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蚊トンボ 白鬚の冒険
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蚊トンボ 白鬚の冒険の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.47pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全17件 1~17 1/1ページ
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1巻のレビューで書きたいことは書き尽くしたのですが、 もし2巻を読まないでいる方がいたら、 そんなもったいないことはありません。 それにしても著者はなぜこんなに裏社会をリアルに描けるんでしょう。 ま、みんなそれなりにダンディだしフィクションだからこそかしら。 | ||||
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一挙に読み終えてしまいました。 無骨で一本気な主人公の少年と茶目っ気のある蚊トンボの名バディぶりが見事です。 2人のコミカルで危なっかしくハラハラさせられます。 いつか2人には垣根を超えた友情が芽生え。。 愛と友情とハードボイルドな2人の冒険の物語、皆んなにぜひ読んで欲しい作品です。 作者さんは既にお亡くなりになってらっしゃるんですね。 この作品をきっかけに他の作品も読んでみます。 白髭橋を通るたびこの作品を思い出します。 ちょっとウルウルしてしまいます。 素敵な作品に出会えて作者様に感謝致します^_^ | ||||
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一挙に読み終えてしまいました。 無骨で一本気な主人公の少年と茶目っ気のある蚊トンボの名バディぶりが見事です。 2人のコミカルで危なっかしくハラハラさせられます。 いつか2人には垣根を超えた友情が芽生え。。 愛と友情とハードボイルドな2人の冒険の物語、皆んなにぜひ読んで欲しい作品です。 作者さんは既にお亡くなりになってらっしゃるんですね。 この作品をきっかけに他の作品も読んでみます。 白髭橋を通るたびこの作品を思い出します。 ちょっとウルウルしてしまいます。 素敵な作品に出会えて作者様に感謝致します^_^ | ||||
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たった3日間の物語なのに、それを要約することは、恐らく不可能だ。だから、<冒険>というしかないし、ラストで<蚊トンボ白髭>も言うように、それに<恋>を付け足すことくらいしかできない。<蚊トンボ白髭>について説明するだけでひどく手間がかかる。結局、このことを知っているのは、倉沢達夫切りしかいないままだった。 主要人物である八木沼真紀も、瀬川恭三も、黒木/八重樫も誰もシラヒゲの存在は知らぬままだったのだ。だって、そんなこと説明することができる?ある設定を前提にした物語という点ではSFだけど、ちょっと違うものなあ。だから、とりあえず、これはアニメの設定くらいの感じで読んでみた。何ならゲームでもいいかも知んない。原作は少年マンガでもいいくらい。20歳の配管工である主人公・達夫とともに、とんでもない事態に巻き込まれる超刺激的なアニメーションだと思えばスッキリする。もちろん、ジュブナイルというわけではない。アダルトな苦みと儚さがほとばしってとどまることがない。 達夫は、かつて陸上選手として栄光を手にしかけたが、難病によって選手生命を絶たれる(この設定が物語の随所で特別な効果を発揮する)。真紀も、瀬川も、黒木/八重樫もそれぞれが過去に引きずられている。しかし、四者四様に健気?に生きている。少なくとも、見た目には目の前の現実から逃げてはいない(<濁ってなくてダークな>眼ともいうらしい)。むしろ、<無思慮、無分別、無鉄砲、無節操、無原則>に生き生きと生きている。これらは、現代には喪われた<希少価値>のようだ。 設定だけでなく、巻末の[参考資料]を一瞥するだけでも、作者としては、かなり思い切った<冒険>を試みた一編かもしれない。しかし登場する彼らは、いずれも藤原伊織作品ではお馴染みの、どんな事態にあっても諧謔とユーモアを忘れない連中だ。この造型に助けられて、どんな荒唐無稽な物語も一気に読んでしまえるのだろう。しかし、今回の“邯鄲(かんたん)の夢”はカンタンじゃない。いや、むしろ痛烈にキョーレツだ。人間の一生は短いと言うが、もっと短い生命をもつ者の方が圧倒的に多い。まさに、シラヒゲの寿命は3日間しかもたない。それでも、彼(性別不明)は達夫の<冒険>の最高の伴走者となってくれた。そのことに思いを馳せると、天空の月を仰がざるを得ないし、その青白い光につつまれることに特別な思いが走る。 | ||||
