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初陣 隠蔽捜査3.5



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【この小説が収録されている参考書籍】
初陣 隠蔽捜査〈3.5〉
初陣: 隠蔽捜査3.5 (新潮文庫)

初陣 隠蔽捜査3.5の評価: 4.25/5点 レビュー 93件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.25pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全93件 61~80 4/5ページ
No.33:
(3pt)

そこそこ楽しめた

隠蔽捜査シリーズは毎回楽しく読んでいるので、今回も竜崎の言動や警察内部のリアルなやりとりは面白かったです。
しかし、本作での伊丹は、竜崎に頼ってばかりで自分では何も決められないだめな人のように描かれているのが残念でした。
せっかくスピンオフで主人公になったのだから、竜崎を出さずに、伊丹が独力で活躍する話のほうが良かったです。
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No.32:
(5pt)

次の6.5(?)が楽しみ

この作品で、伊丹が竜崎に対し、親近感を持ち、常に意識し、気遣い、頼りにしていることが初めて分かっておもしろかった。一方の竜崎は、電話にいつも「何だ」とぶっきらぼうにでることで、隠蔽捜査1~3で書かれている伊丹に対する思いが出ている。(隠蔽捜査3では、竜崎も実は伊丹を頼りにしている、というか伊丹しか友人らしき者がいないことを垣間見ることができるのだが)
現実の社会でも、このような関係は存在するのだろうが、同期キャリアの2人の関係として描かれている点がおもしろい。また、伊丹を主人公とした第2弾(隠蔽捜査6.5?)が楽しみである。
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No.31:
(5pt)

とてもおもしろかったです。

隠蔽捜査のスピンオフ作品ですが、1、2、3を別の切り口から見ることが出来て、とてもおもしろかったです。竜崎さんの人となりが鮮明になる作品です。
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No.30:
(1pt)

初陣: 隠蔽捜査3.5 (新潮文庫)

商品にではなくアマゾンに対する不満。
購入したものに不満がある場合は善処しろ!
そうでなければ問題なければ、いちいち人の時間を無駄にするな!
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No.29:
(4pt)

隠蔽捜査3までを読んでから。

建前を嫌い、原理原則で行動する竜崎署長が主人公の隠蔽捜査シリーズ。本作はそのスピンオフで、シリーズ本編では竜崎署長を何かと気に掛ける同期で幼馴染の伊丹が主人公。
また本作は短編集でも有るので、シリーズを読んでいれば「あぁ、あのシーンだ」と思い浮かべる事が出来る話しも入っている。

しかし、この伊丹氏。こんな無能でやっていけるのか?竜崎署長をフィーチャーする為なのか、余りにも無能振りが目立つ。こんなになんでもかんでも立場が上の刑事部長が所轄の所長に相談をしていたら、問題有り過ぎだろう。これは小説だから、と言うのでは片付けられないと言うか、なんでもかんでも悩んだ末に竜崎に相談して一件落着と言うドラえもんパターンを使い過ぎ。
スピンオフらしい楽しさがあったので★4つとしたが、少しパターン化された嫌いが有る。次のシリーズ本編(竜崎署長目線)に期待したい。
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No.28:
(4pt)

竜崎ファン

隠蔽捜査の舞台裏が見えて楽しい。あの美人刑事の裏話があったとは...
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No.27:
(5pt)

隠蔽捜査3まで読んだからこそ・・・

隠蔽捜査3まで読んでおりましたので、裏話的な部分で思わず笑ってしまいました。
おもしろかったです。
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No.26:
(3pt)

あとがきを読んで3.5の意味を知りました(笑)

シリーズ1~3が面白かっただけにちょっと拍子抜け・・・箸休め的な感じです。これまでのシリーズは、登場人物のひとりである竜崎の思考や行動力が面白く読めたが3.5は話の中心人物が伊丹だったため個人的にはサポート役にまわったような竜崎がもったいないと感じた。
隠蔽捜査4転迷に楽しみをとっておきます。
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No.25:
(5pt)

新刊を待つ

刑事部長の本音が良くわかり、幼馴染キャリア2人の相手に対する観察力は当たっている。隠蔽捜査5が今年出版されるが、待ち遠しい。
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No.24:
(4pt)

短編もイケる

3.5になった理由は、3が必読だからかな?

シリーズファンのための本だから、1〜3を読んでから方が楽しめます。

特に3の舞台裏に触れた話は、とても興味深く読めます。

当然、読まなくていい理由は何一つありません。
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No.23:
(3pt)

まあまあです

内容は短編なのでさらっと読めます。
いつもとは違う見方ができましたが、ちょっとあまりにも作りすぎ(わざとらしい感じ)のような気がします。
まあ今野作品はほとんど読んでいるので展開も読めますね。
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No.22:
(4pt)

短編でも面白い!

『隠蔽捜査』のスピン・オフ短編集。長編シリーズでは竜崎伸也が主人公であるのだが、この短編集では伊丹俊太郎が主人公を務め、伊丹の視点で事件が描かれる。伊丹が主人公でありながら、竜崎の存在感が光り、クールな竜崎にも温かい一面が見え隠れするのがまた良い。ゆえに作品を読むごとに竜崎の魅力が増していくのだ。しかも、どの作品も短編にするのは勿体無いくらいの秀作であるのが凄い。
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No.21:
(5pt)

充実しすぎた短編集

他のレビューの評価の高さが物語るとおりシリーズを読んでいるファンだけでなく、まったく知らない人が読んでも楽しめる内容でした。

本作では、これまで竜崎の腐れ縁というか、シリーズの名脇役だった警視庁刑事部長・伊丹を主人公に据え、彼が巻き込まれるさまざまな難問に竜崎が解決策を与える、という短編が時系列に連なっていきます。

それにしても竜崎の変人ぶり、そして合理主義の権化ともいうべき徹底した原理原則を貫く姿勢がこれまで以上にきわだっています。
また、笑いどころも多々あり、エンタメ小説としても一級といっていいのではないでしょうか?

