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名前探しの放課後
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名前探しの放課後の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.04pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全68件 21~40 2/4ページ
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読み応えあるボリュームなのに、最後まで飽きさせない。 途中で誰が自殺したか分かってしまったけど、それはそれで引き付けられた。 年代が行ったり来たりしても、登場人物がいっぱいでもちゃんとストーリーを楽しみながら追えた。 さすが辻村さん。 読んで良かった。 | ||||
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まず、自殺から救う奥の手=真相が『凄まじく仰天するアイデア』で、初読み時は物凄く驚いたし、大感動しました! 今回は真相だけは覚えてるから、果たして感動出きるか?という懸念がありましたが、 今作の素晴らしい所は、『タイムリープSF要素は単なる添え物』であり、 メインは『丁寧にリアルに描く自殺を救おうとする必死の過程』なので、 真相を知っていてもグイグイ引き込まれ、再び大感動しました! たまたま最近、3作品続けてタイムリープSF物を読みましたが、SF要素が魅力の大きな一端を占める2作と異なり、 SF要素は別にセールポイントでも大きな魅力でもない今作は、『苦しむあなたを助けたい』という尊い願いに満ちた『最良質な神作品』でした(*^-゜)⌒☆ そして、丁寧に登場人物やテーマを描き、現実感を鮮やかに表現する様は、さすが辻村さんだな!とレベルの違いも感じさせられました(^^) 自殺という面で言えば、 僕は『犯罪被害の後遺症から守りきれずに婚約者を自殺で亡くし、 自分も後追い自殺の果てに奇跡的に生き延び、 婚約者と同じ犯罪被害者を自殺から救ったり、僕と同じ虐め被害トラウマ者を自殺から救ったりしていた時期もあり』と、 様々深く関わってきたテーマでして、 その上で今作の『自殺から救うアイデア』は本当に素晴らしく感動的で、神懸かっていました! また今作は、『ぼくのメジャースプーン』の後日談的な要素もあり、最後で関係が明かされますが、 『ぼくのメジャースプーンと無関係でも神作品』だけど、 『ぼくのメジャースプーンとの関係を加える事で、より作品世界が深く楽しめる』という、理想的なバランスの関連作品だったという点も素晴らしく、 今作を読むなら是非、『ぼくのメジャースプーン』を先に読んで欲しいですし、 今作も誰にでもオススメしたい大感動の神作品ですO(≧∇≦)o | ||||
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名前探しの放課後から辻村作品を読み始めた者です。 本当にこの作品が好きで、何回も繰返し繰返し読んでいる大切な作品です どんでん返しとか伏線の回収とかももちろん秀逸ですが、それ以上に青春小説としての素晴らしさ!! 読み終える頃にはあすなといつかがいとおしくてたまらなくなります。不器用な二人が距離を縮めていく感じがすごく好きで、何回読んでもほっこりします。 かなり終わりの方まで何が起きるというわけでもないんですが、クリスマスのシーンに集約されるような、優しくてあたたかい雰囲気がすごく素敵な作品です。 終盤になると、何が起きるか分かっているのに、いつも同じシーンで泣いてしまいます しかし… 間違いなく人生で一番好きな小説ですが、実は辻村深月自体はそんなに得意な方ではありません。名前探しが好きすぎて、同じ感動を期待して全作読んでるけれど当たりはほとんどない。むしろ読んだことを後悔するもの多数… いろいろな方が、メジャースプーンを読んでから名前探しを読んだ方がいいとおっしゃっていますが、そうかなぁ?と 大好きな名前探しの唯一嫌いなポイントとして、本筋に全く関係ない過去作のキャラやネタが露骨に盛り込まれていること 予習なしでこれを読んだので、最初は「?」でしたが、他の方の感想で元ネタがあると知り、わくわくして読んでみたものの、グロテスクで暗い話ばかりで読後感の良さも名前探しとは比べ物にならず、がっかりしました しかも、元ネタを読んでしまってからの方が、名前探しでの露骨な「ファンサービス」が目について仕方ない。もっと分からないくらいぼかすか、逆にもっとはっきりとさっぱり書いて、未読の人はスルーできる感じにすればいいのに、思わせぶりなのがとても嫌いです。 自己満足の「ファンサービス」のために、魅力的なキャラクターたちが不自然な動きをさせられているのもとてもとても残念です 多くの人に愛されるべき素晴らしい作品が、こんなつまらないことで嫌われてしまう。