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オレたち花のバブル組



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【この小説が収録されている参考書籍】
オレたち花のバブル組
オレたち花のバブル組 (文春文庫)

オレたち花のバブル組の評価: 4.54/5点 レビュー 333件。 Sランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.54pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全302件 21~40 2/16ページ
No.282:
(5pt)

スイスイ読みたくなる痛快な銀行ドラマ

前作もドラマも読んで(見て)いないのですが、銀行という一見固い題材でありながら、ドラマみたいにコミカルで、それぞれのキャラも立っていてスイスイ読み進められました。(自分が経理業務についていて、事業会社の様子に多少馴染みがあるかな?)

サブストーリーとなっている、近藤さんの出向先のタミヤ電機の話も楽しめました。ここで半沢サイドの話に繋がっているとは、、という展開でした。

金融庁検査(金融庁が大赤字を出した会社を探して銀行に引当金を支払うべきか否かの検査、監査)や、「疎開」など、銀行業界の「闇」の部分やいわゆる暗黙の了解とされていることも学べました。

限りなくグレーに近い部分も、半沢の手にかかれば「何とか成功してみせる!!」という執念によって見事やり遂げるサマは、読んでいて爽快な気分になりました!悪を裁き、政治に翻弄されず、近藤という同期もちゃんと大事にする人間味のある半沢、カッコいい!!
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No.281:
(5pt)

”倍返しだ”でスカッとします

テレビドラマで大ブレークした原作本です。
テレビドラマを見なければ経済小説はおそらく手にしなかったでしょう。
本編を読んでいるとテレビドラマで出演していた役者さんの顔がすぐに思い出されます。
主人公の半沢直樹(東京本部営業第二部次長)は同じ東京中央銀行のバブル入社組の同期の近藤直弼(タミヤ電機出向経理部長)と渡真利忍(東京本部融資部調査役)の3人が絶妙なタイミングで助け合って、銀行の不正を正していく話です。
登場人物で私が一番好きなのは、お姉言葉を使うがとても頭の切れる金融庁検査局主任検査官の黒崎 駿一です。
この黒崎と半沢の言葉のバトルがとても見ものです。
なんといっても半沢直樹語録でしょう。
一番有名なのは”倍返しだ”ですが、テレビドラマほど原作は発言してなかったですね。
そして最後にドラマで有名な大和田常務の土下座シーンは、原作にはありませんでした。
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No.280:
(4pt)

現実のサラリーマン社会では、「等倍返し」でいい

あの『倍返し』の半沢が還ってきた。

 最後まで息を継がせないストーリー展開、殊に銀行の与信業務と、それに対応する企業の資金繰りスキームは、どちらかに身を置いた者でなければ、リアリティが分からないだろう(私は、後者を体験した。 本書でも重要なサブキャラクターで銀行に根深い恨みを持つ中堅企業の社長が登場するが、実際、私の経験則でも「天気のいいときに傘をさしかけるのが銀行」は、本当だった・・・)。

 最後に、主人公の同輩の小さな裏切りが本書の画竜点睛を欠くように思ったが、これは賛否両論。 まあ、結果オーライかも知れない。

以下、自分のサラリーマン体験(現在はOB)に基づく、サバイバルの私見である。

 お互い、しがないサラリーマンを長年やっていると、クライアントや同じ職場の役席から無理無体や暴言を吐かれ、頭に血が上って、殴りつけて辞めてやろうかと思うことも何度かはある筈だ(私は通算40年ほどのサラリーマン生活で3、4回ではきかないくらいあった)。
 しかし、大抵のサラリーマンは、力関係と守るもの(家族の生活)を考えて我慢してしまう。 ぶち切れて暴れた者は、たいていそこでthe end(懲戒解雇か、よくて精神科入院)となる。
 勤め人は、萎縮せず暴れずの匙加減が難しい。 半沢直樹の痛快な「倍返し」は、小説だから成り立つ。 
 現実の職場では、劣後する地位の者から上席者への反逆、殊に倍返しは殆ど不可能だ(セクハラ告発だけは別だが)。
 

しかし、万年平社員のオッサンと雖も、そうそういつも舐められてばかりはいられない。 
倍返しは非現実的でも、「等倍返し」(引き分け)や、最大「1.5倍返し」(優勢)までなら、自分の矜持・誇りを懸けて周到に準備し戦えば、勝機はある。 

ポイントは、本書の主人公・半沢のように、上司・先輩・同輩・後輩、クライアント、取引先に常に味方を養っておくことである。
それには自分に人間力(人としての魅力)があり、日頃から仲間や取引先のお世話をしていなければ、いざというとき誰も力になってはくれない。 いざ上司とコトを構えたら、たとえ上司に非があるとしても、味方になってくれる同僚は少ないと思っていたほうが無難だ。

