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ストロベリーナイト
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ストロベリーナイトの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.84pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全89件 81~89 5/5ページ
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自宅に置いておきたくない本だと思いました。 読み終わって重い気持ちになる本は沢山ありますが、 内容や作者に対して嫌悪感を抱いたのは初めてです。 容姿端麗で異例の出世を果たした主人公が持つある犯罪に巻き込まれた暗い過去。この暗い過去も想像通りの犯罪で、女性だったらこういう犯罪に巻き込まれて傷を背負ってるぐらいの方が味が出るんだっていう思いが感じられてかなり白けます。 その上、殺人シーンではかなり残酷な表現で女性が惨殺されていくのに、終いには被害者の気持ちを十分に理解していたはずの主人公が殺人を犯す側にもそれなりの理由があるはずと理解を示してしまう始末。 なんだか作者の性癖を表す自慰行為的な作品のように感じてしまいました。 その他、自傷行為の内容やホームページを見ただけで個人を特定してしまう内容など、本当に取材したのかと思わざるを得ないようなもの、意味のわからない恋愛模様にも興ざめしてしまいます。 ここまで嫌な所ばかり見てしまうのは、やはり、女性が本当に惨い形で殺されていく表現があったせいだと思います。表現の自由の行使ということで、こういう表現をしたのかもしれませんが、ただのエンターテイメントのためだけに、この様なことはしないで欲しかったです。 | ||||
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確かに殺人シーンの気持ち悪さは私自身、今まで読んだ中で一番でした。 他にも残忍なシーンが登場する小説を読んだことはありますが、映画でいう「R指定」を、本にもつけたほうがいいのではと感じたのは、この本が初めてでした。 また、キャラクターにあまり魅力を感じませんでした。特に前半は、勝俣への嫌悪感満載で、読み進めるのが非常に苦痛でした。 ただ、勝俣は人間としては最低でも、刑事としては少なくとも姫川より上であることは明白(それがまた、腹立つのですが)。プロセスを飛ばして勘だけで結果に飛ぼうとする姫川には、刑事としての腕は全く感じません。単に「勘のいいお嬢さん」という程度。そのような人物がノンキャリアで警部補になっていることも、フィクションとはいえあまりにも現実離れしすぎ。 また、姫川には感情に流される部分が多すぎ。捜査をするにあたり、ある殺人事件が起こった時、あまりにも悲しみをあとに引きずり過ぎです。人間ですから感情に流される部分もあるのは当然ですが、仕事に影響を及ぼすのはプロ失格。 また、姫川班の他の刑事達も、終盤で井岡が、思いもよらず冴えた動きをしますが、それでもキャラクターとしてはあまりにおちゃらけ過ぎて好きになれず、他の刑事達のキャラクター設定も、まるで安っぽい刑事ドラマの台本のようでした。主役級の人物に魅力がないので、余計に脇を固めるキャラクターのアラも気になるのでしょうね。 キャラクター設定に星1つ、ストーリー展開に星3つ、総合で星2つといったところです。 | ||||
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冒頭よりかなりグロいシーンから入りますし、途中の殺人の工程においては目をそむけてしまいました(飛ばして読みました)。ただ、その回数事態は少ないのですが、こういった描写を初めて読んだのでつらかったです。ただ、たの部分がその調子で進むのかと思うとそうでもなく、割と軽めのタッチで書かれてるというか、なんだか昔読んだティーンズ向けの小説を思い出しました。それくらい読み安かったです。 だからというって面白かったかどうかというと別問題で、「いかにも男性が作ったヒロイン像」という部分が鼻につくというか、物語に入り込めない要因の最大の部分だと思いました。 行動、話し方、過去、すべてにおいて人工的すぎてつまらないキャラでした。 他の男性キャラもセオリー通りの配置で、その犯人までもがセオリー通りで、ここまで読みやすくする必要があるのか?と関心しました。 殺人シーンと、他のシーンに酷くギャップがありバランスが悪い小説でした。 ボリュームはあるので、時間潰しにはよかったです。 | ||||
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東京から新大阪に向かう新幹線の中で、 あいにくとお気に入りの文庫本も持ち合わせておらず、 「困ったな」と思っていたら、となりの席の人が、 「よかったら、差し上げますよ」と言って、本書を渡してくれた。 そういうシチューエーションなら、本書を読んでもいいのでは、と思います。 あなたには何も失うものはないでしょう。 「つまらんものを読まされた」と憤るかもしれませんが、 どうせ、あなたは2時間40分退屈していたはず。 本書の内容など、新大阪に降り立つ瞬間に忘れてしまえばいいのですから。 そして、降り立つ前に、博多行きの退屈顔の乗客に、 「よかったら、差し上げますよ」と渡してあげればいいのです。 | ||||
