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ハサミ男
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ハサミ男の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.81pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全255件 21~40 2/13ページ
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【ネタバレあり】 入院中に読みました。 物語終盤がとても楽しめました。 序盤、主人公の性別に関してのネタは嫌というほど匂わせてくるので「ここまで大っぴらになにかありそうに描写するなら、もっと驚く事が終盤起きるんだろうな?」と不安に思いながら読み進めました。 残念ながら、予想していた性別のネタは想像通りのギミックでネタ明かしされました…… が、それ以外の事件の真相にあたる部分や、クライマックスに明らかになる伏線の数々には驚ける部分も多く、大変楽しめました。 特に、真犯人の行動が実はガバガバだった事実には驚きよりも笑いの方が先に来てしまうほど。 最後の章で終わるか、手前の章で終わるかで物語のジャンルが変わるのも興味深かったです。 磯部に「話し相手がいない」という知夏(医師)のセリフで「わたし」人格がついに拳銃で自殺に成功したのかと思わせて、最終章最後の記述でなんとも言えないバッドでホラーな結末。 とても面白い作品でした。 | ||||
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ネタバレにならないように記載をしますが、先ず先入観に囚われてると確実に騙される これは言ってても問題ないと思う。あとは書かれた時代背景を考えて読んでみると面白いかもしれない作品。確かになあ そうだよなぁって犯人がわかった時は納得出来るもの。主人公はハサミ男なのですが、模倣犯が出てきて それを追いかけていくうちに接触するというところがこの小説の魅力です。本屋さんがオススメするミステリに入るだけのトリック 文章構成となっていて、長尺だが入り込める作品。 | ||||
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この物語のトリックと言われる部分はミステリをたくさん読んでる方からしたらわりとすぐに気付いてしまうように感じます。ただそれでも自分はとても楽しめました。文章に癖が無く読みやすいのとキャラクターが魅力的で、最後まで引き込まれあっという間に読んでしまいました。 | ||||
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エアーキャップで包装される前に、別でビニールの袋に入っていて、衝撃も雨からも守られるようにしっかり梱包されておりました。 ここまで丁寧にしてくださってるところは、ないので驚きました。 肝心の商品も汚れ・しわ・書き込みなどもありませんでした。 次に本を購入する時もこちらで購入させて頂こうと思いました! | ||||
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ものすごく面白かったです。結末を知った上でもう一度読みたいと思いました。 | ||||
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普段もう一度読みたくなる!と書かれていても読み返さず脳内で処理するようにしているが今回は読み返しの欲望に勝てず再読してしまった。それくらい面白かった。そして無事自分の中の疑問を解決。スッキリできました。 もうハサミ男は続けられないかもしれないな…なんて、よく言うよ。 悲劇はこれからも繰り返される。 警察の大失態である。 | ||||
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. 美少女を2人連続して殺害し、その死体の首にハサミを突き刺して遺棄したのがきっかけで、世間は「私」のことを「ハサミ男」と呼んで恐れていた。3人目の対象を目黒で選び、殺害の機会を狙っていたが、その少女がなんと「私」と全く同じ方法で殺され、しかも行きがかり上、自分がその遺体の第一発見者になるはめに。その日から「私」は模倣犯を独自に探し始める。 一方、所轄の警察署には米国仕込のプロファイリング技術を携えた警視正が派遣され、“3人を殺した”「ハサミ男」を追う徹底捜査が始まる。 ----------------- YouTubeチャンネル「ほんタメ」の「どんでんマニアが選ぶ、どんでん返しミステリ傑作3選」と題した回でMCのヨビノリたくみ氏が絶賛していた一冊がこの小説です。 