こんな悲しいことはありません。 もっと書き方を配慮する必要はありましたが、過去作を読まなくてもラストの独白だけで十分タイムスリップの仕組みが説明できています。 (辻村ファンも、それまでのくどい「ファンサービス」がなくても、この独白で彼が誰なのか分かると思うので、本当は過去作リンクはここだけで良いと思うのですが…) 他作品を読まなくても名前探しの放課後という作品が素晴らしいことに変わりはなく、元ネタたちがあまりに名前探しと雰囲気が違うので、無理に読まなくて良いのではないかと思うのです。 とりあえず「冷たい校舎の時は止まる」か「子供たちは夜と遊ぶ」を読んでみて、面白いと思った人はメジャースプーンやくじらを読んでからの方が楽しいかと思います このへんが合わなかった方は他の作品を予習しなくて大丈夫です。基本ああいう感じなので、辻村深月って苦手だなって思ってしまうだけだとおもいます 名前探しは単体でも完結しているし、やさしい物語と爽やかな読後感の素敵な作品です たくさんの方に心から楽しんでもらいたいと思っています 大好きな名前探しの放課後への精一杯のおせっかいでした。 | ||||
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「凍りのくじら」「子供たちは夜と遊ぶ」「ぼくのメジャースプーン」読了済みです。 本書のレビューの前にこれらの作品を読んでいないと楽しめない作品かと思います。 知らない人でも物語としては完成していますが、知っている人だけが楽しめる要素が多分に含まれているためです。 是非読む順番をお間違えのないよう。 前作と同じく、後半にかけての伏線回収はお見事でした。 物語単体でも面白かったですが、前作の伏線(いいすぎ?)なども綺麗に回収されていて あーこうなっていたのか!と感動できました。 ここでの満足感がこちらの3作品を読んでいる方とそうでない方とではっきり分かれてしまっている原因かと思います。 次の作品は「ロードムービー」らしいのですが、「冷たい校舎の時は止まる」との繋がりがあるらしく こちらの作品の内容をあまり覚えていないので読み直そうか考え中ですw | ||||
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『自殺予定者』のために全員が必死で動く姿に胸を打たれ、心震えました。自殺してしまう生徒だけでなく、それ以外の人物にも悩みや葛藤があり、名前探しの中でそれぞれに成長していく、爽やかな青春小説。 ……と見せかけて、もちろんそれだけでは終わらないのが辻村作品。読み終えた瞬間に読み返したくなる、たくさんの仕掛けが隠されたミステリー小説でもある。まるでマトリョーシカのように、箱の中に箱があり、さらにその中にも箱が!?みたいな。 読み返してみると、たった一つの単語にも、なんでもなく見えていた日常会話にも、さりげなく書かれた一文にも、ちょっとした一言の台詞にも、キャラクターの趣味や特技や行動にも、実は全て意味があった。必要のない設定や言葉なんて一個もなかったのだ。二回目のほうが面白く読める。すごいなあ。 ぼくのメジャースプーンは未読だったので、最後にんん?ってなって、すぐに買いました(笑) | ||||
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世界が広がる感じがとても良かったです。 嘘か本当か?そんなのはどうでもよくて 自分の中の不安定な色々な感情をぶつけてぶつけて、困難な事も泥臭くても立ち向かって 最後にはやっとスタート地点に立てた2人がとても素敵に思えました。 はー、読んで良かった! | ||||
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同級生の自殺をめぐる設定ということで、「冷たい校舎の時計は止まる」を思い浮かべましたが、誰かが死ぬような気持ち悪い表現がほとんど無い分、私は本書の方が読みやすかったです。 ……とはいえ、正直言って、河野のキャラクターが今一つ受け入れられず、なぜこの人の事を皆好きになってるんだろうか、水泳の練習の部分は何の意味があるんだと思いながら読んだもやもや感が、星一つマイナスとなった理由です。 下巻を読めば、全部解決するんですけどね。 | ||||
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最後のネタバレは、賛否両論、意見の分かれる所ではありますが、私は「順番を守って」読んでいたので、あああっっっと、叫びたくなる衝撃でした。そうか、彼だったのか。彼が彼だったのか、こんな所で会えるなんて・・・!! と、本当に驚き、そして嬉しくなりました。 この再会の喜びを味わえる事が幸せでした。 未読の人は、読んでください。読んでから、もう一度本書を読めば。そうすれば、 「ああ、そういうことか。」と分かるのですから。もう一度、本書を楽しめます。 椿を他の学校の生徒に設定したことも、「メジャースプーン」で、「ぼく」がトモにかけた呪いがかかったままだからかなー。 とりあえず、オチが分かったところで二度読みしました。面白かった。繰り返しになりますが、「ぼくのメジャースプーン」を読んでない人、読んでからまた本書を読んでください。 | ||||
