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ナイフが町に降ってくる
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ナイフが町に降ってくるの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.40pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全10件 1~10 1/1ページ
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西澤さんおなじみのSFミステリです。謎を感じるとそこで時間がストップさせてしまう主人公と巻き込まれたヒロイン。 主人公の目の前で人が刺されたことに謎を感じた主人公が時間を止めてしまい、巻き込まれたヒロインとともに次々に刺された人を発見していくのですが、主人公が謎解きできなければ時間牢から出られないので、二人でああでもない、こうでもない、という推理合戦を延々と続けます。結構単調で退屈だなあ、と油断していたので、最後の謎解きには不意を突かれました。そして題名の「ナイフが町に降ってくる」が念頭にあったので、それにも騙されました。 | ||||
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いろいろ突っ込みどころが多くて自分には合いませんでした。 正直時間の無駄。 | ||||
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時間が止まった状態で目の前で起こった事件の犯人を捜すというSFミステリで、 基本的に内容はゆるくギャグタッチ おそらく多くの読者が設定をあらかた読んだ時点で一つのオチを思いつくが、 この作品は良い意味でそういった予想を裏切り、読者におおっと思わせるのだが、 最終的にははやり予想どおりのベタなオチに落ち着くという蛇足感全開な作品になっている なぜあのラストを選んだのか疑問だが、まあ作者的には意外な結末だったのかもしれない それなりに読む価値はあるが、最終的にはガッカリさせられる残念な作品 | ||||
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どうも推理作家は講談社や新潮社などで発表する作品は思いっきり力入れるが、祥伝社から出す作品はテキトーなものばかりというイメージがあるが、本作も西澤氏の初の祥伝社からのリリース作品でシリーズものではない長編。 タイトルとは異なってナイフが降ってくるのではなく、主人公二人以外の時間が停止した状態での謎のナイフ突き刺し連続殺傷事件が描かれるコメディ色の強い作品。 西澤氏お得意のSF設定での本格推理だが、本作は講談社ノベルスから出した一連のSFミステリーを比べると出来はかなり落ちる。 事件の真相がコメディとは言え適当過ぎるし、途中の推理過程も今ひとつ切れがなく、無理やり感がつきまとう。 真相は判明してもインパクトが薄い。そもそもこのトリックとプロットは短編がせいぜいで、長編にするには少々薄い気がする。 西澤作品としては標準的な出来に留まってしまった。 | ||||
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おそらく本書の発想の源はひとつのことを考えていると周りが見えなくなる、という現象(?)から来ていると思いますが、それだけの思いつきでこれだけの小説を書ける著者の力量には感心します。 ただ西澤さんのほかの作品と較べると本書はご都合主義とは言いませんが、確信犯的なドタバタ展開が非常に目立ちます。また登場人物の造詣や行動もそれにあわせて少々非現実的です。もっとも著者の魅力的なキャラクター造詣は変わらないのでドタバタ展開が受け入れられれば、エンターテイメント作品としては非常に完成度は高いです。本格ミステリーとしてはどうかと思いますが・・・時間停止、という設定を生かそうとした結果でしょうか? | ||||
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表紙にすでに危険信号は現れていた。 そう、あたしは西澤作品が大好きなんだけど、反面タカチとかボアン先輩とかの、ぬるめの学生シリーズが苦手なのだ。 やはりこの作品も主人公?が女子高生。 ロジックはしっかり組み立っているのだがなんとなく、ゆるい。 女子高生だからなのか先生へのラブ心が延々書いてあったりいたずら書きをしてみたり‥ なんか緊張感が。 しかもこのユルいシーンが作品に深みを与えて‥ということも別にない。 なので、大好きな西澤作品ではあるが、がっかり評価で★3つ。 | ||||
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1998年に祥伝社ノン・ノベルとして出たものの文庫化。 いつもながらの奇想天外なミステリ。設定による縛りも良く効いていて、楽しめる一冊だった。しかし、ミステリとしてはどうしようもない。発想は確かに凄いが、その設定ゆえに犯人は最初から明らか。あとは動機への関心で読んでいったが、結末の下らないことといったらなかった。 西澤氏は傑作も多い代わりに駄作の駄目ッぷりもひどい。これは後者。 | ||||
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作者はSF的設定の中である「縛り」を設け、その縛りの中で謎を論理的に解くロジカル・ミステリの大家。今回の設定は「時間停止」。 ヒロインの女子高校生は突然、時間が停止した事に驚く。周りの人全てがある瞬間のまま止まった状態になっているのだ。原因は謎の青年、末の仕業で、彼がある謎に対する疑問を抱くと他の一人(今回はヒロイン)を除いて全ての人の動きが止まってしまうのだ。彼が今回、疑問を抱いたキッカケは、彼のすぐ傍で理解不能な状態で男がナイフに刺されるのを見た事。ヒロインと末が調べて見ると、他にも十数人の男女がナイフで刺されていることが分かる。まるで、ナイフが空から降ってきたように。この謎を解かないと「時間停止」状態から抜け出せない...。 この状態を作ることによって、作中で行動する人物を2人だけに絞った点に感心した。これまでの本格ミステリで、行動する人物が2人だけという作品があったろうか。話は2人の掛け合い漫才風に進行するのだが、解決のヒントはちゃんと晒してある。 登場人物の若さもあって、非常に読みやすくなっている。ロジカル・ミステリとしての出来も秀逸で、西澤ファンならずともお勧めの一作。 | ||||
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御存知西澤保彦のSF本格ミステリィである。 毎度毎度唸らされるのだが、一体何をどうすればこんな『変な(いい意味で)』設定を思いつくのだろう。今回の主人公は、自分が何かに対して疑問を持った瞬間、自分と周りからランダムに選ばれたひとりを残して時を止めてしまう、というものである。疑問が晴れない限り時間は止まったまま。 主人公が遭遇した事件は、町中で急に倒れた男を見た事。周りには自分以外誰もいなかった筈なのに、男の腹にはナイフが…。 主人公と巻き添えを食った女子高生は再び時を動かすために真相解明に乗り出す。 文章はいたって読みやすく、くすりと笑わされる所も多々あり、加えて本格ミステリィの部分も完璧である。やはり、SF本核ミステリィといえば、西澤保彦しかいない。 | ||||
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なんと言っても女子高生真奈のキャラが良い。語りのテンポも小気味良く、どんどん読ませてくれる「コメディ」です。推理小説として考えると、「どうして~に気付かないんだろう?」といらいらさせられますが、そのことに気付くと謎が解けて話が終わってしまうので仕方ないのかもしれません。 大まかに謎は解っても、細かい伏線にまでは気が付きませんでしたので、推理小説として読みたい人はぜひ、その辺を探して下さい。私的にはコメディとして楽しめればそれで良いと思いますが。 | ||||
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