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(短編集)
平台がおまちかね
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平台がおまちかねの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.74pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全7件 1~7 1/1ページ
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出版社の営業を主人公とした作品で、仕事を通じておこる事件を解決してゆきます。本屋には、本があってあたりまえだと思っていましたが、そこにいたる、出版社や書店での仕事が書かれていてよかったです。短編で五作収録されているのですが、短編作の-ときめきポップスター-では著者の成風堂シリーズの登場人物が間接的に描かれていておっと、思ってしまいました。面白かったです。 | ||||
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明林書房の営業マン井辻は、自社の本の、ある1冊だけがやけに売れている 書店に気がついた。ベストセラーでもない本がなぜこの店でこれだけ売れるのか? 不思議に思い訪ねてみたが、店主に冷たくあしらわれた。「悪いが、帰って くれないか。」こう言う店主に言葉もない井辻。いったいなぜ?そこには秘められた 物語があった・・・。表題作を含む5編を収録。 「成風堂」シリーズは書店員の女性が主人公だが、この作品は出版社の営業マンが 主人公だ。書店や本にまつわるミステリーを描いているのは同じだが、見る視点が 変わり、趣の違う作品に仕上がっている。ミステリー的な面白さだけではなく、 書店や店員さんたちの日頃の様子、個人書店が抱える問題、出版社の営業社員の 苦労など、普段知ることのできないことがたくさん描かれていて、とても興味深く 読んだ。登場人物も、そして作者も、本当に本が好きなのだと思う。個人書店は 今とても厳しい状況に置かれている。だが個人書店には、大型書店にはない雰囲気が ある。その店のこだわりで並べた本たちを見るだけでも楽しい。がんばれ!個人書店! この作品を読んでいると、本屋さんに行きたくなった。本を好きな人にはたまらない 作品だと思う。そうそう、微妙に「成風堂」とリンクしているところがありました〜(*^o^*) | ||||
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明林書房の営業マン井辻は、自社の本の、ある1冊だけがやけに売れている 書店に気がついた。ベストセラーでもない本がなぜこの店でこれだけ売れるのか? 不思議に思い訪ねてみたが、店主に冷たくあしらわれた。「悪いが、帰って くれないか。」こう言う店主に言葉もない井辻。いったいなぜ?そこには秘められた 物語があった・・・。表題作を含む5編を収録。 「成風堂」シリーズは書店員の女性が主人公だが、この作品は出版社の営業マンが 主人公だ。書店や本にまつわるミステリーを描いているのは同じだが、見る視点が 変わり、趣の違う作品に仕上がっている。ミステリー的な面白さだけではなく、 書店や店員さんたちの日頃の様子、個人書店が抱える問題、出版社の営業社員の 苦労など、普段知ることのできないことがたくさん描かれていて、とても興味深く 読んだ。登場人物も、そして作者も、本当に本が好きなのだと思う。個人書店は 今とても厳しい状況に置かれている。だが個人書店には、大型書店にはない雰囲気が ある。その店のこだわりで並べた本たちを見るだけでも楽しい。がんばれ!個人書店! この作品を読んでいると、本屋さんに行きたくなった。本を好きな人にはたまらない 作品だと思う。そうそう、微妙に「成風堂」とリンクしているところがありました〜(*^o^*) | ||||
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今度は、出版社の新人営業マン、井辻君が主人公。 やはり、本に関するミステリー仕立てで、大崎さんのこだわりが嬉しい。 書店を回る日々のなかで、井辻君が出会うちいさな謎が五編。 ちょっと理が勝ちすぎている感じの話もあったけれど、 私たちがよく知っていて、読んだ人も多いはずの本が実名で たくさん出てくるのも楽しい。 各出版社の営業マンたちのキャラクターもとりどりで、井辻君が彼らに助けられたり ハッパをかけられたりのやりとりも軽妙だ。 「平台がおまちかね」に出てくる二冊は実在しないようで、それだけに興味がそそられる。 「絵本の神さま」に描かれた書店の内情と、看板にまつわる人の思いには 心打たれた。 読みながら反省もしきり。 本は本屋さんで買いたいとは思うのだが、ついつい便利さにかまけて ネット書店で購入してしまう私。 井辻君の趣味が、不思議なのだ。今作品では物語にうまくはまっていないけれど、 今後、きっちり絡んでくるのかもしれない。 (柴田よしきさんの『やってられない月曜日』などは、主人公の趣味がばっちり ストーリーに入りこんでいて、すんなり理解できたけど。) そして、成風堂シリーズのあの人が、ちらっと登場していて、 この先、もしかして……と期待しています。 | ||||
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今度は、出版社の新人営業マン、井辻君が主人公。 やはり、本に関するミステリー仕立てで、大崎さんのこだわりが嬉しい。 書店を回る日々のなかで、井辻君が出会うちいさな謎が五編。 ちょっと理が勝ちすぎている感じの話もあったけれど、 私たちがよく知っていて、読んだ人も多いはずの本が実名で たくさん出てくるのも楽しい。 各出版社の営業マンたちのキャラクターもとりどりで、井辻君が彼らに助けられたり ハッパをかけられたりのやりとりも軽妙だ。 「平台がおまちかね」に出てくる二冊は実在しないようで、それだけに興味がそそられる。 「絵本の神さま」に描かれた書店の内情と、看板にまつわる人の思いには 心打たれた。 読みながら反省もしきり。 本は本屋さんで買いたいとは思うのだが、ついつい便利さにかまけて ネット書店で購入してしまう私。 井辻君の趣味が、不思議なのだ。今作品では物語にうまくはまっていないけれど、 今後、きっちり絡んでくるのかもしれない。 (柴田よしきさんの『やってられない月曜日』などは、主人公の趣味がばっちり ストーリーに入りこんでいて、すんなり理解できたけど。) そして、成風堂シリーズのあの人が、ちらっと登場していて、 この先、もしかして……と期待しています。 | ||||
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書店を舞台に出版社の営業新人が奮闘する5作品とも、 主人公井辻くんが本にまつわる謎を解いていくので全部面白くはない。 ミステリーにしなくていいものまで、ハートフルミステリーみたいな構成になっているので興ざめするが、2作品だけ非常に良かった。 「贈呈式で会いましょう」新人賞受賞パーティでの作家たちの悲喜こもごもは、大崎さんが作家になることから感じた作品への想いを感じる。 「絵本の神さま」ファンのいた絵本屋が店をたたむが、その店を畳むきっかけが胸を打つ。 | ||||
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書店を舞台に出版社の営業新人が奮闘する5作品とも、 主人公井辻くんが本にまつわる謎を解いていくので全部面白くはない。 ミステリーにしなくていいものまで、ハートフルミステリーみたいな構成になっているので興ざめするが、2作品だけ非常に良かった。 「贈呈式で会いましょう」新人賞受賞パーティでの作家たちの悲喜こもごもは、大崎さんが作家になることから感じた作品への想いを感じる。 「絵本の神さま」ファンのいた絵本屋が店をたたむが、その店を畳むきっかけが胸を打つ。 | ||||
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