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プールの底に眠る



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プールの底に眠るの評価: 3.73/5点 レビュー 11件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.73pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全4件 1~4 1/1ページ
No.4:
(3pt)

切なさは確かにあった

まー、田園都市線の青葉台が舞台なんだろうが、青葉台のアッパーミドル階級からこぼれ落ちた主人公の日常の謎&ラブストーリといったところか。そうは言ってもメフィスト賞だけあって、ちょっとブラックなところがあった。ゆやたんをものすごく上品にした感じかな。。。
プールの底に眠る (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:プールの底に眠る (講談社文庫)より
4062775026
No.3:
(3pt)

良い話にまとめてはいるものの…

『第42回メフィスト賞』受賞作.09年12月のノベルスから大幅に改稿されての文庫化になります.

七日間(と一日)を七つの章に分け,序章と終章で挟んだ全九章構成で進められていく物語は,
抽象的で意味ありげな序章から,13年前を回想する形で本編へ滑り込んでいく流れとなっており,
淡々とした少年の語り口は彼の『内面』をうまく現しており,全体的に落ち着いた印象を受けます.

また,少年と少女,二人のニックネームになぞらえ,綴られるやり取りは時に詩的でさえもあり,
この賞に多いミステリ要素はなく,少年が失った自らを取り戻す青春小説の雰囲気となっています.

ただ,13年前からさらに数年前へ,つまり回想の中での回想にはちょっと混乱することがあり,
さらには,店や持ち物の細かい部分にいちいち触れるなど,冗長さがあったのは気になるところ.
年齢の割には達観した彼らの話し方や考え方,シャレた言い回しにも既視感があるのは否めません.

また,いくつかの情報が不自然に伏せられているため,却ってそちらへの意識が向いてしまい,
その結果,それらが明らかになっても,驚きが抑えられてしまったのはもったいなさが残ります.
終章の展開も唐突な感があり,良い話にまとめてはいますが,特別に強いものが残るまではなく….
プールの底に眠る (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:プールの底に眠る (講談社文庫)より
4062775026
No.2:
(3pt)

切ない話。

主人公が話す、イルカの話が不思議な雰囲気をつくっており、どんどん物語に引き込まれてしまった。話の構成が面白く、奥行きのある立体構造のようだった。また登場人物が魅力的で、読んでいて好感が持てた。(幼馴染の由利だけはあまり好きにはなれなかったけれども)ただ、読み終わった後に、あんまり印象に残らなかった。このシーンが好き!とか、そういうのが薄かったような気がする。
プールの底に眠る (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:プールの底に眠る (講談社ノベルス)より
4061826972
No.1:
(3pt)

読みやすい

文章が平易で読みやすいです。
ただ、村上春樹の影響が強いことは否めません。
内容ですが、主人公の終盤での行動はいくら考えても理解できませんでした。
また前半の謎の理由もミステリとしては少し弱いような気がしました。
純文学として楽しむには、村上春樹の件も含めて文章、キャラに既視感があるのが残念です。
ミステリとして楽しむには少し弱い、短編にすべき内容になってしまっています。
しかし小説としての完成度は高いので今後に期待したいとは思います。
プールの底に眠る (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:プールの底に眠る (講談社ノベルス)より
4061826972

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