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キョウカンカク 美しき夜に
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キョウカンカク 美しき夜にの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.50pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全20件 1~20 1/1ページ
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恋人を殺害された男子高校生と音を色として感じる共感覚の持ち主の探偵が、連続殺人鬼フレイムを追うミステリ。 被害者がいづれも焼かれている猟奇殺人で、ツンデレ+エキセントリックな美人女子探偵に純情(?)高校生のバディといった、その他の登場人物を含めあるあるキャラ設定。しばらくは期待せずに読み進めることになるだろう。真犯人も序盤で暴いてしまうし…。 途中の不可能犯罪は多少無理があり、これは残念…と思いきや、あっと驚く真相がっ!!!。これまでの退屈さを覆す破壊力だ。なるほど、タイトルに仕掛けもあるんだね。ミスリードはもう一つ力強さが欲しいものの、真犯人の動機だけで逆転ホームランである。これが究極の猟奇殺人か。 あれれ?と思いつつもデビュー作ということで、大目に見ると楽しめる。 【メフィスト賞】 | ||||
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初めて聞く言葉、フレーズ、世界観…。真実の様で、ファンタジーの様で。感性豊かでいたい!と常日頃願う私にとっては最高の著書。タイトルの本当の意味が解った時、少し震えた。 | ||||
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主人公の特殊能力で、犯人は判明しているのだが、世間的には犯行動機の説明がつかないし、物証もない……という、出だしからして「ミステリの体裁をとった超常の力での、辻褄合わせと解決の物語」。 精緻な著述や心理描写に裏付けされた、納得の謎解きが読みたい筋には、期待外れの作品とみられる恐れもあるが、『伝奇もの』として読み、『物語のあるべき解決(それは犯人が逮捕されました、を意味しない)』を楽しむ向きにはおすすめ。 変、そして、面白い。 | ||||
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今まで読んだ推理小説は、読み進めるにつれ、犯人を推理する要素がメインであったが、本作品はまた、別の角度から事件を考える作品と思う。 この作品の作者は、主人公の置かれた環境や、人間関係など、幅広く描写している。事件解決後は、読み手(私の場合)が涙腺が緩んだり、殺人事件であるのに、爽快な感じすらした。 一般的な犯人探しに、スパイスがほしい方にはおすすめの作品。 | ||||
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良かったです。 良かったです。 良かったです。 良かったです。 。 。 | ||||
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10年02月のノベルス版を改題,大幅改稿.『第43回メフィスト賞』作品の文庫化です. 目玉とされたホワイダニットの部分は,良くも悪くもメフィスト賞らしいのですが, 斜め上だったこともあり,驚きはあったものの冷静に受け止められたように感じます. ただ,そのぶっ飛んだ動機を含めて,事件自体が猟奇的で重苦しいものだったにしては, 主人公と語り部の少年との軽いノリなど,その雰囲気に少し違和感を覚えてしまうことも. また,美しい主人公が過去を抱え,謎多き男との間にも秘密があることを匂わせたり, 同じ台詞を繰り返す金髪少年など,取って付けたようなキャラクタ設定にはガッカリで, 少年の苗字と著者のそれとを似せ,読み違いをさせるやり取りは気持ちの悪さを覚えます. 事件にまつわる伏線も回収はされるものの,その撒き方には不自然さが目立っており, 間違い推理から真実を…という流れも,そのん説明が長くなる終盤はダレた感が否めず, 事件は解決しますが,背後に控える事情はすべて次以降という話運びにも不満が残ります. | ||||
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キョウカンカク=共感覚! 初めて見る聞く「単語」 10万人に一人の人間 楽しいのか苦しいのかを感じてみたい | ||||
