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145gの孤独
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145gの孤独の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.57pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全23件 1~20 1/2ページ
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少しばかり伊岡ワールドらしくない内容でしたが元プロ野球選手の主人公とその相棒である春香とのやり取りがとても楽しく良い内容でした。 | ||||
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他の方のリビューにあるように粋な作品だと思います。 主人公が何事も冗談にしてしまう様も好きなのですが、その冗談がちょいウザいレベルなところが残念。ウィットに富んでるのではなく迷惑レベルな感じです。現実にこんな冗談を連発する人に会ったらキレそう(笑) | ||||
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伊岡瞬、なかなか粋な作品を書いてくれるじゃないか!元プロ野球の投手でありながら打者の顔に ボールをぶつけて相手もそして自分も野球をあきらめる倉沢。相手の選手西野はその後妹の晴香と 共に倉沢が立ち上げた何でも屋で働くことになる。その何でも屋に持ち込まれた仕事は「付添い屋」 要は、依頼人から誰かの付き添いを頼まれるというものだが、当然すべて訳ありなもの。この 作品では4編の「付添い屋」としての倉沢の活躍が描かれるが、独立した短編ではなく連作になって いる。倉沢は野球引退後虚無感に苛まされる生活を送っており、今の仕事もいつ店じまいするかと いうことばかり考えている。晴香が、彼を些か暴力的な方法で叱咤激励するが、ここら辺の人物の 描き方がいい。倉沢も孤独と虚無感に囚われながら、冗談ばかり言っている。ちょっと米国の 探偵小説を読んでいる感じで私は好きだ。この倉沢がこれらの事件を経験しながら、やがてまた 何かをなくし、そして新たに何かを見つけていく。ちょっと粋で、これからどうなるんだと思いながら 作品は終わってしまう。これは、是非次作を期待したい作品だ、私には。 | ||||
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プロ野球のスターピッチャーがデッドボールで打者を再起不能にさせてしまった。 そんな生々しい舞台設定から始まり、この先どんな展開になるのか大いに期待して 読み進めた。延々と「便利屋」のとりとめのない仕事内容の羅列と、普通の人種とは明らかに 異質な人々が登場して終了になってしまった。伊岡瞬氏のことだから必ず何かが起こるはずと 思っていたが、これではせっかくの名タイトルが泣くよ。 | ||||
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失業したプロ野球選手の悲哀を楽しく読ませて貰いました。自分の考えはプロ野球選手、特に投手は頭脳明晰 でないと務まらないと思っています。失業後もその能力が生かされて、物語は能力を良く発揮され楽しかったです。ボールの重さが145gとは知りませんでしたが、小生が楽しんでいるソフトボールのS3ゴムボールは190gです。81歳の小生は今でも190gを投げて楽しんでいます。 | ||||
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華やかなカクテルライトを浴びるプロ野球選手から、世間の裏方仕事を請け負う、日銭仕事の世界に身を置くことになった倉沢氏を軸に展開してゆく物語。素直になりたいのに、ムカつく冗談や軽口で、ケンカばかりの日々。その先に待っていたものは・・・・・ | ||||
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人称を「倉沢」と「修介」に書き分ける意図がよくわかりませんでした。途中からシックスセンス風になったり、ストーリーに無理がありすぎて、感情移入できないまま終盤に・・・。ラストは海際崖っぷちでのドタバタ劇で、主人公の無駄な皮肉にも、もううんざりという感じでした。読み放題でなければ、もっと低評価だったでしょう。 | ||||
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これはムリでした。この作家の著書はどれも読みやすく展開や構成が面白いのですが、たまにこういう駄作(個人の感想)がありますね。とにかく冒頭から主人公の会話に毎回出てくる余計な一言が不快でイラつくのですが、これが最後まで続くという苦行にさらされます。いろんな人の人生劇が盛り込まれるのですが、この好きになれない主人公目線で展開するので全然共感出来ません。最後のクライマックスも陳腐で盛り上がらない上に無理やりなハッピーエンドに総シラケ感でノックアウトされました。なんか思いつきで書いていったようなやっつけ感もあり久々に買わなきゃよかったと思った作品でした。代償や痣を書いた著者とは思えないチープな作品に感じました。 | ||||
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まだまだ全て読んでは無いが、展開が面白そうだ。読み進めれば更に先へ先へと行くだろう。 | ||||