社内・業界内の情報戦で、普段から「危ない奴」「手強い奴」と思わせておくのは、とてもよい手である。 
中間管理職としては、部員の面前でヒラ社員からやりこめられたり、監督庁に駆け込まれたり(内部告発)されたくはないからだ。
 
勿論、時には本気で首をかけてでも危ない橋を渡らなくては、手強い奴との評判は維持できない。
いざとなれば相手を道連れにしてやる本気度は必要だ。 それができなければ、小さくなって定年まで暮らすしかない。

性格が悪くて間抜け上司(つまり無能管理職)との闘いなら、パワハラを武器にしてひと暴れしてやればかなり効果がある。  偽善ポリティカルコレクトネスを、戦いの武器として逆用するのだ。

相手の周りに自分の味方(相手からすればスパイ)を普段から養成し、悪事の証拠を探り出せれば、悪くても引き分け(喧嘩両成敗)に持ち込める公算が高い。 人事部は「パワハラ」でなく「個人的な争い」で幕を引きたい。 そうすれば、会社に傷がつかないからだ。 本当は違法・不法なパワハラでも個人的な争いにしてしまうと、どうなるか? 自分の肉を切らせて、敵の骨を断つことになる。 喧嘩両成敗だと、ヒラより役席のほうが傷は圧倒的に大きい。

自分より上の職階の者を、拠点(支店)処払いにしてやれば、事実上、こちらが勝ったことになる。 
パワハラ告発者も冷や飯を食わされ管理職に出世できない(係長か課長補佐止まり)が、敵(阿呆上司)もパワハラ騒動の責任を取らされ、キャリアはそこで終わる。 どう見ても敵(上席者)のほうが傷が深い。

「等倍返し」でいい所以である。

【余談】
池井戸潤さんの小説はすべて買って読んだつもりだったが、本書を図書館で手にとってみると未読だったので、そのまま借りてきたものである。
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No.279:
(5pt)

面白い

内容が本当かどうかは別として、ありそうな人間模様や
ちょっとこれは無いんじゃないと言うところもあるが
余暇に読む本としては凄く面白い。
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No.278:
(5pt)

驕る金融庁のオネエ野郎・黒崎をよくぞ負かしてくれて心からありがとう!泣くな近藤、君も負けずに良くがんばったよ!

「基本は性善説、しかし、やられたら倍返し」の名セリフに乗せられてあれよあれよと言う間に息もつかせず一気読みさせてしまう強烈な魅力の半沢直樹シリーズの2冊目。冷静に考えるとあまりに神がかっていてうまく行き過ぎとは思いますが、でも理屈抜きで悪どい奴らがギャフンと言わされてコテンパンに成敗されるのを読むのは最高に気持ちが良くてモヤモヤした気分やストレスが思いっ切り吹っ飛んで行く爽快な心地よさなのですね。驕る金融庁のオネエ野郎・黒崎をよくぞ負かしてくれて心からありがとう!泣くな近藤、君も負けずに良くがんばったよ!
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No.277:
(5pt)

さすが、ベストセラー

テレビで気に入りましたけど面白いです。
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No.276:
(5pt)

ドラマから原作でも面白い!

ドラマを見てからの原作でしたが、とても面白かったです。
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No.275:
(5pt)

良い本

評判通りの物語でした。
ドラマを見た人も見ていない人も楽しめます。
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No.274:
(5pt)

脇役の近藤さんのストーリーも面白い

出向先の会社で扱われ方に精神的に苦しんでイエスマンだった近藤が、会社のため能動的に変わっていく。出向先を近藤が離れるときの意地悪な社長の本音が垣間見えたところは印象に残る。
そして銀行の大問題となる秘密を握った近藤に最後、悪魔の囁きが。あれは特に家庭のある人は、理想と現実の間で葛藤するかと思う。人間だもの。
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No.273:
(5pt)

面白さ抜群のエンターテイメント

テレビドラマでブレイクする前に読んだが、面白さ抜群のエンターテイメント。ドラマはほぼ着実にストーリーを追っているが、詳細、背景は小説の納得度が高い。登場人物は自分の気持ちに忠実であり、誰もに共感できる繰り返し読める小説となっている。
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No.272:
(5pt)

ドラマを想像しながら

久々に読みました。今思うと、若干ドラマと異なる部分もあり、面白かったです。
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No.271:
(5pt)

リアルなファンタジー

銀行内部のあれこれは本当にリアルで面白い。
働くすべての人々を応援する小説だと思う。
辛くなった時、苦しくなった時に読み返すと、また明日から頑張ろうと思える、人生の栄養ドリンクのような一冊。
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No.270:
(5pt)

ドラマ未見。半沢以外は誰が演じた?