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共感覚をテーマにしたミステリはほかにもいくつかあるが、どう考えても「超能力」として扱われるのに違和感を覚える。文字や音に色を感じるのは分かるとしても、その人物が殺意を持っているとか、人を殺したことがあるとか、そういうことまで色として「見れる」のはもはや超能力であって、そうなると本格ミステリではなくSFということになる。 この探偵はそんな能力を持っているためにすぐに犯人が分かってしまう。そこで、興味の対象は「なぜ殺したか」にならざるを得ない のだが、その動機が荒唐無稽というかあり得ないもので、リアリティも何も無い。大きな展開もなく最後はしりすぼみで終わってしまう。設定やキャラクターは面白いので残念というほかない。 | ||||
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著者の処女作にしてハウダニットの傑作 天祢涼さんのデビュー作です。 ノベルス版を数年前に書店で見かけて「本格ミステリではないだろう」と思い読み逃してしまっていました。(失敗) 文庫化とのことで購入。ノベルス版から文庫化する際にかなりの量の「全面改稿」がされているようです。 (表紙もインパクト絶大のノベルス版→可愛らしい文庫版へ変更されています) たいへん読みやすく、事件も面白く一気に読み通せます。 探偵役は「共感覚がある!」ということだけに寄りかかっているキャラではありません。 チャーミングな面がある一方で他人の痛みを理解して手を差し伸べる優しさをもちあわせていたり、 過去の悲しい出来事が彼女に影を落としていたり‥‥‥と魅力的な探偵です。 事件の核心にあたる部分では「驚愕必至」です! 正直なところ「ムチャな真相」だと思いましたが、好感のもてる丁寧に貼られた伏線が 説得力をもたせる事に成功しています。(‥‥‥とてつもなく大胆な伏線もありましたが) 早く続編を読みたいのですが2作目(闇ツキチルドレン)も全面改稿する予定とのことで手が出せません。 文庫早く出してくださーい。 | ||||
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共感覚とは音や感情が「見える」、匂いが「聞こえる」といった 特殊な知覚現象であり、現実に実在する− 死体を燃やす殺人鬼・フレイムに妹を殺された高校生の天弥山紫朗は 音が見える探偵・音宮美夜と捜査に乗り出すものの 殺害動機、犯行現場、犯人像ともに謎は深まるばかり フレイムは単なるサイコキラーなのか、、、 懸命にも、美夜は共感覚という武器を駆使し ある人物の声から犯人を特定することに成功する 第43回メフィスト賞受賞作でありノベルスで出版されていた『キョウカンカク』を 全面改稿した本書 ホワイダニット(動機のミステリ)の新たな金字塔として帯で紹介されていますが 予想外な展開もなく、予定調和に物語が進んでいくので 正直な感想としてはラノベに近くミステリーと言えるほど精緻な構成ではないと思います (訂そうの可愛らしさから思わず購入したのですが) ただ共感覚という着眼点が面白いだけに むしろ、映像化した方が楽しめる作品なのかもしれません | ||||
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メフィスト賞受賞となると自然にハードルが上がってしまいますが、宮部みゆきのクロスファイア路線の特殊な能力を持つ少女が連続殺人犯を追い詰めていくパターンの話です。連続殺人が起こっているのにどうもあまり緊迫感が感じられないし、登場人物の配置からすぐ犯人とおぼしき人は見当が付いてしまいます。犯人が使う不可能犯罪トリックが殆どトリックになっていませんが、新機軸と言えるのは犯行の動機くらいでしょうか。この動機は確かに過去のどのミステリーにもなかった唯一のもだと思います。スケールのでかい話なのに登場人物の徒歩圏内で解決しているような何か狭い世界観なのは否定しようがない。 この美少女探偵のキャラと能力がメインのライトノベルっぽさを感じてしまう。重厚な小説というより漫画の原作とかみたいな雰囲気。 デビュー作としてはまとまっている作品だと思うが、突出した要素はあまり感じられない。 メフィスト賞作品としてはちょっと期待外れですかね。 | ||||
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共感覚を持つと言われる少女、音宮美夜が警部から依頼されて、異様な連続殺人事件の探偵役をつとめるというもの。 共感覚といえば、詩人ランボーが母音をそれぞれ色にたとえた詩が引き合いに出されることが多いように、芸術家や子どもによく見られる感覚どうしの転位現象と理解していました。自分でもそれなり色聴(Dの音は青色など)はあるような気がしますし、わりあい自然なことと思っていましたので、それを使って探偵をするとはどういうことか、ひじょうに興味を持ちました。 しかしここでヒロインがもつ感覚とは、人の声に色がつくだけでなく、自殺願望とか、殺人衝動とか、声のはらむ感情まで感じ取ってしまうもの。