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何度読見返してもドキドキする。 | ||||
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全てにおいて藤原伊織の作品はハズレ無し。 とにかく皆さんに読んでほしい | ||||
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読み出してすぐに、岩明均氏の「寄生獣」のミギーを思い出しました。 基礎は全く一緒ですね。蚊トンボが主人公の頭の中に住み着き、主人公は 特殊な能力を得ます。そして奇妙な事件に遭遇し、蚊トンボと一緒にその 問題に立ち向かっていく、という話です。 所詮SFなのでリアリティを求めてはいけないのでしょうが、主人公が若干20歳 でヤクザ相手に立ち回ったり(ヤクザ物小説を好む人向け?)、初対面の28歳の 女性に言い寄られたり(ハードボイルド小説を好む人向け?)、と著者の無理やりな サービス精神を感じつつ読みました。 じゃ、なぜ星4つなのよ?といわれると、儚い寿命で主人公に手を貸してきた 蚊トンボが消え行く場面が泣けました。全然そこを盛り上げよう、泣かせようと 著者はしていないのですが、自分はどうも、、、こういうのに弱くって。。。 色々と無理がある展開がありますが、ま、そこはSFだと思って、楽しんで読める 人ならば、それなりに楽しめる一冊だと思います。 | ||||
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読み出してすぐに、岩明均氏の「寄生獣」のミギーを思い出しました。 基礎は全く一緒ですね。蚊トンボが主人公の頭の中に住み着き、主人公は 特殊な能力を得ます。そして奇妙な事件に遭遇し、蚊トンボと一緒にその 問題に立ち向かっていく、という話です。 所詮SFなのでリアリティを求めてはいけないのでしょうが、主人公が若干20歳 でヤクザ相手に立ち回ったり(ヤクザ物小説を好む人向け?)、初対面の28歳の 女性に言い寄られたり(ハードボイルド小説を好む人向け?)、と著者の無理やりな サービス精神を感じつつ読みました。 じゃ、なぜ星4つなのよ?といわれると、儚い寿命で主人公に手を貸してきた 蚊トンボが消え行く場面が泣けました。全然そこを盛り上げよう、泣かせようと 著者はしていないのですが、自分はどうも、、、こういうのに弱くって。。。 色々と無理がある展開がありますが、ま、そこはSFだと思って、楽しんで読める 人ならば、それなりに楽しめる一冊だと思います。 | ||||
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「テロリストのパラソル」を読んで以来、大好きな作家の藤原伊織さんの作品でしたが、人間の頭の中に蚊トンボが住み着くという内容があまり興味をそそられず、ずっと読まずにいました。しかし、今年の5月に藤原さんが亡くなられすべての作品を読もうと決め、いざ読んでみると主人公と蚊トンボ白髭のコンビがとても痛快で、うらやましくなるくらいの関係でした。読み終わった後「もっと続きが読みたい」、「このコンビの活躍をもっとみたい」とつよく思いました。他の方のレビューは厳しいけど藤原作品の中で自分としては1、2位の作品です。 | ||||
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酷評の方が多いのは、今までの藤原伊織さんの作品とは一味違うからでしょうか。 正直言葉で評論するのは苦手なので、個人的には「とりあえず読んでみて」としかいえないけれど、最近読んだ本の中でこれほど読み終わった後に声を出して「面白かったよ!!」(勿論独り言)と叫び、この世界から抜けなくてはならないことに心底ガッカリした本はありません。 難しい設定なんてこれ以上いらなかったと思います。ただ純粋に、数日間の間に起こったちょっと不思議な他人の話を楽しんでほしい作品です。 村上春樹さんが好きな人にはこのラストの爽快感は堪らない衝撃だと思われます。 | ||||
