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(短編集)
ささらさや
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ささらさやの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.40pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全45件 41~45 3/3ページ
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事故で夫を亡くし、佐々良町に引っ越したサヤ。数々のピンチに夫の幽霊が現れてサヤを救います。これだけだと、なんだかありきたりな話ですが、とても胸が痛くなるような話になっています。サヤは、不器用だけれどもサヤとユウ坊を愛してくれる人たちに支えられながら、自分で歩いていく自信をつけます。夫の妻と子供への想いは切なすぎます。幼い子供を持つ親には、かなり共感できると思います。 | ||||
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夫が交通事故で亡くなり、赤ちゃんとともに残された主人公が生きていく話です。柳のようにしなやかで、それでいて芯のある主人公と、赤ちゃんの成長物語になっています。彼女を取り巻く、珍妙な友人たちもまた好感が持てます。パンチの聞いたエピソードがあるわけではないのですが、なんだかほのぼのとして読後感がよいです。授乳の悩みや、電車に乗る苦労など、子育て中のママなら共感が持てるのではないでしょうか。 | ||||
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あらすじを読んだだけで「ありがちな話」と思ってしまわないで下さい。確かに、ありがちなんですが、悲壮感はありません。別れの場面ではホロリとしてしまいましたが、悲しいというより、切ないのです。それでいて、とても優しくて温かい作品です。日常の謎解きを含みますが、人間の色々な側面を見せてくれ、その上で主人公のサヤが成長していく姿が目覚しいです。すべてが悪でないかわりに、すべてが善だとも言い切らない加納朋子氏の包み込むような温かさが好きです。きっと「人間ってまだまだ捨てたもんじゃないな」と思えるでしょう。 | ||||
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加納朋子作品特有の優しさにあふれる新作。夫に先立たれ、僅か3ヶ月に満たない赤ちゃんと暮らすことになったサヤ。しかしそれだけでない苦労が2人に迫る。でもそこはそれ、加納作品。決して世の中悪人ばかりじゃないんですよ。そしてそんな頼りなげなサヤを夫は放っておけない…。遠くの他人より近くの他人、そんな言葉忘れてませんでしたか? 自分の周りに優しい人を惹きつけずにはおられない、サヤはそんな人だったのです。そんなサヤの近くにあなたも行ってみたくなりますよ。 | ||||
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死者の魂が残された者へ送る小さな魔法、切なくて、それでいて温かい物語です。大切なサヤとユウ坊を残して死という運命を受け入れるしかないダンサ様、残された妻をただ見守るしかない彼の気持ちが軽快な文章の中に痛い程伝わってきます。本当の別れとユウ坊にかけた最後の魔法。彼が幾度となく繰り返す「馬鹿っサヤ」という言葉が胸にきます。加納朋子さんの作品に共通する温もりが「ささらさや」という題名と同じように優しく読み終えた後も包み込んでくれます。 | ||||
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