出版当時(1999年)から話題になっていたことは何度か耳にしていましたが、これを機会に手にとってみることにしました。 一人称で描かれるハサミ男の視点と、三人称で描かれる警察の捜査模様が交互に展開していきます。 ハサミ男は26歳で小規模出版社のアルバイト労働者ですが、どうやら希死念慮にとりつかれた上に、「医師」の姿を幻視するという妖しい日々を送っています。 医師とハサミ男との対話は、生きることの意味を冷静なまでに見つめています。 「あのね、自殺未遂者が嫌われる理由はふたつある。ひとつは、自殺未遂によって他人を支配しようとするからだ。別れるくらいなら死んでやる、とか叫んで、カミソリで手首を切って見せるやつが典型的な例だね。【……】もうひとつの理由は、自分を特別な存在だと勘違いしているからだ。【……】苦痛と死から無事に生還した。何かがわたしに生きろと告げている。ゆえに、わたしは特別な存在なのだ、というわけだ」(62-63頁) 一方の警察は、最新のプロファイリング技術と、地元刑事たちの地道な聞き込み捜査で、犯人像に迫っていきます。その堅実な姿は、本格的な警察小説です。そういえばロバート・K. レスラーとトム シャットマンの『 FBI心理分析官 』(早川書房)が話題になったのが1994年ですから、『ハサミ男』執筆当時はこのアメリカの分析技術のことが人口に膾炙していたことでしょう。その意味では、時代の先端を捉えた同時代小説だったといえるかもしれません。 幻妖な犯人と実直な捜査陣、二つの異なるテイストが相俟って、奇妙な風雅を小説に与えています。 そしてなんといっても、評判通りの「どんでん返し」には度肝を抜かれました。そして刑事たちが居酒屋で事件の真相――といっても、それでさえ、一断面しか捉えていないのですが――を語り合う終盤場面を読みながら、どこで読者を惑わす仕掛けが施されていたのかを過去の章に遡って逐一確認する作業に私は追われました。そして 読者である自分が、作者によって見事なまでに欺かれていたことに気付かされ、作者の巧みな企みによって完膚なきまでに打ち負かされたことを思い知ります。そのことに自らの不明を恥じることよりも、この上ない心地よさを感じたのです。 唯一納得がしづらかったのは、「ハサミ男」の住まいに警察関係者でもない<彼>が訪ねていく場面です。住まいにたどり着く糸口となったのが、ネットの闇情報だと<彼>は明かします。この場面は平成15年、つまり2003年12月に設定されていて、小説が出版された1999年よりも4年先になっています。当時想定された近未来では、こうした情報がネットで容易に入手可能と想定されたのでしょうか。この点を承服できるかと言われると、さほどネットに詳しくない私は首をかしげざるをえませんでした。 とはいえ、この500頁の文庫本を大いに堪能した事実にかわりはありません。著者の早世が惜しまれます。 -------------------- ハサミ男の犠牲になった高校生の葬儀で、涙を流さない少女を刑事の村木が指して「あの子がいちばん悲しがっている」と看破する場面があります(194頁)。その少女が「両手であまりに強くハンカチを握りしめているため、少女の手の甲は真っ白に」なっていた、というのがその理由です。 この場面を読みながら、以下の書を思い出していました。 ◆芥川龍之介『 手巾(ハンケチ) 』 . | ||||
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数年前に数ページ読んで積んでいたのを今更読了。 正直言うと、数年前に「このあからさまなミスリードがオチならガッカリだな...」と思って読むのをやめてしまった結果結局それがオチだった...という感想でした。 なのでミステリものをいくつか経験済みで、更なる驚きを求めて!という方にはオススメしにくいです。(今更読む方が悪い) でも面白かった。 まず序盤から主人公のわたしを好きになれたので、何のことは無いシーンも面白く読めました。 あとがきにもありましたが、日常シーンに細かな洒落を挟んで読者を飽きさせない工夫をかなり感じましたね。 洒落の感性が合うかどうかは個人差なのであれですが自分には上手くハマりました。 「この作者の別作品を読んでみたい」と思ったのは久しぶりです。 ただやはりミスリードはわかりやすいし真犯人もすぐ読めてしまったので、その後の作品はどう進化していったのかを楽しみに読もうと思います。 | ||||
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観察眼が無く、先入観で読んでいた自分をビンタしたい | ||||
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倒叙なのかと思ったらそうではなく、頭の中の映像が最後の方でひっくり返される。混乱と混乱と混乱に声が出ないままページを繰る。こんな方法で読者をミスリードするんだと驚きがあった。でも一つひとつはよくあるとまで言わないが想像できる範囲のミスリードであるが、それらが重なると頭の中が混乱する。やられた!としか言えなかった。設定もトリックも面白い。再読すると印象が変わるんだろうなあ。 | ||||