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他のレビューでもいわれている通り、主人公達夫が黒木にここまで義理立てする必要もない。カイバラとの決着をつける必要もないし、真紀とは事実恋愛していたのか、と首を捻る部分もある。しかし何故そうしたのか、は説明できると思う。達夫は走ることを奪われて以来、真っ当に生きるしかやることがなかったのだ。真っ当に生きるために不条理に見えるコースを走り出し、ひとたび走り出してしまえば止まることが出来なかった。白鬚の助けを得ても、達夫の行動は自らを殺める為のランニングでしかない。しかし、そんなストーリーを悲嘆交えず淡々と、むしろ柔らかく描いている点が素晴らしいと思う。ただし、本筋に関係ない説明がくどすぎる点は確か。また、黒木の造詣が個人的に好感を持てなかったのも残念。達夫以外のキャラクタの背景の描き方が今ひとつといったところ。背景を殆ど持たない白鬚は、だからこそ生きている。 | ||||
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他のレビューでもいわれている通り、主人公達夫が黒木にここまで義理立てする必要もない。カイバラとの決着をつける必要もないし、真紀とは事実恋愛していたのか、と首を捻る部分もある。 しかし何故そうしたのか、は説明できると思う。達夫は走ることを奪われて以来、真っ当に生きるしかやることがなかったのだ。真っ当に生きるために不条理に見えるコースを走り出し、ひとたび走り出してしまえば止まることが出来なかった。 白鬚の助けを得ても、達夫の行動は自らを殺める為のランニングでしかない。しかし、そんなストーリーを悲嘆交えず淡々と、むしろ柔らかく描いている点が素晴らしいと思う。 ただし、本筋に関係ない説明がくどすぎる点は確か。また、黒木の造詣が個人的に好感を持てなかったのも残念。達夫以外のキャラクタの背景の描き方が今ひとつといったところ。背景を殆ど持たない白鬚は、だからこそ生きている。 | ||||
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キャラクターの設定などはやはりすごいと思う、たしかに薄さというのはあるけど、展開はかなり速いので読みやすいし、何より面白い。 | ||||
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頭の中に蚊トンボの入った主人公が巻き込まれる、恋と冒険の物語。自我に目覚めた蚊トンボと、蚊トンボの力で特殊能力が身に付いた主人公が、暴力団などとの立ち回りを演じます。基本的には「ド根性ガエル」ですが、落ち着いて冷静な記述の中で、情緒たっぷりです。しばらく、読んだ時の気分が残りました。記憶に残る1冊になりそうです。 | ||||
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頭の中に蚊トンボの入った主人公が巻き込まれる、恋と冒険の物語。 自我に目覚めた蚊トンボと、蚊トンボの力で特殊能力が身に付いた主人公が、暴力団などとの立ち回りを演じます。 基本的には「ド根性ガエル」ですが、落ち着いて冷静な記述の中で、情緒たっぷりです。 しばらく、読んだ時の気分が残りました。 記憶に残る1冊になりそうです。 | ||||
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これまでの藤原作品同様、主人公のちょっととぼけたような、それでいて自己の強い、物事の分析能力に優れたキャラクターには感情移入いてしまう。現実の世の中で起こっているであろう、マネーゲームの側面を垣間見れるストーリー性の高さ、魅力的な登場人物達・・・。ページを進む手はかなりのスピードだった。ただ、後半は主人公への復讐を暴力でのみ果たそうとするカイバラ中心で進んでいたが彼の行動の理由付けが弱いような気がした。ラストは個人的に残念。。。 | ||||
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これまでの藤原作品同様、主人公のちょっととぼけたような、それでいて自己の強い、物事の分析能力に優れたキャラクターには感情移入いてしまう。現実の世の中で起こっているであろう、マネーゲームの側面を垣間見れるストーリー性の高さ、魅力的な登場人物達・・・。ページを進む手はかなりのスピードだった。ただ、後半は主人公への復讐を暴力でのみ果たそうとするカイバラ中心で進んでいたが彼の行動の理由付けが弱いような気がした。ラストは個人的に残念。。。 | ||||
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