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「ぼくのメジャースプーン」を先に読んでいると、最後のエピローグでハッとさせられます。 (上下巻のレビューです)。 この「名前探しの放課後」だけでもどんでん返しがあり、本当は最初から「名前」は解っていたのだ!と言うどんでん返し、そして河野と友春の関係。色んな意味で楽しめる作品でしたが、これはやっぱり「ぼくのメジャースプーン」が先だな!と本書のエピローグで理解できます。 「ぼくのメジャースプーン」で名前が出てこなかった主人公の「ぼく」がこの「名前探しの放課後」の誰なのか?そしてその「ふみちゃん」も解ります。エピローグで「力」の回想に触れた瞬間にハッとしました。(「ふみちゃん」は本書途中では、天木の選挙ライバル?の守山文子に騙され?ましたが!)。その「ふみちゃん」にもエピローグでどんでん返しが。 この「名前探しの放課後」はやっぱり「ぼくのメジャースプーン」を先に読了してから、をお勧めです!このリンク、とても良かったと思います。やっぱり辻村深月さんの作品は奥が深いし、面白いです! | ||||
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僕のメジャースプーン読後、その後が今作で書かれていると聞き、上下巻読みました。 正直、僕のメジャースプーンありきの作品だと思うので、そちらから読むことをお勧めします。 どんでん返しが何度もあり、ノンストップで読み込めました。 あまりネタバレはしたくないのですが、試練を乗り越えるための 根本的な問題解決をしようとする方向は前向きで読んでいて好感が持てました。 他の作品とつながりがあるって言うのも読んでて面白いポイントでした。 しかし、作中主人公たちの住む町の都市開発とかの話が結構出てきて、 それがあまり話の大筋と絡んでいないように思えてちょっと残念要素。 | ||||
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最後にどんでん返し!みたいな事があるのですが・・・おっと見てはいけませんよ!順番に前から読みましょう。お楽しみは取っておかなくっちゃ。 昔、ドラえもんとのび太君が机の引き出しに入って、タイムマシンでいろんな時代に行くの、すごくわくわくして読んだ。 だから時間を超える時には、ああいう乗り物とかどこでもドアとか、何かしら道具を使って、しかも「**時代の**へ!」と座標を言わないといけない、と思っていた。刷り込みというか、私の中で出来上がっていた常識。 なのにこのお話の中では、日常の中でふっと気が付いたら3か月だけ昔に来ていました、という所から始まる。 「え?タイムマシンは?」と思わず口に出していた。 さてさて時間を超えたらどうするか。友人い恐る恐る打ち明けてみたり、未来を変えようとしたり・・・「ですよねですよね」と一緒にドキドキした。その中でトラウマを克服する人がいたり、助けているようで助けられていた人がいたり。 学校の匂い。プールの匂い。ピアノの音。美味しそうな料理。五感が刺激される。 面白かった。自分ならどうするかなと、何度も考えさせられた。 最後まで読んだらぜひ最初からもう一度。また違うお楽しみがちりばめられているので1回しか読まないのはもったいないですよ。 お勧めの本です | ||||
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上下巻通じての感想です。 再読本。 主人公の男子高校生は、突然3ヶ月前にタイムリープする。 その時思い浮かぶのは、3ヶ月後に自殺した同級生(一切関わりがなかった、単に同級生なだけの他人)が亡くなった喪失感。 『その痛みを知ってるからには、そいつ(具体的には思い出せない相手)を助けないとーー』と感じた主人公は、 SFに詳しい女子クラスメートや親友や生徒会長候補等、何人かの仲間を得て、自殺しそうな同級生(虐め被害者)を探し出して、皆で救おうとするーー。 以上、そんな作品です(^-^*)/ まず、自殺から救う奥の手=真相が『凄まじく仰天するアイデア』で、初読み時は物凄く驚いたし、大感動しました! 今回は真相だけは覚えてるから、果たして感動出きるか?