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ネタバラシの部分で一瞬、何が起こっているのかわからなくなるくらい気持ちよくダマされました笑 | ||||
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少し以前の作品だがここ20年程で読んだ中で最高傑作と思う。自分が何処からミスリードされたか知りたくて数回読み直したが結局分からなかった。魅力的でないはずの主人公に少しづつ引き付けられ、最後には魅了される。そんな(恐ろしい)ハッピーエンドの物語です。 | ||||
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最初に出たときに話題になって、読んだもののストーリーを忘れていたので楽しめるか試すために再読しました。オチは知っていたのですがその過程を楽しむことができて満足です。昔と今で私自身の読むポイントが代わっていることを追認した。 | ||||
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叙述トリックの決定版との前評判を受けて注意深く読んだがまんまと騙された。二度読まないと消化不良だが、硬質ながらテンポ良く読ませる巧みな文章で、読み返すのが全く苦痛では無い。 | ||||
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いつも最後に裏切られお陰様でミステリーが楽しめている。今回も結末が意外過ぎてまたいいお客さんになってしまった。 自問自答の何ものかと現実世界が交互に展開してゆく。死にたいと思って死にきれない異常性が最後まで頭から離れない。爽快感はないけど予測出来ない展開はやはり面白かった。 | ||||
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自分にはあんまりはまらなかった。あんまり小説を読んだことないから良いのか悪いのかはちょっとわかんない。 | ||||
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※一部が盛大にネタバレしているので今更なのですが、その辺り一応配慮しています。 ただ、ある程度の示唆が含まれますので、気になる方は読後にご覧ください。 ////////////////////////////// いわゆるサイコパスを軸とした奇妙なミステリー。 興味のある方は試しに最初の一章をご覧ください。作者はここにとあるメッセージを仕込みました。それがわかればどういった傾向のトリックか気づけると思います。 本作の特徴はそれに気づくにせよ気づかないにせよ、違った観点で楽しめるように作られている事です。 前者であれば作者との知恵比べ、後者であればあっと驚くトリック・・・という訳です。また、先述の通り登場人物にいわゆるサイコパスがおり、そのキャラ造形は良く出来ているように思いました。 他方で気になった点として、まずページ数が多く、少し間延びしている様に映りました。尤も、構成が上手くいってない訳でなく状況や内面を丁寧に描写した結果なので、好みの問題かもですが。 またトリック自体は自身が詳しくないので深く言及できませんが、ミステリーファンが大満足とは行かないかもしれません。 これも難しくないかもという意味であり、欠陥があるという事ではありません。 総じて、ミステリーとキャラクターの2つの長所を持っていることから本作はお薦めという結論になります。どちらか一方でも気に入れば元は取れる優れた作品であると考えます。 | ||||
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全く気付きませんでした!! ハサミ男の精神異常性を文章からヒシヒシと感じ、サイコパスはこういう考え方をするのだなあ、と感じさせられました。 ずっと気になってた小説だったので読めて良かったですし、読んでよかったと思いました。 | ||||
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叙述トリックが好きなので買ってよかったです | ||||
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一番感心出来るのは読感が最後にマッチする所です。 疑問に思うのです、途中まで、、、。 この主人公に、この感覚、、、と。 読んで分かる人には分かると思う。 | ||||
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