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連続猟奇殺人事件に立ち向かうは、ノンキャリアで27才にして警部補になった美貌のヒロイン玲子。冒頭ではサイコー・キラーの生い立ちが描かれる。如何にもTVドラマ向けの安っぽい設定。期待薄の出だしだが、読み進めるうちに酷さが身に染みてきた。 まず、玲子の設定に無理がある。自分ではデキル刑事だと思い込んでいるが、独白やセリフを読むと、その精神的レベルは中学生並みである。その癖、何の論理性もない飛躍した発想で貴重な発見をするのである。大人向けの警察小説を書きたいのか、少女向けの探偵マンガを描きたいのかハッキリしろ、と言いたい。話題作「西の魔女が死んだ」と対極にある作品のようだが、実は根っこは同一で、作者がメルヘン症候群に冒されているのである。どなたか(失念)が、「西の魔女」の「西」は日本人のヨーロッパ指向(憧憬)を表していると喝破されたが、本作はアメリカ指向であろう。「猟奇殺人の担当刑事=プロファイリングの得意な美人捜査官」と言う図式は嫌でもJ.フォスターを想起させる。そのJ.フォスターが映画「告発の行方」でレイプの被害者となり証言台に立った事を鑑みれば、作者の独創性はゼロである。他の刑事の野卑な言動や全編を覆うグロテスクなムード作りは、作者の幼児性の反映だろう。冒頭のサイコー・キラーの正体も、最初に名前が言及された時点で分かってしまうと言う拙劣さ。そして、結末はお決まりのパターン。作家としての矜持があるのだろうか ? 読み通すのに本当に苦労した。この程度の安易な設定・構想で小説を発表して読者の時間を潰されては堪らない、と心から思う。 | ||||
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こういうサスペンス小説が最近は受けるのでしょうか? 猟奇的にしてグロな描写、これと相反するかのような、ベタベタあるいはコテコテの昔ながらの人間関係。そして警察の嫌というほどのセクショナリズム。そういうところが私のような中間管理職のサラリーマンやヲヤジには、身につまされたり共感するかもしれません。しかし、解説者が「キャラが立っている」とか書いたところで、クセがあるというだけでそれ以上ではなく。 犯罪者心理にも共感を全く覚えず、社会の暗部をえぐってもいない。犯罪的には怖いものみたさを満たす小心でスケベな感情と、組織的には自己憐憫と自己弁護のためのガス抜きと言ってしまえば、きつ過ぎますかね。 同じ作者を続いて読む気にはなりませんが、どうなんでしょう。 | ||||
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この本の購入前にレビューを閲覧しているなら、 この本ではなく柴田よしき作の「RIKO -女神の永遠-」と「聖母(マドンナ)の深き淵」「月神の浅き夢」等を購入した方が良い。 何故なら、本作より10年程前に出版された柴田よしき作の ドラマ原作などにもなった女刑事村上緑子シリーズの内容に 「ストロベリーナイト」は酷似している。 しかし、人物描写・リアリティ・作品の深み等、 何一つとっても「柴田よしき」作品に遠く及ばないからだ。 この本を購入するなら、柴田よしきの村上緑子シリーズを購入する事を強くお勧めしたい。 この本を購入してしまった方にも口直しの意味で村上緑子シリーズの購入を勧めます。 | ||||
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タイトルに書いた通り、ベタなキャラクターとグロ描写が受けつけません。 キャラクターは、コテコテすぎて辛いです。 若き女警部補(主人公。美人。直感が鋭い。過去のとある事情により警察官になった) 主人公と仲のいい老監察医 関西弁の胡散臭い刑事(主人公にコナかけてくる) 主人公に惚れている部下 主人公と犬猿の仲のライバル警部補 ありがちすぎて、読んでて辛くなりました。 話の肝である主人公の過去の事件&主人公の能力もおもしろくないし。 (個人的にネーミングもちょっと…姫川玲子で“姫”とか…) グロ描写もえぐくて、特に女性には辛い描写が多いと思います。 書店でイチオシ、オススメと書いてあったので買ってみましたが、私には全く受けつけませんでした。 ミステリーや重厚なドラマを求める人には薦められないですが、土曜や金曜の二時間ドラマとかが好きな人は、割といけるかもしれません。 | ||||
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主人公の暗い過去、年上の男性部下との淡い恋愛、家族との関係性など盛りだくさんのエピソードを散りばめたけど、ラストまで全部拾い切れなかった感。 ネタやキャラは悪くないから構成力がUPしたら、もっと読ませる作家になるんじゃないかなぁ。 文体や台詞がTVドラマとかコミックのノリなので、活字慣れしてない人や、軽く何か読みたい人向き。 猟奇殺人シーンはかなりグロいので、怖がりの人は止めといた方が無難。 読み物に美しい文体や複雑な心理描写を求める人には物足りないかも。 | ||||
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