最後は花の旅行の代わりに海外栄転か、と思ったがそこまで祭り上げないのだね。解説にもあったが、団塊世代の分析が筆者の背景としてあるのだろう。成り上がりだけの日本航空は破綻し、残り組が支える日本はまだ凌いでいるのが現在。団塊ジュニアが団塊世代と同じであるため次の危機が迫っているのは社会の劣化具合いからも分かる。周りを見ずに自分のことしか考えていない。一人っ子は中国の小皇帝に似るし、二世の安倍も三世のジョンウンに近いかも。
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No.269:
(5pt)

スカッとした!

ここから始まる半沢直樹シリーズ。銀行の内部も細かく表現されていてハラハラさせられる。とにかく面白い!
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No.268:
(4pt)

半沢より近藤に共感を持てました

この物語は、二つの大きな話が最後には、一つにまとまるような展開になってます。一つは、半沢が任された伊勢島ホテルの再建ともう一つは、近藤が出向したタミヤ電機の話です。伊勢島ホテルは、投資で120億もの損失を出しており銀行からさらに200億の融資を必要としてました。金融庁の黒崎もこの事実を知っており伊勢島ホテルを分類にして銀行側にその十倍くらいの金額を補填金とするよう画策します。半沢と黒崎の対決も見ものでした。最後に疎開資料を黒崎がボイラー室で見つけてダンボール箱を開けた時に、事前に半沢がすり替えていたサンタクロースやセーラー服など宴会道具が出て黒崎が唖然とする描写は、爆笑しましたww 一方、近藤の方は、タミヤ電機の帳簿にラファイエットという会社に3,000万円貸していて返してもらってない事実に気づく。ラファイエットは、大和田常務の妻の会社で大赤字の会社。東京中央銀行の大和田常務が京橋支店と結託して無理に出資させたと確証を得て、田宮社長と協力して報告書を作成するが、大和田常務が近藤の転勤等の人事取引でこの報告書を表沙汰にしないよう説得する。ここの近藤の描写がサラリーマンなら共感出来ます。家族を伴う転勤を報告書提出しないという人事取引で近藤が悔しいながらも了承する姿は、サラリーマンなら涙した人も多いのではないでしょうか。
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No.267:
(4pt)

2回目の読了

初めて読んだのは就職してまもない頃、会社の仕組みや組織のあり方などわからないことだらけだった当時。今は社会人5年目突入したこと家庭をもったことで、登場人物であるサラリーマン達の抱える個々の事情がすごく身に染みてくる。特に近藤が、、自分が近藤の立場だったらどんな決断をしてたかなとかすごく考える。半沢のようにいついかなるときでも信念をつらぬけるだろうかとか。サラリーマンとして生きていくうで彼らのような状況に自分が陥らないとも限らないし、今後の予習、予防になる本なのかもしれないなとも思った。ただ、それ以上にとにかく話のテンポがよく、とにかく夢中で詠んでた。ある程度、社会経験を重ねたほうが楽しめるかも!
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No.266:
(5pt)

近藤さんに拍手喝采。

半沢と同期だが、あまりの仕事のプレッシャーで自律神経失調症(だったっけか?)で休職し、
出世ルートから脱落した近藤さんの、見事な復活!

そこはストーリーの本筋とはちょっと外れた物語ですが、
身近に同じ症状で苦しんでいる先輩や同期がいるので、
近藤さんの苦悩がよく分かったし、
昔の自分らしさを取り戻していくシーンでは泣いてしまいました。

悪い奴をこてんぱんにしてくれる痛快さに追加して、
こんな風に人物描写でも惹きつけてくれます。

今回の最強の敵、黒崎氏は、なんとオネエ言葉でしゃべります。
でもオカマじゃないんです。
何だか読者全員に徹底的に嫌われる役だから、
という理由でそういう設定になったのかなあと違和感をずっと感じました。

その「?」を補って余りあるストーリーの面白さ、分かり易さ、ゆえに★は5です。
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No.265:
(5pt)

読んでストレス解消

銀行員の話だけど、金融に関する難しい表現はなくて
スラスラ一気に読める。

典型的な勧善懲悪タイプの小説で、
悪者をばっさりとやっつけるシーンを読めば、
気持ちがすっきりする。

サラリーマンからすれば、「あるあるこういうこと」といったシーンが多く
読んでて楽しかった。
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No.264:
(5pt)

ドラマと違った面白さあり

ドラマも面白かったが、小説も違った面白さがありました。どちらも面白く、しかも話の流れがわかっているのに楽しめるのは、偏に作者の力量によるものじゃないかと思います。1作目よりも面白かったので、いまさらながら続きも読んでみようと思います。
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No.263:
(5pt)

繰り返すスタンダード

色褪せる事無い。ドラマになろうとなるまいと、時々読み返したい作品。繰り返す時代の中で、仕事にどう向き合うか。明らかな悪役にも家族がある。自分は誰かの悪役か?それでも自分がなすべき事は何か?何の為に働くのか?自分が求めるものは何なのか。そんな気持ちになった時また読み返します。
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