これは一般的な共感覚の範囲を超えた設定で、一気に引き込まれました。その彼女が、「真っ赤にとがって見えて」殺人衝動をあらわす声の持ち主を、犯人と断定してしまい、その裏を取ろうとするのですが・・・ 終わりの50ページ、謎解きに入ると、それまでせっかくひっぱってきたストーリーの整合性と緊迫感が、銃が暴発するように飛散してしまいます。ここはさすがに、どうかと思いました。この犯人の設定は、それまでの世界観を攪乱し、ミステリと思ってきたものが、「ドグラマグラ」な世界に突入し・・・大風呂敷がたためず、裂けてしまった、というかなり不消化な後味でした。 近作の『空想探偵と密室メイカー』も、探偵役に異常能力を付与していますが、そちらは物語として破綻せず、うまくまとまっています。 探偵を普通の人間にせず、宇宙人だの超能力者だのにする設定は、ミステリジャンルに対してミステリ自体がツッコミをするという批評性の面白さがあるので、これからも注目していきたいと思っています。本作も中盤までは、ヒロインの存在や感覚の描きかたには、ひとつの世界観を構成するリアリティがありました。 | ||||
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最初の数ページを読み、購入しました。 内容、表紙ともに私好みでサクサク読めました。 しかし、他のレビューワーさんもおっしゃる通り、最後まで犯人が誰なのかを想像しながら読みましたが、 犯人像は少し期待から外れました。 これは犯人当て、と言うよりは、犯人の動機に重点があったのかもしれません。そこは作者のみぞ知るということで。 あと、少し個人的な意見ではありますが、「その人にしか見えない感覚を他人に共有してもらう」ことの難しさに触れていて、 少し物語が破綻してしまうのではないかと不安になった部分がありました。 やや後味が残りましたが、全体的には面白かったです。ありがとうございました。 | ||||
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女性を殺害し、死体を焼却するという猟奇的犯罪が連続して発生。 3番目の被害者の女子高生、神崎花恋と付き合っていた同級生の甘祢山紫郎は後追い自殺を考えるが、銀髪の女性、音宮美夜に引き止められる。 彼女は警察から依頼を受け、「共感覚」を使って捜査する探偵だった…。 第43回メフィスト賞を受賞し、2010年に刊行された本作品は、ミステリのとしての骨格はしっかりと保ちつつ、読者の期待を裏切らない傑作。 1.【共感覚】 「音に色を感じる」という共感覚を持つ音宮美夜。 この特殊な能力が捜査に活用される、というのは当然の展開で、ミステリ作品として求めるのは、さらに一歩進んで、その設定を活用したアイデアについて、どんな隠し球を用意しているか、ということ。 最後に明かされる意外な使われ方は高評価できます。 2.【意外な動機】 「なぜ死体を焼却するのか?」このハウ・ダニットに期待させられるのは、動機の意外性。 これについても、水準以上の出来。 内外のミステリを多く読んでいる方なら、「百番目の男」(ジャック・カーリー著)に匹敵するという意見に納得できると思います。 3.【巧妙な伏線】 1.や2.がいくら意外でも、伏線がきちんと張られていないと、ミステリとして合格点は与えられませんが、本作品はこの点もクリアしていると思います。 しかも、次のように「小説本体」以外にも、工夫が凝らされている点は高評価。 (1)題名:表向きの意味は、「共感覚」ですが、カタカナ表記となっているのは、第2、第3の意味が隠れているから。 (2)表紙:美少女系イラストですが、ここにも後半の物語展開を示唆する「伏線」がある。 (3)作品紹介文:「凶感覚」という言葉は本文に出てこないが、これは、事件の裏に、「凶々しい感覚というべきもの」が潜んでいるという暗喩。 「意外な動機」の内容を知るだけでも、読む価値はある作品だと思います。 | ||||
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おもしろそうだ。設定にそう思いました(思わず、寺沢武一先生のコブラを思い出しましたが)。 おもしろいなあ。読んでいる途中、そう思いました。 え……この最後でいいの? 読み終わって、そう思いました。 別のレビューでも書かれていますが、最後がいただけない。 メフィスト賞はおもしろい時は飛び抜けておもしろいのですが、そうでない時は何やら選考員の趣味だけに走っているような感じがあります。 この作品にきらりと光るものがあるのはわかりますが、話の締めくくりがあれではちょっと……。 この作家にはこれからを期待ですかね。 但し、選考員は別。選考員にも賞味期限はありますよ。そろそろメフィスト賞の選考員の替え時ではないですか、講談社さん。 | ||||
