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アパルーサの決闘
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アパルーサの決闘の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.14pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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最近映画ではすっかり西部劇がみられなくなってしまいましたが、作者のParker自身が西部劇そのものがきっと大好きなんでしょうね。これはGunman’s Rhapsodyにつぐ彼の西部劇第2作なのですが、いわゆる西部劇に必要な役どころが全部そろってご登場となるのです。寡黙でストイックなヒーローと友情に厚い相棒、町をしきる悪徳牧場主、名うての敵役のガンマン、鉄火の酒場(サルーンです)の女、インディアン、忠実な馬などです。このようないわばステレオタイプのシチュエーションの中で、Parkerはボストンの私立探偵スペンサーシリーズで見事に作り上げた、スペンサーと相棒ホークの信頼と友情の世界を再現しようとしたのでしょう。ところどころにかの二人のやり取りを髣髴とさせるような箇所も見受けられます。ボストンの探偵や殺し屋はやたらと文学に造詣が深く、何気なく古典が引用されたりするところがキザながら良い味となっているわけでして、作者はそれをこの西部劇でもやってくれます。が、全体としては作者の西部劇への思い入れが強すぎてあまりボストンの探偵ものほど格好良くは仕上がっていません。ヒーローのColeがほれている酒場の女、Alieが結構浮気女でこんな手合いに手玉にとられているようではColeさん大丈夫かいってところがありますし、西部劇にしても黒澤明の用心棒や椿三十郎にしても最後に後ろ姿に思いをこめて孤影悄然とヒーローが荒野のかたなに消えていってはじめてカッコウいいとなるわけですが、実はバラしてしまうとこの物語では相棒のHitchがこの役をします。したがってどうも最後で尻切れトンボの感がいなめません。(ロングバージョンのレビューは http://shonan.qlep.com/のレジャー→エンタメでどうぞ) | ||||
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