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身の上話
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身の上話の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.06pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全76件 21~40 2/4ページ
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ドラマを観て、原作を探した。 読み応えのある作品で、思わず、引き込まれてしまった感じ。 (ストーリーは、他のレビューにあるので省略) ドラマでは省かれていた、登場人物の心理状況などが詳細に綴られていて。 一気に、読み通してしまった。 これだけ、読み応えがある作品なので・・。 ドラマをご覧になっていない方でも、十分、楽しめます。 これを機に、佐藤氏の作品を数点、読んでみたけれども。 やはり、これが一番、ハラハラさせられる感じだし。 物語の進行に、矛盾が見られないと想う。 読む価値は、大いにあるのでお薦めします!!。 | ||||
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綺麗な本を速やかに送っていただきました。 こちらの本屋さんは時々利用しますが、いつも 良い商品です。 | ||||
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書店で見つける事が出来なくて調べたら貴社が取り扱っていたので発注しました 期待どおりでした | ||||
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10回の放送で、毎回楽しみにしていました。8回目が終わった辺りだろうか、終わりがどうしても知りたくなり、買ってしまいました。 ドラマを反芻しながら読み進めると、ととと止まらない。止められない。このストーリー展開には、恐れ入りました。 昼休み、お風呂、睡眠時間、読める時間全て費やし、1日で完読。この本から、佐藤正午さんの書き方が確定した感じです。 | ||||
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NHKでドラマ化されていたので原作を読みたくなって購入しました。 ドラマを見ているにも関わらず(結末がわかっているのに)面白くて一気に読んでしまいました。 主人公の夫が語り手となって、妻の身の上話を披露するというのは珍しくない手法でしょうが、夫も罪を犯していたことが面白く思えました。 謎解きではありませんが、日常的なミステリーが好きな人にはお勧めです。 | ||||
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とても面白かった。 NHKでドラマ化されたし、見比べたりもできてGOOD! | ||||
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キッカケはドラマだったのですが、先が気になる展開で、購入しました。 ドラマの雰囲気が、そのままだったので、違和感なく読めました。 とにかく、タケイが、おそろし〜。 | ||||
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そうきたか…….。最後まで引っ張られ、一気に読んでしまいました。面白いです。そしてよくできた作品だとすれば思います。 | ||||
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「身の上話」といえば普通は自分の身の上である。しかるに『身の上話』と題された本作は、「私の妻の郷里は……」という書き出しで始まり、20章まである本書の実に17章まで、その妻の(結婚前の)身の上が延々と語られる。語り手である「私」は何者なのか。なぜこんなまだるっこしい語り方がされているのか。戸惑いを覚えつつも読者は物語の面白さに引き込まれずにはいられない。 とりわけ冒頭の宝くじのエピソードは秀逸である。ミチル(というのがその妻の名前である)は三人の同僚から宝くじの購入を依頼される。渡されたお金はそれぞれ五千円、五千円、三千円である。一枚三百円の宝くじはそれぞれ十六枚、十六枚、十枚ずつ購入し、最初の二人に二百円ずつお釣りを渡せばよい。ところがミチルは慌てて一万三千円の全資金を使って宝くじを四十三枚購入してしまう。余計に購入したその一枚が、ミチルの運命を大きく変えることになる。 物語の終盤でようやく語り手である「私」が登場し、二人のなれそめや現在の二人の状況が明かされるが、過去と現在およびミチルと「私」を結び合わせる重要人物として登場する竹井の不気味なキャラクターが光っている。ミチルの幼なじみである竹井はミチルや「私」を圧倒する存在感によって物語の主役ともいうべき位置を占めている。「殺した死体を埋める奴は馬鹿だ」という彼の持論には説得力があり、物語に奇妙なリアリティを添えている。 すばる文学賞でデビューした佐藤正午はそういった意味では純文学系の作家であるが、ミステリー系やSF系の作品も数多く書いている。最高傑作『ジャンプ』もそうであったが、基本的にミステリーの上手い作家であり、しかも単なるエンターテインメントにはないリアリティを持ったミステリーを絶妙の描写で書いてくれる。「知る人ぞ知る」作家にとどまっているのは勿体無い。 | ||||
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いまNHKで放送中のドラマの展開が気になって、つい購入してしまった。 うわぁ・・・そう来るか、的展開で読後のドラマ鑑賞がより楽しくなっています。 | ||||
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先がとても気になったのでどうしても先が知りたくなって購入しました。 この作者さんの本は初めて読みますが、文章に癖もなく読みやすくて一度に最後まで読んでしまいました。 ミステリーとまではいかないのですが、サスペンス調で先が気になります。 村上春樹さんの文体に似ているというコメントを他の作品のレビューで見たのですが、私は感じませんでした。 他に「アンダーリポート」「Y」など評判のよい作品があるようなので、そちらも読んでみようと思いました。 | ||||