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まず、良い要素が一つも見つからない。文章表現も平凡、キャラクターも平凡。主人公の描写があまりにも型にはまったもので、イライラさせられるほど。キョウカンカクというワンアイデアだけでだらだらと書き進めた感じ。最後の超能力発動シーンはもはやギャグ。メフィスト賞受賞ということで手に取った作品だが、自分の中でのメフィスト賞の格付けがガクンと下がった | ||||
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音に色がついて見える共感覚。 そして共感覚を持つ探偵。 話の展開はすごく面白かったです。 どんどん話が広がっていって、犯人は誰だろう、どういう推理で犯人を追い詰めるんだろう、とわくわくしながら読みました。 最後の50ページ以外は文句なしでした。 けれど最後。 風呂敷をたたむ場面。それが駄目でした。 動機、トリック、推理、どれをとっても稚拙で単純、そして期待を下回る真実でした。 予想していた中で最悪な結末でした。 途中までが最高によかっただけにそれが残念でした。 けれど風呂敷を広げる部分まではとても面白かったので、次回に期待して星は2つにしました。 | ||||
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ていねいな文章で、楽しく読めました。 犯行の動機は、これまでのミステリにはなかったものではないでしょうか。 ところどころ、あれ、と思うところもないではありませんが、佳作。 主人公の少女時代も全部は明かされていませんし、当然パート2が出るのでしょう。 楽しみです。 | ||||
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トリックよりも、探偵と助手のやりとり、共感覚という特殊能力を軸に置いた構成などに主眼が置かれている感じがする。共感覚とは、五感のうち一つの刺激を受けることによって、他の感覚も刺激される特性のこと。この作品の探偵である音宮美夜は、音に色や形が見える共感覚の持ち主だ。 この共感覚は、作中の説明によれば十万人に一人程度で現れる特性で、別に超能力というわけではない。探偵助手役を演じる高校生天祢山紫郎が指摘しているように、音が色や形で見えるだけなので、音響解析などの存在を考慮すれば、際立って飛びぬけているという能力ではない。しかも、人とは違うものが見えるせいで、その認識に引きずられてしまう気もする。 だが考えてみると、科学捜査は誰かが異常性に気づかなければ実施されないのだから、何気なくいるだけで普通は気づかない関連性に気づいてしまえるというのは、やはり明らかに突出しているのだ。そして、もう一つの音宮美夜の特殊性により、本来の目的を達成する。 読後に何を思うかは人によってかなり異なるだろう。犯罪捜査の在り方としていかがなものかと思うかもしれないし、前半に登場するセリフが強烈な皮肉として響いてくるかもしれない。そして、この結末から共感覚を見直した場合、全てを超越する神の能力の様にも思えてきてしまうのだ。 | ||||
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「こんな探偵、ありなのかよ」 読み始めて、思わずそう呟いてしまった。音宮美夜は、音を見る探偵なのだ。 この小説のタイトルにもなっているキョウカンカクとは共感覚のことで、文字に色が見えたり、音に匂いを感じたりするという特殊な知覚現象。音宮美夜の場合は、音に対して聴覚と一緒に視覚が反応するという共感覚の持ち主なのである。音を聞くと形や色が見える。人の声を聞いて、その人の心を色彩として見ることができる。まるで超能力だが、アメリカやイギリスでは共感覚協会なるものまで創設されている現実的な存在なのだそうだ。共感覚は、十万人に一人の割合で発現するともいわれている。 その音宮美夜が挑むのが、「フレイム」と呼ばれている連続殺人犯。殺したあとで死体を焼くという最悪のサイコキラーだ。相棒は、幼馴染の少女をフレイムによって惨殺された高校生の甘祢山紫郎。その蒼い海のような声で、後追い自殺をしようとするところを美夜に見破られて、捜査に協力することになる。 音宮美夜の共感覚は、探偵としては強力な武器になる。殺人者の声も、燃えるような紅い色として知覚できるのだから。しかし、推理小説としては、探偵役があまりに超常的な力を持つという設定は難しい。犯人がすぐにバレてしまっては、興味は半減してしまう。しかし、だ。この小説は、共感覚という題材を、探偵のパーソナリティだけではなく、ストーリーの根幹に取り入れることで、その難題を悠々とクリアしてしまっている。 「こんな推理小説、ありなのかよ」 周到なドンデン返しの結末を読み終えたあとで、自問してみる。 「ありだよな」 納得している自分がいる。「キョウカンカク」は、驚・新感覚の本格推理小説なのである。 | ||||
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