という懸念がありましたが、 今作の素晴らしい所は、『タイムリープSF要素は単なる添え物』であり、 メインは『丁寧にリアルに描く自殺を救おうとする必死の過程』なので、 真相を知っていてもグイグイ引き込まれ、再び大感動しました! たまたま最近、3作品続けてタイムリープSF物を読みましたが、SF要素が魅力の大きな一端を占める2作と異なり、 SF要素は別にセールポイントでも大きな魅力でもない今作は、『苦しむあなたを助けたい』という尊い願いに満ちた『最良質な神作品』でした(*^-゜)⌒☆ そして、丁寧に登場人物やテーマを描き、現実感を鮮やかに表現する様は、さすが辻村さんだな!とレベルの違いも感じさせられました(^^) 自殺という面で言えば、 僕は『犯罪被害の後遺症から守りきれずに婚約者を自殺で亡くし、 自分も後追い自殺の果てに奇跡的に生き延び、 婚約者と同じ犯罪被害者を自殺から救ったり、僕と同じ虐め被害トラウマ者を自殺から救ったりしていた時期もあり』と、 様々深く関わってきたテーマでして、 その上で今作の『自殺から救うアイデア』は本当に素晴らしく感動的で、神懸かっていました! また今作は、『ぼくのメジャースプーン』の後日談的な要素もあり、最後で関係が明かされますが、 『ぼくのメジャースプーンと無関係でも神作品』だけど、 『ぼくのメジャースプーンとの関係を加える事で、より作品世界が深く楽しめる』という、理想的なバランスの関連作品だったという点も素晴らしく、 今作を読むなら是非、『ぼくのメジャースプーン』を先に読んで欲しいですし、 今作も誰にでもオススメしたい大感動の神作品ですO(≧∇≦)o | ||||
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好き好きがあると思いますが、辻村ワールドの好きな人にとっては、興味深く読めると思います。 私は深月ファンなので、引き込まれるように読みました。 いつもなのですが彼女の作品は、読み終えた後にすぐ読み返したくなります。 この作品も同様で、読み終えた直後に色々検証しながら再読。 この検証が、彼女の作品を読む楽しさでもあります。 | ||||
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新刊でもないので、そんなにネタバレを気にする人もいないかも知れませんが、心温まるお話でした。最初はなんだか文章やストーリーのつながりに違和感があり、なんか物語が理解しにくくて読みにくいなあと思ってましたが、2回目に読むとすべて納得です。 ちなみに、初めてKindle版の小説を購入し、スマホで読みましたが、飛行機の中など、暗い場所でも場所も取らず読めて、なんと便利な!と感動しました。紙と比べて読みにくいということはなかったです。(個人の感想です) | ||||
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確かに「ぼくのメジャースプーン」を読んでおいた方が 相当楽しめそう。 これから「名前探しの放課後」上巻を読まれる方は、 折角ですから先にメジャースプーン読んじゃってください。 小説の内容に厚みが出ます。 | ||||
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やっぱり「ぼくのメジャースプーン」を先に読んでいて、良かったです。 わたし的には、3倍楽しめました。 エピローグでどんでん返し、(多少織り込み済み) そして、もう一度エピローグを読み直して、 えーーーー! ちょっとそう言うこと!ってことになりました。 根っこから覆されました。 衝撃です。 大人になった〇〇君や〇〇さん、若かりし頃の△△さんが絡み合う、 作者の作風がとてもお気に入りです。 これから同じく作者の小説「ロードムービー」に入ります。 | ||||
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過去の辻村深月作品を読んでいない人は楽しめるのかな?と疑問ですが、既に読んでいる身としては最高でした。 SFのような、青春ラブストーリーのような、友情物語のような…色んな要素と登場人物がミックスされています。 楽しかった! | ||||
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果たして、誰が自殺したのか? これをめぐって、さまざまな人間模様が明らかになっていきます 上巻だけでは先が読めません | ||||
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誰もがかかえている人に言えない闇が、少しずつ光のもとにさらされて浄化されていき、真実へ近づいていきます 最後まで目が離せず、上下巻、ほとんど一気に読みました 面白かったです | ||||
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辻村氏の、視点の変え方は本当に神がかってると思う。 この素晴らしさが一人でも多くの人に伝わるといいなって思う。 | ||||
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