個人的に気になったのは、伊丹は警視庁に異動する前は福島県警の刑事部長だったのですが、県警本部の刑事部長ってキャリアがやるものなの?というところですが、場所によりけりなのかもしれません。
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No.20:
(4pt)

ストーリーテリングのお手本だ。

隠蔽捜査シリーズは長編だが、本書は短編集なので趣向が違い、主人公の大森警察署長の竜崎伸也サイドから書かれているのではなく、同期の警視庁刑事部長伊丹俊太郎の活動を描きながら、適宜、竜崎が顔を出す手法をとっている。

以下、短編を簡略に紹介する。

指揮:福島県警刑事部長から警視庁刑事部長に異動となる伊丹は、後任者に現場主義でお願いしたいと云うのだが、東大卒の後任者はその必要はなく、私のやり方で対処すると応える。キャリア官僚の尊大さを見せつけられ、スカッとしない。
初陣:裏金問題などテーマは悪くないのだが、予定調和の終り方である。

この辺りを読んでいて、さすがの今野も短編は苦手かなと思ったのだが、そこから巻き返すのだ。

休暇:捜査本部を置くことが決まったが、竜崎大森署長はその必要がないと返事をする。この捜査本部を置く必要がないという返事は前代未聞なので、この導入部は秀逸で、終り方も見事。
懲戒:現職刑事の選挙違反モミ消し事件を竜崎の助言で快刀乱麻に解決していく過程が面白い。

段々エンジンが掛かってきて、「試練」では果断--隠蔽捜査3に登場した畠山美奈子も出てくるサービスぶりもある。殆ど電話だけの助言なのに竜崎の存在感と、吐くセリフにシビれ、いつの間にか小説世界にどっぷりと浸かってしまい、改めて今野敏の面白さに平伏するのだ。

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No.19:
(5pt)

短編は隠蔽捜査シリーズにぴったり

「3.5」という数字が示すとおり、「隠蔽捜査」シリーズの番外編。
タイトルが「初陣」なので、若き日の竜崎の話か?と思ったが全然違っていた。
予想ははずれたけれど、これはなかなかどうして・・・面白い!傑作です。

普段は脇役の伊丹が主人公の短編集だが、このシリーズの愛読者としては、今までの
話の裏話があったり、伊丹の心配性なところがよく分かったり、伊丹目線なので竜崎の
唐変木ぶりが際立ったり、伊丹の竜崎への心情が理解出来たりと興味深い。
ちなみに、伊丹が主人公と書いたが、ポイントにしか登場しない竜崎の存在感が際立
っており、結局美味しいところは全て竜崎が持っていってしまっている(笑)。

「隠蔽捜査」シリーズは切れの良さ、テンポの良さが身上だから、長編よりも短編向き
なのかもしれない。全部で8編の話は、平成18年から22年までの4年間に「小説新潮」
に掲載されたもののようなので、今後も竜崎目線の長編とともに、伊丹目線の短編も長
らく続けてもらいたいものだ。
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No.18:
(5pt)

3.5

収録の「冤罪」をアンソロジーで読み、この作家を読むようになった。
シリーズの番外編だが、独立短編としても面白いということだ。

これまでの事件を別角度から見たりして、ニヤリとされられる。

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No.17:
(5pt)

竜崎のポジション

隠蔽捜査(1〜3)からのスピンオフです。
 竜崎が安楽椅子探偵と化していますが、むしろ小気味の良い万能っぷりを見せてくれます。
 引き立て役として選ばれてしまった伊丹がちょっと可哀相かも。
 短編集なのでさくさく読めて1編1編が爽快です。
 本編を読んでから是非どうぞ。

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No.16:
(5pt)

にやにや

伊丹小物過ぎ、展開ワンパーターン過ぎ。しかしなぜか面白く読めてしまう。伊丹が竜崎に電話かけるところになると自然と笑みがこぼれてしまう。今野敏恐るべし。
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No.15:
(3pt)

このシリーズの中ではちょっと

主人公の器が小さすぎて、あまりに小さいことで悩んで、
当たり前のアドバイスを堅物の幼なじみにもらってという感じで。
(これが竜崎というこのシリーズ本来の主役ですが)
本当に警察庁の官僚というのはこんな無能なんですかね。
温泉旅行ぐらいいくでしょうけど、いくのにあんなに悩まないと思うし。
もし本当にこういう人物がいるのだとしたら、
すごく遠回しに警察の無能さを描いているんですね。
人間味という点でも伊丹は平板で、感情移入がしづらいのが欠点。
その上、竜崎がスーパーマンになりすぎて、この短編の意義というものに疑問符を感じました。
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No.14:
(5pt)

隠匿捜査シリーズ3冊を読んでから是非

伊丹俊太郎は警視庁の刑事部長です。
私大出身のキャリアというコンプレックス?を心の奥に抱えています。
今回の「初陣」はそんな伊丹を主人公としたスピンオフ短編集です。
もちろん竜崎署長は毎回登場しますが、ほとんどが電話出演です。でもまさにあの「竜崎伸也」です。
毎回問題が起こると伊丹は竜崎に電話をかけるのですが、全編伊丹からと思うと・・・・・・・。
隠匿捜査シリーズ3冊を読んでから手にとってください。面白さ倍増間違いなしです!
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