で放棄してしまいました。最後まで読むと面白いのだろうな・・・とは思いつつ、波に乗れませんでした。今思うと、我慢して最後まで読めば良かった・・・残念。
 この「真鍮の評決」は途中離脱することもなく、すいすいと読めました。こういう弁護士ものも面白いですね、というか、コナリーは弁護士になれる!と思える程、上手い展開でした。ボッシュとの絡みを読むと、大好きなボッシュが相手側にはかなり嫌われる存在なのだと・・・ほんとヤなヤツですね。でも、それもボッシュの魅力ですね~。
真鍮の評決 リンカーン弁護士 (上) (講談社文庫)
No.1: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

どちら側からも攻められる

コナリーに書けないものはないんじゃないかな?と思えるぐらい、新しいタイプの小説でした。

死角 オーバールック (講談社文庫)
マイクル・コナリー死角 オーバールック についてのレビュー