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伊岡さんの大ファンです。この作家は人の心情を細かく描写するのがとても上手くて感情移入して読み進められます。先が知りたくてあっという間に読了しました。 4部構成になってますが後半で畳みかけるように物語が面白さを増してきて圧倒されます。 伏線を回収する楽しみもあり、ラストも爽やかでとても満足出来ました。 | ||||
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この昨家の作品は。すべて読んでいるが。この作品は、いつまで読んでも。話の中に。入れない第1章だけ読み終えて放棄。 | ||||
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起こることは誰かのせいで起きる訳じゃない 皆が他人の人生を背負おうと必死で、そこに疲れながらも人の性だなと思ってしまった 最後のページで、え?ってなった きっと全部、そういうことだったのか | ||||
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元プロ野球選手がある事故をきっかけに、絶望から再生へ足掻き、進んでいく物語。 第二の職として選んだ「便利屋」の仕事を通じて、主人公が客の抱えた心の闇を解決していく、いわば探偵の物語に近いテイストで入っていくのだが、全編通じて散りばめられた伏線を物語終盤で回収してからは、彼の心情にぐいっと踏み込んだ内容へと一変していく。 その変化が見事だし、ラストもよかった。 主人公の言動は終始、イラっとさせられたが、最後の最後で良い方へ変化すると、チャラになってしまうから不思議なものだと、つくづく感じた。 | ||||
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挫折した人間が容赦なく描かれていた。そして、そこには、容易い愛を差し伸べる女神は登場せず、ただ根気強く復活を待っていた。 | ||||
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単純に私は伊岡瞬さんのファンなのですが、これも裏切らないです。 | ||||
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男はかつてプロ野球の世界で有名な投手……だった。たった1球の紺トールミスが人生を変えた。 気がつくと、傷つけてしまった相手の妹たちと便利屋商売。 そんな、彼の元に「ただ、そばにいるだけ」とい胡散臭さの固まりの仕事がやってくる。 「付き添い屋」、サッカー観戦の子どもの付き添い、フィリピンパブのホステスの帰国前のドライブの付き添い、資料整理の老女の付き添い……どうしても胡散臭く、彼は独自に調べることにする。 連作短編集の形態をとっており、それぞれの物語は独立しているように見せかけて、実は主人公・倉沢の心をえぐる展開。個々の短編が決してハッピーエンドでないのは、倉沢のストーリーを紡ぐための仕掛けなのは分かったのですが……巧いストーリー構成だと思います。 この著者の作品をもう少し読んでみたいと思ってしまいました。 | ||||
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設定自体は面白いし、前半部分はおっ、と思わせるシーンも結構あった。 しかし後半にいくにつれもっと面白くできたんじゃないかと感じた。正直言ってどっかで見たことあるような、というかでっち上げな展開にがっかり。主人公の孤独といってもただ精神的に病んでいるようにしか思えず、物語らしい美しさが見られない。 一応最後まで読めたことと、前半は2時間ドラマのようなシリーズもの原作としては十分面白い設定ではないかと思ったので星2つにしました。 次回作に期待します。 | ||||
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最初は付き添い一件ずつが主体の短編みたいな印象で読んでましたが、途中から予期せぬ展開に一気読み。 劇的な救いは無く人生ってこんなもんだって言う現実的なラストではあったけど、でも希望の持てる終わり方でした。 罪を背負った人間がそれとどう向き合って生きていくか、ゴールのない問いかけだと思います。 登場人物達の前途が明るいものでありますように。 | ||||
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問題を抱える主人公が付き添い屋という仕事をやりながら、その裏に潜む意図に翻弄されつつ、苦心しつつ、それでも生きていくんだなーという話。 読んでいて、”うーん、、”と何度も思った作品であります。 話が性急すぎる。 登場人物のセリフや反応が寒い(ある意味でのベタ)。 表現や展開が稚拙等々・・・。 でも、なんだかんだで一冊通して一気に読み通すことはできました(通勤時間を利用してですけども)。 | ||||
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主人公倉沢の口は悪いが思慮深く真面目な性格に好感を持てた。どの依頼も最期にはあっというような結末だったが、話の展開からのその流れを推測するにはちょっと難しいと思った。特に最初の自殺未遂については、話としてはおもしろかったが真実にたどりつくための情報が少なかった気がする。 | ||||
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