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秘密というものは、いつまでも守れるものではない。 本人は、「完璧」と思うくらいに固めたつもりでもほんの少しの隙間から洩れてしまう。 それが本作を読んで一番思ったことだ。 物にもよるが、誰よりもつらいのは自分自身だ。 そして時が経てば経つほど、白状しにくくなる。 だからそれが軽いうちに告白することだ。 本作の古川ミチルも、そうしていればこんなにも苦労することはなかっただろう。 告白、相談する人間が近くにいなかったこともあるだろう。 誰にでも秘密はある。 それは仕方のないことだけど、早いうち、小さいうちに告白することだ。 そうしないと、とんでもないことになる場合もある。 | ||||
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事細かい描写に臨場感さえ感じました。 購入してとても良かったです。 | ||||
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地方の書店に勤める23歳の平凡な女性・ミチルが主人公。流されやすいというか、ぼーっとした感じのミチルが、妻帯者のセールスマンとなりゆき任せの関係をもち、これまたなりゆきでそのセールスマンを追って東京に出る。その際に買った宝くじが一等の2億円に当選していたことからさまざまな波乱に遭遇していく。 一気に読める。読み始めたらとまらず、最後まで読み通してしまった。主人公のミチルの人物造形がうまいと思う。地方在住で、特段の才能も特技もなく、別に道徳にうるさいわけでもない女性だとだいたいこんな感じではないか。そういう平凡な女性が、ちょっとの気まぐれから駆け落ちもどきのことをしてみたら、それまでの日常とはまったく違う事態に陥っていく。ひょっとしたら自分にも、ちょっとした歯車のズレからそういう人生が待っているかもしれない、という奇妙な気分にさせる小説である。 本書の著者紹介にわざわざ「神経が隅々にまで行き渡る文章」で書かれているとあるが、たしかに文章はうまい。美文というわけではないが非常にこなれた文章だから、文章にひっかかることなく、すなおに作品世界に没入できる。最近の小説としては、改行や会話文が比較的少なく、文章が詰まっている印象を与えるページが多いのだが、読みにくいと感じることはまったくなかった。 出てくる登場人物は、少々精神的に病んでいるのかなと思われる二人を除いて、みな良くも悪くも平凡。平均かそれ以下の倫理観の持ち主。それだからか、全体的な読後感は、かわいた、乾燥した感じをもたらす。 病んでいそうな二人が突拍子もない行動をとるから、物語は動く。ほかのいくつかのレビューが触れているように、そこに不自然さを感じなくもない。だが、作者の文章の力なのか、私の場合は、不自然さよりも、普通だと思っていたけど実は歪んだ性格の持ち主だったという恐怖をうまく描き出していると感じだ。 人生を不確実さ、不安定さを描いた佳作だと思う。 | ||||
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ミチルという地方都市に住む書店員の身の上話を将来ミチルと結婚することになる男の「私」 が語るというスタイルの作品です。 久太郎という彼氏がいながら取引先の妻子持ちの豊増と不倫、故郷を離れて東京に出るところ までは恋愛小説かな?と思いながら読んでると予想外の展開が待ってる。職場の人間に頼まれ た宝くじを余計に一枚買ったことが災いの始まりとなり1等2億円の当選金が災いを引き寄せ ミチルの身に不幸をもたらす。大金で人生を狂わせる女の話かと思いきや、サスペンスになり 途中からとにかく予想を裏切りとんでもない方向に行く物語です。 | ||||
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普段私たちは知らず知らず枠に嵌って生きている。そうした方が居心地が良いから。 でも、ちょっとした事でその枠から外れて生きていくと世界は全く違ったものに見えてくる。 何が現実で真実なのか? 型に嵌って生きていくと、そんなことも考えなくなって一生を終えてしまうのかもしれないけれど、 何だか世界が狭いような気がする。 この本の主人公のように、考え無しに行動したことで、その「型」からどんどん外れていってしまう。 だけれど、それが不幸せなんだろうか? 井の中の蛙のように生きていくことが幸せといえるんだろうか? そんなことを考えさせてくれる小説だと思います。何も自分が殺人まで犯さなくっても、小説の中で疑似体験できるんだから、そこをうまく利用すれば、自分の世界を見る目を変えることができる。 まぁ、自分も「柳に風」みたいなところがあって、はたから見れば「あぶなっかしい」ところがあるんだな、と思ったわけですけれど。 | ||||
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普段私たちは知らず知らず枠に嵌って生きている。そうした方が居心地が良いから。 でも、ちょっとした事でその枠から外れて生きていくと世界は全く違ったものに見えてくる。 何が現実で真実なのか? 型に嵌って生きていくと、そんなことも考えなくなって一生を終えてしまうのかもしれないけれど、 何だか世界が狭いような気がする。 この本の主人公のように、考え無しに行動したことで、その「型」からどんどん外れていってしまう。 だけれど、それが不幸せなんだろうか? 井の中の蛙のように生きていくことが幸せといえるんだろうか? そんなことを考えさせてくれる小説だと思います。何も自分が殺人まで犯さなくっても、小説の中で疑似体験できるんだから、そこをうまく利用すれば、自分の世界を見る目を変えることができる。 まぁ、自分も「柳に風」みたいなところがあって、はたから見れば「あぶなっかしい」ところがあるんだな、と思ったわけですけれど。 | ||||
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私たちは何気なく地味に暮らしているようで、これだけの危険をはらんだ日常のど真ん中にいるのですよ、という警告もありの、今、読むのに大変面白い小説である。文体がまた手練手管に満ちていて、読み手が軽く翻弄されていく快感も得がたい | ||||
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私たちは何気なく地味に暮らしているようで、これだけの危険をはらんだ日常のど真ん中にいるのですよ、という警告もありの、今、読むのに大変面白い小説である。文体がまた手練手管に満ちていて、読み手が軽く翻弄されていく快感も得がたい | ||||
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思いつきのような失踪、宝くじ、そして..... ありえないよねこんな話、と思いながらもぐいぐい読まされてしまいました。 最後はちょっと拍子抜けな感じもしましたが、 おもしろいことは、まちがいなしです! | ||||
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